ジャパンラグビートップリーグ2014-2015
ジャパンラグビートップリーグ2014-2015は2014年8月22日から2015年2月1日まで行われた、日本国内最高峰の社会人ラグビーユニオンリーグである。レギュラーシーズン2位のパナソニックワイルドナイツがプレーオフトーナメントを制し、2シーズン連続3度目の優勝を遂げた。
ジャパンラグビートップリーグ2014-2015 | |
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優勝したパナソニックワイルドナイツ | |
日程 | 2014年8月22日 - 2015年2月1日 |
優勝 | パナソニックワイルドナイツ (3回目) |
準優勝 | ヤマハ発動機ジュビロ |
降格 | 宗像サニックスブルース |
試合数 | 115 |
最多得点選手 |
ベリック・バーンズ (156) パナソニック |
最多トライ選手 |
ネマニ・ナドロ (11) NEC 山下楽平 (11) 神戸製鋼 堀江恭佑 (11) ヤマハ発動機 |
参加チーム
編集ジャパンラグビートップリーグ2014-2015の参加チームは下表の通りである(記載は3位までは前年のプレーオフトーナメント、4位以降は前年2ndステージの成績上位順)。
昨シーズンの結果、九州電力キューデンヴォルテクス(トップキュウシュウ)が地域リーグに降格し、宗像サニックスブルースが地域リーグから昇格した。
チーム名 | 前年成績 | 備考 |
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パナソニックワイルドナイツ | トップリーグ 優勝 | |
サントリーサンゴリアス | トップリーグ 2位 | |
東芝ブレイブルーパス | トップリーグ 3位 | |
神戸製鋼コベルコスティーラーズ | ||
ヤマハ発動機ジュビロ | トップリーグ 5位 | |
トヨタ自動車ヴェルブリッツ | トップリーグ 6位 | |
キヤノンイーグルス | トップリーグ 7位 | |
NECグリーンロケッツ | トップリーグ 8位 | |
クボタスピアーズ | トップリーグ 9位 | |
近鉄ライナーズ | トップリーグ 10位 | |
リコーブラックラムズ | トップリーグ 11位 | |
豊田自動織機シャトルズ | トップリーグ 12位 | |
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | トップリーグ 13位 | 残留(トップリーグ入替戦勝利) |
コカ・コーラレッドスパークス | トップリーグ 14位 | 残留(トップリーグ入替戦勝利) 「コカ・コーラウエストレッドスパークス」から改称 |
NTTドコモレッドハリケーンズ | トップリーグ 15位 | 残留(トップリーグ入替戦勝利) |
宗像サニックスブルース | トップキュウシュウ 優勝 | 昇格(トップチャレンジ1 1位) 2シーズンぶりの復帰 昇格時に「福岡サニックスブルース」から改称 |
概要
編集前年度の2013-2014シーズン同様、「2プール2ステージ制」で行われる。
前年度まではプレーオフのみの採用で留まっていたTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)が今シーズンより公式戦全試合で実施されることとなった。
プレーオフトーナメントは株式会社LIXILと冠スポンサー契約を結び「プレーオフトーナメントLIXIL CUP(リクシルカップ)2015」として開催される。
ニュージーランド協会よりギャラット・ウィリアムソンレフリーを招聘し第1節~第3節を担当することとなった。
1stステージ
編集プールA
編集順位 チーム 試合 勝 分 負 得点 失点 得失 BP 勝点 1 パナソニックワイルドナイツ 7 6 0 1 308 116 +192 5 29 2ndステージグループAへ 2 東芝ブレイブルーパス 7 5 0 2 218 141 +77 6 26 3 ヤマハ発動機ジュビロ 7 4 1 2 227 113 +114 7 25 4 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 7 4 0 3 172 169 +3 5 21 5 クボタスピアーズ 7 3 1 3 171 201 -30 4 18 2ndステージグループBへ 6 NECグリーンロケッツ 7 2 0 5 194 233 -39 6 14 7 豊田自動織機シャトルズ 7 2 0 5 123 249 -126 1 9 8 宗像サニックスブルース 7 1 0 6 129 320 -191 2 6
プールB
編集順位 チーム 試合 勝 分 負 得点 失点 得失 BP 勝点 1 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 7 6 1 0 182 106 +76 3 29 2ndステージグループAへ 2 サントリーサンゴリアス 7 6 0 1 202 137 +65 4 28 3 キヤノンイーグルス 7 4 0 3 184 142 +42 7 23 4 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 7 4 1 2 157 145 +12 4 22 5 近鉄ライナーズ 7 4 0 3 182 178 +4 6 22 2ndステージグループBへ 6 リコーブラックラムズ 7 2 0 5 183 160 +23 6 14 7 コカ・コーラレッドスパークス 7 1 0 6 90 210 -120 2 6 8 NTTドコモレッドハリケーンズ 7 0 0 7 117 219 -102 5 5
