ダヴィッド・ディ・ドナテッロ撮影賞
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ撮影賞(David di Donatello per il miglior autore della fotografia)はダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の部門の一つ。
1981年に撮影監督賞(David di Donatello per il miglior direttore della fotografia)として設置され、2015年に撮影賞(David di Donatello per il miglior autore della fotografia)に改称された。
2019年現在での最多受賞者は7回受賞のルカ・ビガッツィである。
受賞者と候補者一覧
編集太字が受賞者。
1980年代
編集- 1981年
- パスクァリーノ・デ・サンティス(『Tre fratelli』)
- トニーノ・デリ・コリ(『Camera d'albergo』)
- エンニオ・グアルニエーリ(『La storia vera della signora dalle camelie』)
- 1982年
- トニーノ・デリ・コリ(『町でいちばんの美女/ありきたりな狂気の物語』)
- ダニロ・デジデーリ(『Nudo di donna』)
- セルジオ・ドッフィツィ(『Il marchese del Grillo』)
- 1983年
- フランコ・ディ・ジャコモ(『サン★ロレンツォの夜』)
- アルマンド・ナンヌッツィ(『Il mondo nuovo』)
- カルロ・ディ・パルマ(『ある女の存在証明』)
- 1984年
- ジュゼッペ・ロトゥンノ(『そして舟は行く』)
- リカルド・アロノヴィチ(『ル・バル』)
- ダンテ・スピノッティ (『ハーツ・アンド・アーマー』)
- 1985年
- パスクァリーノ・デ・サンティス(『カルメン』)
- ジュゼッペ・ランチ(『カオス・シチリア物語』)
- アルフィーオ・コンティーニ(『Uno scandalo perbene』)
- 1986年
- ジュゼッペ・ランチ(『殺意の絆』)
- トニーノ・デリ・コリおよびエンニオ・グアルニエーリ(『ジンジャーとフレッド』)
- ダンテ・スピノッティ(『卍/ベルリン・アフェア』)
- 1987年
- トニーノ・デリ・コリ(『薔薇の名前』)
- リカルド・アロノヴィチ(『ラ・ファミリア』)
- フランコ・ディ・ジャコモ(『インクアイリー/審問』)
- 1988年
- ヴィットリオ・ストラーロ(『ラストエンペラー』)
- フランコ・ディ・ジャコモ(『黒い瞳』)
- トニーノ・デリ・コリ(『インテルビスタ』)
- 1989年
- ダンテ・スピノッティ(『聖なる酔っぱらいの伝説』)
- ジュゼッペ・ランチ(『フランチェスコ』)
- ルチアーノ・トヴォリ(『スプレンドール』)
1990年代
編集- 1990年
- ジュゼッペ・ロトゥンノ(『Mio caro dottor Gräsler』)
- トニーノ・ナルディ(『宣告』)
- トニーノ・デリ・コリ(『ボイス・オブ・ムーン』)
- パスクァリーノ・デ・サンティス(『パレルモ』)
- ルチアーノ・トヴォリ(『BARに灯ともる頃』)
- 1991年
- ルチアーノ・トヴォリ(『Il viaggio di Capitan Fracassa』)
- イタロ・ペトリッチョーネ(『エーゲ海の天使』)
- アレッシオ・ジェルシーニ・トッレージ(『Ultrà』)
- ジュゼッペ・ランチ(『太陽は夜も輝く』)
- ジュゼッペ・ランチ(『La condanna』)
- 1992年
- ダニロ・デジデーリ(『Maledetto il giorno che t'ho incontrato』)
- トニーノ・ナルディおよびレナート・タフリ(『小さな旅人』)
- エンニオ・グアルニエーリ(『映写技師は見ていた』)
- 1993年
- アレッシオ・ジェルシーニ・トッレージ(『La scorta』)
- ルカ・ビガッツィ(『Morte di un matematico napoletano』)
- ジュゼッペ・ランチ(『フィオリーレ/花月の伝説』)
- 1994年
- ブルーノ・カーショ(『Padre e figlio』)
