ジャパンアクションエンタープライズ
株式会社ジャパンアクションエンタープライズ(英: Japan Action Enterprise co.,ltd.)は、日本の芸能事務所。略称はJAE(ジャエ)[1]。旧社名:ジャパンアクションクラブ、略称:JAC(ジャック)。
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | JAE |
本社所在地 |
日本 〒162-0067 東京都新宿区富久町16番8号 新宿ユニオンビル102号室 北緯35度41分29.3秒 東経139度42分47.5秒 / 北緯35.691472度 東経139.713194度座標: 北緯35度41分29.3秒 東経139度42分47.5秒 / 北緯35.691472度 東経139.713194度 |
設立 | 1996年10月 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 2011101031559 |
事業内容 |
俳優のマネージメント スタントマン、アクションコーディネーター等の育成及びマネージメント 他 |
代表者 |
代表取締役社長 金田治 代表取締役副社長 西本良治郎 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 17人 |
関係する人物 | 千葉真一 |
外部リンク | https://japanactionenterprise.com/ |
千葉真一が、世界で通用するアクションスター・スタントマンを育成・輩出するために創設したジャパンアクションクラブを母体とする組織で、アクション俳優・スタントマンの育成・マネージメントのほか、映像・テレビ・演劇や各種イベントの企画・構成・演出を手がけている。
歴史
編集1970年4月、東京都中野区にジャパン・アクション・クラブ (JAC) が設立された[2]。結成式には若山富三郎が駆けつけてお祝いをしていた[3]。指導者には千葉真一自身のほか、日本体育大学のOBがアクション・スタントの為のトレーニング[4]、石橋雅史が空手道をそれぞれ教えていた[5]。1973年11月、東京都港区六本木に資本金150万円で法人化した。
初期は千葉真一主演の映画・テレビ映画に、春田純一・金田治・西本良治郎・大葉健二・山岡淳二らが数人単位で出演していた。徐々に業界で認知されていき、千葉が出演しない特撮ヒーロードラマ等への出演も増えた。大野剣友会が擬斗を担当する『仮面ライダー』や『超人バロム1』などでトランポリンやスタントなどを務めた後、1973年の『ロボット刑事』から単独で担当した[2][注釈 1]。1973年の千葉主演作『ボディガード牙』以降、東映が千葉の格闘作品を次々と製作し始めると、これら作品にJACとして参加し、格闘・スタントシーンには欠かせない存在となっていく。志穂美悦子・真田広之・大葉健二・黒崎輝・渡洋史ら千葉以外の主演俳優や、助演俳優・スタントマン・スーツアクターやアクション監督などスタッフも育ち、1980年代に入ると千葉の念願の一つであるミュージカルを発表し[6]、多角的に活動していた。
千葉真一の親友である夏八木勲や[7][8]、桜木健一[9]、萩原佐代子など[10]、所属していない俳優も出演する作品で演ずるアクションに備え、練習に通っている[7][8][9][10]。
1991年7月に千葉真一は、JACを日光江戸村(大新東グループ)へ売却した。商号を「株式会社ジャングル」に変更し、日光江戸村の芸能部門と統合したことにより、映画・テレビドラマでの仕事に加え、日光江戸村関連の仕事も行うこととなった。
1996年10月、金田治・西本良治郎が中心となり、新たに別資本で有限会社ジャパン・アクション・クラブを設立。大新東グループより独立し再スタートする。2001年5月、資本金を1,000万円に増資して株式会社ジャパンアクションエンタープライズに社名変更。2004年2月に俳優部門の強化を目的にJAEプロモーションを設立し、併せて略称もJAEへ変更した。
2001年にJAEと別法人で、JAC15期生の西田真吾が代表を務める「ジャパンアクションクラブ」が設立されている[11]。
所属タレント
編集あ
編集か
編集さ
編集た
編集な
編集は
編集ま
編集や
編集ら
編集わ
編集アクションディレクター
編集過去の所属者
編集男性
編集- 赤田昌人
- 秋本雅彦
- 明樂哲典
- 浅木信幸
- 浅利俊博(Hiro asari)
- 池田政典
- 石垣広文