2ndステージ
編集1stステージの順位に応じて2ndステージ開始時にアドバンテージポイント(AP)が与えられる。
- グループA(パナソニック・神戸製鋼:4点|東芝・サントリー:3点|ヤマハ発動機・キヤノン:2点|NTTコミュニケーションズ・トヨタ自動車:1点)
- グループB(クボタ・近鉄:4点|NEC・リコー:3点|豊田自動織機・コカ・コーラ:2点|宗像サニックス・NTTドコモ:1点)
グループA
編集順位 チーム 試合 勝 分 負 得点 失点 得失 AP BP 勝点 1 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 7 5 0 2 242 113 +129 4 5 29 プレーオフトーナメント、日本選手権へ 2 パナソニックワイルドナイツ 7 5 0 2 218 131 +87 4 5 29 3 東芝ブレイブルーパス 7 5 0 2 213 147 +66 3 5 28 4 ヤマハ発動機ジュビロ 7 5 0 2 165 134 +31 2 5 27 5 サントリーサンゴリアス 7 5 0 2 171 157 +14 3 3 26 日本選手権ワイルドカードトーナメントへ 6 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 7 2 0 5 126 198 -72 1 2 11 7 キヤノンイーグルス 7 1 0 6 116 224 -108 2 2 8 8 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 7 0 0 7 99 246 -147 1 1 2
グループB
編集順位 チーム 試合 勝 分 負 得点 失点 得失 AP BP 勝点 9 リコーブラックラムズ 7 6 0 1 199 102 +97 3 5 32 日本選手権ワイルドカードトーナメントへ 10 NECグリーンロケッツ 7 5 0 2 148 114 +34 3 4 27 11 NTTドコモレッドハリケーンズ 7 5 0 2 235 166 +69 1 5 26 12 近鉄ライナーズ 7 4 0 3 167 168 -1 4 5 25 13 クボタスピアーズ 7 4 0 3 151 127 +24 4 4 24 入替戦へ 14 コカ・コーラレッドスパークス 7 2 0 5 143 194 -51 2 5 15 15 豊田自動織機シャトルズ 7 1 0 6 110 193 -83 2 2 8 16 宗像サニックスブルース 7 1 0 6 147 236 -89 1 3 8 自動降格
プレーオフトーナメント
編集セミファイナル | ファイナル | |||||
2015年1月24日 - 花園、大阪 | ||||||
神戸製鋼コベルコスティーラーズ (リーグ1位) |
12 | |||||
ヤマハ発動機ジュビロ (リーグ4位) |
41 | |||||
2015年2月1日 - 秩父宮、東京 | ||||||
ヤマハ発動機ジュビロ | 12 | |||||
パナソニックワイルドナイツ | 30 | |||||
2015年1月25日 - 秩父宮、東京 | ||||||
東芝ブレイブルーパス (リーグ3位) |
15 | |||||
パナソニックワイルドナイツ (リーグ2位) |
50 |
セミファイナル
編集ファイナル
編集- 2月1日 ヤマハ発動機ジュビロ 12-30 パナソニックワイルドナイツ
入替制度
編集自動降格
編集2ndステージグループBの結果、8位宗像サニックスブルースがトップリーグ16位となりトップキュウシュウへの自動降格が決定した。
トップチャレンジ2
編集順位 チーム 試合 勝 分 負 得点 失点 得失 BP 勝点 1 釜石シーウェイブスRFC(トップイーストリーグ) 2 2 0 0 53 34 +19 1 9 トップチャレンジ1へ 2 中国電力(トップキュウシュウ) 2 1 0 1 48 51 -3 0 4 3 大阪府警察(トップウェスト) 2 0 0 2 27 43 -16 1 1
- 12月7日 中国電力 24-17 大阪府警察(コカ・コーラウエスト広島スタジアム)
- 12月14日 大阪府警察 10-19 釜石シーウェイブスRFC(大阪市鶴見緑地球技場)
- 12月23日 釜石シーウェイブスRFC 34-24 中国電力(秩父宮ラグビー場)
以上の結果、1位釜石シーウェイブスRFCのトップチャレンジ1への進出が決定した。
トップチャレンジ1
編集順位 チーム 試合 勝 分 負 得点 失点 得失 BP 勝点 1 ホンダヒート(トップウェスト) 3 3 0 0 109 31 +78 2 14 自動昇格 2 三菱重工相模原ダイナボアーズ(トップイーストリーグ) 3 1 0 2 78 83 -5 3 7 入替戦へ 3 九州電力キューデンヴォルテクス(トップキュウシュウ) 3 1 0 2 64 70 -6 2 6 4 釜石シーウェイブスRFC(トップチャレンジ1 4位) 3 1 0 2 44 111 -67 1 5
- 秩父宮ラグビー場
- 1月12日 ホンダヒート 59-0 釜石シーウェイブスRFC
- 1月12日 三菱重工相模原ダイナボアーズ 36-23 九州電力キューデンヴォルテクス
以上の結果、1位のホンダヒートのトップリーグへの自動昇格、2位以下3チームの入れ替え戦への出場が決定した。
トップリーグ入替戦
編集規定により、トップリーグ13位クボタスピアーズがトップチャレンジ1・4位の釜石シーウェイブスRFCと、トップリーグ14位コカ・コーラレッドスパークスが、トップチャレンジ1・3位の九州電力キューデンヴォルテクスと、トップリーグ15位豊田自動織機シャトルズがチョップチャレンジ1・2位の三菱重工相模原ダイナボアーズと入替戦を行った。
