スタンリー・ドーネン
アメリカの映画監督、振付師 (1924-2019)
スタンリー・ドーネン(Stanley Donen、1924年4月13日 - 2019年2月21日[1])は、アメリカ合衆国の映画監督、振付師[1]。アメリカ風のウィットを効かせた明朗な娯楽作品が多く、数多くのミュージカルの作品を手がけた。
スタンリー・ドーネン Stanley Donen | |||||
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生年月日 | 1924年4月13日 | ||||
没年月日 | 2019年2月21日(94歳没) | ||||
出生地 |
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死没地 |
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配偶者 |
Jeanne Coyne (1948-1949) マリオン・マーシャル (1952-1959) Adelle Beatty (1960-1971) イヴェット・ミミュー (1972-1985) Pamela Braden (1990-1994) | ||||
主な作品 | |||||
『雨に唄えば』 | |||||
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略歴
編集サウスカロライナ州[1]コロンビア出身。両親共にユダヤ系。大学中退後、ブロードウェイの舞台でコーラスを務めていたところ主演のジーン・ケリーと意気投合し、ケリーの助手として共にハリウッドへ乗り込んだ。
メトロ・ゴールドウィン・メイヤーで振付師・ダンサーとしてキャリアをスタートさせると、ケリーと共同で『踊る大紐育』『雨に唄えば』を監督し、大ヒットに導いた[1]。特に『雨に唄えば』は半世紀経った今なお色褪せない、ミュージカル映画の金字塔となっている。
ケリーから一人立ちした後も『掠奪された七人の花嫁』『くたばれ!ヤンキース』などのMGMミュージカルの快作や、『パリの恋人』『シャレード』などオードリー・ヘプバーン主演のロマンチックな作品を世に送り出した。
1998年、アカデミー名誉賞を受賞。その挨拶の壇上で歌とタップダンスを披露した。
主な監督作品
編集※:米国においてパブリックドメイン
- 踊る大紐育 On the Town (1949)※
- 恋愛準決勝戦 Royal Wedding (1951)※
- 雨に唄えば Singin' in the Rain (1952)
- 掠奪された七人の花嫁 Seven Brides for Seven Brothers (1954)
- 我が心に君深く Deep in My Heart (1954)
- パリの恋人 Funny Face (1957)
- パジャマゲーム The Pajama Game (1957)
- 無分別 Indiscreet (1958)
- くたばれ!ヤンキース Damn Yankees! (1958)
- 芝生は緑 The Grass Is Greener (1960)
- シャレード Charade (1963)※
- アラベスク Arabesque (1966)
- いつも2人で Two for the Road (1967)
- 悪いことしましョ! Bedazzled (1967)
- 星の王子さま The Little Prince (1974)
- ブルックリン物語 Movie Movie (1978)
- スペース・サタン Saturn 3 (1980)
脚注
編集- ^ a b c d e f g “「雨に唄えば」監督S・ドーネン氏死去、94歳”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2019年2月24日) 2019年2月24日閲覧。
- ^ “スタンリー・ドーネン氏死去=ミュージカル映画の巨匠”. 時事ドットコム (2019年2月24日). 2019年12月20日閲覧。