- ダンテ・スピノッティ(『Il segreto del bosco vecchio』)
- ルカ・ビガッツィ(『Un'anima divisa in due』)
- ジュゼッペ・ランチ(『親愛なる日記』)
- 1995年
- 1996年
- アルフィーオ・コンティーニ(『愛のめぐりあい』)
- ダリウス・コンジ(『魅せられて』)
- ダンテ・スピノッティ(『明日を夢見て』)
- 1997年
- トニーノ・デリ・コリ(『Marianna Ucria』)
- パスクァリーノ・デ・サンティスおよびマルコ・ポンテコルヴォ(『遙かなる帰郷』)
- ブラスコ・ジュラート(『Il carniere』)
- ジュゼッペ・ランチ(『Il principe di Homburg』)
- イタロ・ペトリッチョーネ(『ニルヴァーナ』)
- 1998年
- トニーノ・デリ・コリ(『ライフ・イズ・ビューティフル』)
- ルカ・ビガッツィ(『アクロバットの女たち』)
- パスクァーレ・マーリ(『戦争のリハーサル』)
- 1999年
2000年代
編集- 2000年
- 2001年
- 2002年
- 2003年
- ダニエーレ・ナンヌッツィ(『炎の戦線 エル・アラメイン』)
- マウリツィオ・カルヴェージ(『Prendimi l'anima』)
- ジャン・フィリッポ・コルティチェッリ(『向かいの窓』)
- マルコ・オノラート(『剥製師』)
- ダンテ・スピノッティ(『ピノッキオ』)
- ファビオ・ザマリオン(『グラツィアの島』)
- 2004年
- イタロ・ペトリッチョーネ(『ぼくは怖くない』)
- ダニロ・デジデーリ(『L'amore è eterno finché dura』)
- ファビオ・オルミ(『Cantando dietro i paraventi』)
- マルコ・オノラート(『Primo amore』)
- ファビオ・ザマリオン(『Che ne sarà di noi』)
- 2005年
- ルカ・ビガッツィ(『愛の果てへの旅』)
- ターニ・カネヴァーリ(『イタリア的、恋愛マニュアル』)
- アルナルド・カティナーリ(『映画のようには愛せない』)
- ダンテ・チェッキン(『トリノ、24時からの恋人たち』)
- ジャン・フィリッポ・コルティチェッリ(『聖なる心』)
- 2006年
- ルカ・ビガッツィ(『野良犬たちの掟』)
- アルナルド・カティナーリ(『夫婦の危機』)
- ファビオ・チャンケッティ(『La terra』)
- ダニロ・デジデーリ(『わが人生最良の敵』)
- マルチェッロ・モンタルシ(『Notte prima degli esami』)
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- ルカ・ビガッツィ(『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』)
- アルナルド・カティナーリ(『I demoni di San Pietroburgo』)
- マルコ・オノラート(『ゴモラ』)
- イタロ・ペトリッチョーネ(『Come Dio comanda』)
- ヴィットーリオ・ストラーロ(『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』)
2010年代
編集- 2010年
- ダニエーレ・チプリ(『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』)
- エンリコ・ルチディ(『シチリア!シチリア!』)
- ロベルト・チマッティ(『やがて来たる者へ』)
- ニコラ・ペコリーニ(『はじめての大切なもの』)
- マウリツィオ・カルヴェージ(『あしたのパスタはアルデンテ』)
- 2011年
- 2012年
- ルカ・ビガッツィ(『きっと ここが帰る場所』)
- パオロ・カルネラ(『バスターズ』)
- シモーネ・ザンパーニ(『塀の中のジュリアス・シーザー』)
- アレッサンドロ・ペッシ(『ローマ法王の休日』)
- ロベルト・フォルツァ(『フォンターナ広場 イタリアの陰謀』)
- 2013年
- マルコ・オノラート(『リアリティー』)
- ファビオ・チャンケッティ(『孤独な天使たち』)
- ゲラルド・ゴッシ(『Diaz - Don't Clean Up This Blood』)
- イタロ・ペトリッチョーネ(『ゴッド・オブ・バイオレンス シベリアの狼たち』)