- 石田武
- 伊藤教人
- 井上誠吾(誠吾大志)
- 伊原剛志(伊原剛)
- 伊原康友
- 岩田時男
- 内川仁朗
- 卯木浩二
- 遠藤誠
- 大須賀昭人
- 大滝明利
- 大葉健二(高橋健二)
- 大藤直樹
- 岡田和也
- 岡田貴善
- 岡田浩
- 岡田良治
- 沖原一生
- 押川善文
- 押見啓太
- 笠原竜司
- 片伯部浩正
- 加藤学
- 金田進一
- 北村隆幸
- 木村雅俊
- kyowhey
- 日下秀昭
- 栗原敏
- 黒崎輝(黒崎誠輝、宮沢風太郎)
- 釼持誠
- 玄也
- 高良隆志
- 古賀弘文
- 権藤俊輔
- 酒井博史
- 坂口拓
- 崎津隆介(崎津均)
- 佐藤太輔
- 真田広之
- 椎橋宏光[注釈 6]
- 塩谷庄吾(塩谷将吾)
- 宍戸大全
- 柴原孝典
- 島原英希
- 志村東吾
- 下島一成
- ショッカーO野
- 白井雅士
- 新崎健介
- 末野卓磨
- 杉口秀樹
- 鈴木信二
- 関裕志
- 関根大学(関根直秀)
- 大道寺俊典
- 高岩成二
- 高木淳也
- 高橋圭一
- 高橋利道
- 高橋玲
- 竹田道弘
- 武智健二
- 竹中寛幸
- 田中弘太郎
- 田中宏幸
- 谷口洋行
- 玉寄兼一郎
- 千田義正
- 辻井啓嗣
- 土家歩
- 堤真一[12]
- 角田明彦
- 藤榮史哉
- 豊嶋稔(豊嶋博文)
- 中川清人
- 中川素州
- 永瀬尚希
- 永地悠斗
- 中野高志
- 中村誠治郎
- 中村隆天
- 二家本辰巳
- 西田真吾(真壁真吾)
- 野口尋生
- 野崎数馬
- 野邉大地
- 橋渡竜馬
- 橋本春彦
- 八田政樹
- 花川仁教
- 春田純一(春田三三夫)
- 平山昌雄
- 福島悠介
- 福本清三
- 藤本幸太郎
- 細川洪
- 前田浩
- 益田哲夫(益田てつ)
- 松本竜一
- 的場耕二
- 水谷誠伺
- 水谷健
- 南博男
- 南誉士広
- 三村幸司
- 宮林大輔
- 村岡友憲
- 望月祐多
- 森村修一
- 森山貴文
- 安田桃太郎
- 矢吹二朗
- 矢部大
- 山岡淳二
- 山口照雄
- 山口仁
- 山口祥行
- 山下潤
- 山田アキラ
- 山田一善
- 山本亨
- 横田遼
- 吉田友紀
- 吉田瑞穂
- 若山騎一郎
- 渡辺健太
- 渡洋史(渡辺洋)
女性
編集JR-III
編集JACブラザーズ
編集主な作品
編集映画
編集- 仮面ライダー対ショッカー (1972年)
- ボディガード牙 (1973年)
- 激突! 殺人拳 (1974年)
- 直撃! 地獄拳 (1974年)
- エスパイ (1974年)
- ウルフガイ 燃えろ狼男(1975年)
- 少林寺拳法 (1975年)
- けんか空手 極真拳 (1975年)
- 子連れ殺人拳 (1976年)
- 脱走遊戯 (1976年)
- 激殺! 邪道拳 (1977年)
- 空手バカ一代 (1977年)
- ゴルゴ13 九竜の首 (1977年)
- 惑星大戦争 (1977年)
- 柳生一族の陰謀 (1978年)
- 戦国自衛隊 (1979年)
- 太陽を盗んだ男 (1979年)
- 忍者武芸帖 百地三太夫 (1980年)
- 魔界転生 (1981年)
- 冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE- (1981年)
- 吼えろ鉄拳 (1981年)
- 燃える勇者 (1981年)
- 里見八犬伝 (1983年)
- 伊賀野カバ丸 (1983年)
- コータローまかりとおる! (1984年)
- 必殺4 恨みはらします (1987年)
- マルサの女2 (1988年)
- 将軍家光の乱心 激突 (1989年)
- スウィートホーム (1989年)
- リメインズ 美しき勇者たち (1990年)
- 新極道の妻たち 覚悟しいや (1993年)
- リゾート・トゥ・キル (1994年)
- 御法度 (1999年)
- 真夜中まで (2001年)
- RED SHADOW 赤影 (2001年)
- 陰陽師 (2001年)
- たそがれ清兵衛 (2002年)
- 新・影の軍団シリーズ (2003年 - 2005年)
- 陰陽師II (2003年)
テレビドラマ
編集- 仮面ライダーシリーズ(1971年 - )[注釈 8]
- ロボット刑事 (1973年)
- ザ・ボディガード (1974年)
- ザ★ゴリラ7 (1975年)
- 燃える捜査網 (1975年)
- 正義のシンボル コンドールマン(1975年)[2]
- アクマイザー3(1975年)[2]