- 2月14日 クボタスピアーズ(トップリーグ13位) 34-5 釜石シーウェイブスRFC(トップチャレンジ1・4位)(熊谷ラグビー場)
- 2月14日 コカ・コーラレッドスパークス(トップリーグ14位) 53-8 九州電力キューデンヴォルテクス(トップチャレンジ1・3位)(レベルファイブスタジアム)
- 2月14日 豊田自動織機シャトルズ(トップリーグ15位)53-7 三菱重工相模原ダイナボアーズ(トップチャレンジ1・2位)(瑞穂公園ラグビー場)
以上の結果、クボタスピアーズ、コカ・コーラレッドスパークス、豊田自動織機シャトルズのトップリーグ残留が決定した。
表彰
編集2014-2015シーズンの年間表彰式は、2015年2月2日に東京都港区の明治記念館で実施された。
チーム表彰
編集TOP LEAGUE 優勝チーム
編集チーム名 | 備考 | |
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優勝 | パナソニックワイルドナイツ | (2季連続3回目) |
準優勝 | ヤマハ発動機ジュビロ | |
第3位 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | |
東芝ブレイブルーパス |
フェアプレーチーム賞
編集チーム名 | 備考 |
---|---|
パナソニックワイルドナイツ | (2季連続6回目) |
ベストファンサービス賞
編集チーム名 | 備考 |
---|---|
神戸製鋼コベルコスティーラーズ | (2季ぶり10回目) |
東芝ブレイブルーパス | (初受賞) |
パナソニックワイルドナイツ | (初受賞) |
個人表彰
編集トップリーグMVP
編集氏名 | 所属チーム | 備考 |
---|---|---|
ベリック・バーンズ | パナソニックワイルドナイツ | (2季連続2回目) |
新人賞
編集氏名 | 所属チーム |
---|---|
山下楽平 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ |
最多トライゲッター
編集氏名 | 所属チーム | 備考 |
---|---|---|
ネマニ・ナドロ | NECグリーンロケッツ | 11トライ(3季ぶり2回目) |
堀江恭佑 | ヤマハ発動機ジュビロ | 11トライ(初受賞) |
山下楽平 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | 11トライ(初受賞) |
得点王
編集氏名 | 所属チーム | 備考 |
---|---|---|
ベリック・バーンズ | パナソニックワイルドナイツ | 156得点(3T/30G/27PG)(初受賞) |
ベストキッカー
編集氏名 | 所属チーム | 備考 |
---|---|---|
ベリック・バーンズ | パナソニックワイルドナイツ | キック成功率82.61%(G:39回中30回成功76.92%、PG:30回中27回成功90%)(初受賞) |
最優秀ベストホイッスル
編集氏名 | 備考 |
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麻生彰久 | (2季連続2回目) |
ベストホイッスル
編集氏名 | 備考 |
---|---|
麻生彰久 | (2季連続2回目) |
大槻卓 | (2季連続2回目) |
久保修平 | (初受賞) |
プレーオフトーナメントMVP
編集氏名 | 所属チーム | 備考 |
---|---|---|
山田章仁 | パナソニックワイルドナイツ | (2季連続3回目) |
ベストフィフティーン
編集ポジション | 氏名 | 所属チーム | 備考 |
---|---|---|---|
PR1 | 稲垣啓太 | パナソニックワイルドナイツ | (2季連続2回目) |
HO | 堀江翔太 | パナソニックワイルドナイツ | (2季連続5回目) |
PR3 | 山下裕史 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | (初受賞) |
LO | アンドリース・ベッカー | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | (初受賞) |
LO | 伊藤鐘史 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | (初受賞) |
FL | アダム・トムソン | キヤノンイーグルス | (初受賞) |
FL | リーチマイケル | 東芝ブレイブルーパス | (2季ぶり3回目) |
NO8 | 堀江恭佑 | ヤマハ発動機ジュビロ | (2季連続2回目) |
SH | 田中史朗 | パナソニックワイルドナイツ | (4季ぶり4回目) |
SO | ベリック・バーンズ | パナソニックワイルドナイツ | (2季連続2回目) |
WTB | 山下楽平 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | (初受賞) |
WTB | 山田章仁 | パナソニックワイルドナイツ | (3季連続4回目) |
CTB | 松島幸太朗 | サントリーサンゴリアス | (初受賞) |
CTB | ジャック・フーリー | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | (4季連続4回目) |
FB | 五郎丸歩 | ヤマハ発動機ジュビロ | (4季連続4回目) |