チョ・グハム
チョ・グハム(朝: 조구함、英: Cho Gu-Ham、 1992年7月30日 - )は、大韓民国・春川市出身の柔道家。階級は100kg級。身長175cm[1][2][3][4]。現在は水原市庁に所属[5]。
獲得メダル | ||
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大韓民国 | ||
柔道 | ||
オリンピック | ||
銀 | 2020 東京 | 100kg級 |
世界柔道選手権 | ||
金 | 2018 バクー | 100kg級 |
世界ジュニア | ||
銀 | 2011 ケープタウン | 100kg超級 |
銅 | 2010 アガディール | 100kg超級 |
人物
編集2010年の世界ジュニア100kg超級では準決勝で日本の王子谷剛志に敗れて3位だった。2011年の世界ジュニアでは決勝で再び王子谷に敗れて2位だった[2]。グランドスラム・東京では決勝でロシアのアレクサンドル・ミハイリンに敗れるが2位となった。その後も国際大会で一定の成績を残すが、この階級には国内に世界選手権3位の金成民がいたため、2012年ロンドンオリンピックには出場できなかった[2]。龍仁大学校に在学していた2013年にはユニバーシアードで優勝を飾った[4]。2014年には階級を100kg級に下げると、アジア大会で3位となった[2]。地元のグランプリ・チェジュで優勝すると、グランドスラム・東京でも優勝を飾った[2]。2015年には地元の光州で開催されたユニバーシアードで2連覇を飾った[5]。世界選手権では3回戦で日本の羽賀龍之介に技ありで敗れたが、世界団体では準優勝メンバーの一員として名を連ねることとなり[2]、グランプリ・チェジュでは2連覇を飾った[7]。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは3回戦でウクライナのアルテム・ブロシェンコに隅返で敗れた[1][3]。2017年のグランドスラム・東京では準決勝で飯田健太郎を指導2で破るなどして、2度目の優勝を飾った[3]。2018年のアジア大会では決勝で飯田と対戦すると、GS含めて10分以上の戦いの末に反則負けを喫して2位にとどまった[8]。世界選手権では決勝でジョージアのヴァルラーム・リパルテリアニと対戦して、9分近い戦いの末に技ありで破り優勝を飾った[9]。2019年の世界選手権では、準々決勝で元世界チャンピオンのウルフ・アロンを技ありで破るが、準決勝でロシアのニヤス・イリアソフに反則負けすると、3位決定戦でもオランダのミハエル・コレルに技ありで敗れて5位に終わった[10]。2021年7月に日本武道館で開催された東京オリンピックでは、準決勝で世界選手権を2連覇したポルトガルのジョルジ・フォンセカを技ありで破るも、決勝ではウルフに大内刈で敗れて銀メダルとなった[11]。2022年12月には現役引退を表明した[12]。
主な戦績
編集100kg超級での成績
- 2009年 - 韓国ジュニア国際 2位
- 2009年 - アジアジュニア 優勝
- 2010年 - 世界ジュニア 3位
- 2011年 - 韓国ジュニア国際 優勝
- 2011年 - 世界ジュニア 2位
- 2011年 - ワールドカップ・チェジュ 優勝
- 2011年 - グランドスラム・東京 2位
- 2011年 - グランプリ・青島 3位
- 2012年 - グランプリ・デュッセルドルフ 3位
- 2012年 - ワールドカップ・プラハ 3位
- 2012年 - 東アジア選手権 優勝
- 2012年 - ワールドカップ・ウランバートル 優勝
- 2012年 - グランドスラム・東京 5位
- 2012年 - ワールドカップ・チェジュ 2位
- 2013年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2013年 - ヨーロッパオープン・ブダペスト 3位
- 2013年 - アジア選手権 3位
- 2013年 - ユニバーシアード 優勝
100kg級での成績
- 2014年 - グランプリ・ウランバートル 5位
- 2014年 - アジア大会 3位
- 2014年 - グランプリ・チェジュ 優勝
- 2014年 - グランドスラム・東京 優勝
- 2015年 - グランプリ・デュッセルドルフ 5位
- 2015年 - ユニバーシアード 優勝
- 2015年 - 世界団体 2位
- 2015年 - グランプリ・チェジュ 優勝
- 2015年 - グランドスラム・東京 2位
- 2017年 - グランドスラム・東京 優勝
- 2018年 - グランドスラム・パリ 2位
- 2018年 - グランプリ・フフホト 優勝
- 2018年 - アジア大会 2位
- 2018年 - 世界選手権 優勝
- 2019年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2019年 - グランドスラム・デュッセルドルフ 2位
- 2019年 - グランプリ・フフホト 優勝
- 2019年 - グランプリ・ブダペスト 3位
- 2019年 - 世界選手権 5位
- 2019年 - グランドスラム・アブダビ 優勝
- 2021年 - グランドスラム・カザン 3位
- 2021年 - 東京オリンピック 2位
(出典[3]、JudoInside.com)
脚注
編集- ^ a b Biography and Olympic Results
- ^ a b c d e f listes des judokas
- ^ a b c d profile
- ^ a b “Info System: Athletes / CHO Guham”. 2014年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月30日閲覧。
- ^ a b 男子柔道チョ・グハムが韓国に今大会初の金
- ^ “도쿄올림픽 춘천 조구함, 한국 유도 도쿄올림픽 첫 은메달” (朝鮮語). MS투데이 (2021年7月29日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ “Jeju Grand Prix 2015”. 2015年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月30日閲覧。
- ^ 18th Asian Games 2018
- ^ World Judo Championships 2018
- ^ World Judo Championships 2019
- ^ Olympic Games Tokyo 2020
- ^ Former world champion Cho Gu-ham announces retirement
外部リンク
編集- チョ・グハム - JudoInside.com のプロフィール