タカネヨモギ
タカネヨモギ(高嶺蓬、 学名:Artemisia sinanensis)とはキク科ヨモギ属の多年草。日本特産の高山植物。
タカネヨモギ | |||||||||||||||||||||||||||
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大日岳(飯豊山地)、2010年8月
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Artemisia sinanensis Y.Yabe | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
タカネヨモギ(高嶺蓬) |
特徴
編集ロゼットをつける短茎と花をつける長い花茎がある。ロゼットや花茎の下部につく葉の葉柄は長さ3.5-7cm、葉身は長さ8cmになる。葉は緑色でやわらかく、3回羽状に全裂し、裂片は線形で幅1mmになり、裂片の先端は尖る。花茎は高さ20-50cmで、ほとんど枝分かれしない。花茎中部より上につく葉には葉柄が無いかあっても短柄。葉は2-3回羽状に全裂する。
花期は8月。頭花は花茎に総状または副総状花序につき、頭花の直径は約12-14mmとヨモギとしては大型で、半球形をしている。総苞片は3列で、やや同長。果実は痩果で無毛になる。
分布と生育環境
編集ギャラリー
編集関連項目
編集参考文献
編集- 林弥栄 『日本の野草』 山と渓谷社 1983年7月
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅲ合弁花類』(1981) 平凡社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-) BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)