- ファビオ・ザマリオン(『鑑定士と顔のない依頼人』)
- 2014年
- ルカ・ビガッツィ(『グレート・ビューティ/追憶のローマ』)
- ジェローム・アルメーラ(『人間の値打ち』)
- ダニエーレ・チプリ(『狼は暗闇の天使』)
- ジャン・フィリッポ・コルティチェッリ(『カプチーノはお熱いうちに』)
- ポハールノク・ゲルゲイ(『ミエーレ』)
- 2015年
- ヴラダン・ラドヴィッチ(『黒の魂』)
- ファビオ・チャンケッティ(『ハングリー・ハーツ』)
- レナート・ベルタ(『レオパルディ』)
- イタロ・ペトリッチョーネ(『インビジブル・スクワッド 悪の部隊と光の戦士』)
- ファビオ・オルミ(『緑はよみがえる』)
- 2016年
- ピーター・サシツキー(『五日物語 -3つの王国と3人の女-』)
- ミケーレ・ダッタナージオ(『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』)
- マウリツィオ・カルヴェージ(『Non essere cattivo』)
- パオロ・カルネラ(『暗黒街』)
- ルカ・ビガッツィ(『グランドフィナーレ』)
- 2017年
- ミケーレ・ダッタナージオ(『ゴッド・スピード・ユー!』)
- ダニエーレ・チプリ(『甘き人生』)
- フェラン・パレデス・ルビオ(『切り離せないふたり』)
- ヴラダン・ラドヴィッチ(『歓びのトスカーナ』)
- マウリツィオ・カルヴェージ(『修道士は沈黙する』)
- 2018年
- ジャン・フィリッポ・コルティチェッリ(『ナポリ、熟れた情事』)
- ティム・カーティン(『チャンブラにて』)
- ジャンニ・マンモロッティ(『Malarazza - Una storia di periferia』)
- ルカ・ビガッツィ(『シシリアン・ゴースト・ストーリー』)
- ファブリツィオ・ルッチ(『ザ・プレイス 運命の交差点』)
- 2019年
- ニコライ・ブリュエル(『ドッグマン』)
- ミケーレ・ダッタナジオ(『カプリ島のレボリューション』)
- サヨムプー・ムックディプローム(『君の名前で僕を呼んで』)
- パオロ・カルネラ(『La terra dell'abbastanza』)
- エレーヌ・ルヴァール(『幸福なラザロ』)
2020年代
編集- 2020年
- ダニエーレ・チプリ(『ザ・グレイテスト・キング』)
- ヴラダン・ラドヴィッチ(『シチリアーノ 裏切りの美学』)
- フランチェスコ・ディ・ジャコモ(『マーティン・エデン』)
- ニコライ・ブリュエル(『ほんとうのピノッキオ』)
- ダリア・ダントニオ(『憶えてる?』)
- 2021年
- マッテオ・コッコ(『私は隠れてしまいたかった』)
- パオロ・カルネラ(『悪の寓話』)
- ルアン・アメリオ・ウイカイ(『Hammamet』)
- ゲラルド・ゴッシ(『Le sorelle Macaluso』)
- クリステル・フルニエ(『ミス・マルクス』)
- ミケーレ・ダッタナジオ(『我らの父よ』)
- 2022年
- ダリア・ダントニオ(『Hand of God -神の手が触れた日-』)
- ミケーレ・ダッタナジオ(『フリークスアウト』)
- パオロ・カルネラ(『アメリカ・ラティーナ』)
- ルカ・ビガッツィ(『内なる檻』)
- レナート・ベルタ(『笑いの王』)
- 2023年
- ルーベン・インペンス(『帰れない山』)
- フランチェスコ・ディ・ジャコモ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ジャンニ・マンモロッティ(『I racconti della domenica - La storia di un uomo perbene』)
- マウリツィオ・カルヴェージ(『奇妙なこと』)
- パオロ・カルネラ(『ノスタルジア』)
- 2024年
- パオロ・カルネラ(『僕はキャプテン』)
- ダヴィデ・レオーネ(『まだ明日がある』)
- フェラン・パレデス・ルビオ(『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』)
- エレーヌ・ルヴァール(『墓泥棒と失われた女神』)
- フランチェスコ・ディ・ジャコモ(『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』)
外部リンク
編集- 公式サイト(イタリア語)