- スーパー戦隊シリーズ(1976年 - )[注釈 9]
- 超神ビビューン(1976年)[2]
- 大非常線 (1976年)
- 柳生一族の陰謀 (1978年)
- スパイダーマン(1978年)[2]
- 影の軍団シリーズ (1980年 - 1985年)
- 柳生あばれ旅 (1980年)
- 大激闘マッドポリス'80 (1980年)
- 特命刑事 (1980年)
- メタルヒーローシリーズ (1982年 - 1998年)
- 柳生十兵衛あばれ旅 (1982年)
- 素晴らしきサーカス野郎 (1984年)
- 太平記 (NHK大河ドラマ) (1991年)
- 徳川無頼帳 (1992年)
演劇
編集参考文献
編集- 「誠真会館館長・井上誠吾ら元JACメンバー座談会」『フルコンタクトKARATEマガジン』 3巻、武道ユニオン、2016年6月1日。ASIN B078GG1KDB。
脚注
編集注釈
編集- ^ 大野剣友会が剣戟や舞台の殺陣を出自とすることから見得や決まり手を重視しているのに対し、JACはトランポリンの多用やカメラワークを意識した演出によりスピード感や迫力を重視した映画的なアクションと評される[2]。
- ^ a b c d e f g h 女性。
- ^ a b c d e 京都アクション部。
- ^ a b c d e f g h i j JAEプロモーション。
- ^ 業務提携。
- ^ 現・しいはしジャスタウェイ。
- ^ 提携
- ^ 『仮面ライダーBLACK』(1987年)よりメインで担当。
- ^ 『秘密戦隊ゴレンジャー』第67話から担当[2]。『バトルフィーバーJ』第1話から第6話まではビッグアクションが担当[2]。
出典
編集- ^ 『スーツアクター高岩成二 先人より継承し、共に創造す』株式会社イースト・プレス、2023年8月16日。
- ^ a b c d e f g h i 「特集企画 スーパー戦隊の神業 JACの初期スーパー戦隊アクション」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1981 太陽戦隊サンバルカン》講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年8月25日、30-31頁。ISBN 978-4-06-509606-2。
- ^ "銀幕にかける情熱 夢・ロマン そて挑戦". 本格報道 INsideOUT. 20 March 2013. 21:00 - 21:54 該当時間:. BS11。
- ^ 「厳しいコーチ」、14 - 15頁。
- ^ 「石橋雅史と出会う」、6 - 7頁。
- ^ 「千葉真一 対談 石崎勝久 (映画評論家)」(パンフレット)『酔いどれ公爵』、新宿コマ・スタジアム、1985年4月1日、27 - 31頁。
- ^ a b 春日太一 (2013年4月29日). “世界的アクションスター・千葉真一に劣らぬ夏八木勲の筋肉美”. 週刊ポスト. NEWSポストセブン. 2013年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月3日閲覧。
- ^ a b “夏八木勲「親友・千葉真一が明かした骨太“名脇役人生”」”. Asagei plus. アサ芸+. 徳間書店 (2013年5月29日). 2013年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月3日閲覧。
- ^ a b 「アクションをやるならJACへ来いよ!」『月刊平凡』第25巻第12号、平凡出版、1969年12月1日、106頁。
- ^ a b “1〜10位 頂点はあのグラマラスボディな2人が一騎打ち”. Asagei plus. 萌える!特撮ヒロイン総選挙 (3). 徳間書店 (2018年5月6日). 2018年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月9日閲覧。
- ^ “ジャパン・アクション・クラブ”. 2024年9月12日閲覧。
- ^ “千葉真一さん死去に堤真一さん「尊敬と感謝」”. 産経ニュース (2021年8月21日). 2021年8月21日閲覧。
関連項目
編集- ジャパンアクションギルド(2021年 - )賛同団体
外部リンク
編集- JAPAN ACTION ENTERPRISE
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