ジャスティン・ジェファーソン

ジャスティン・ジャマル・ジェファーソンJustin Jamal Jefferson, 1999年6月16日 - )は、アメリカ合衆国ルイジアナ州セントローズ英語版出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLミネソタ・バイキングスに所属している。ポジションはワイドレシーバー

ジャスティン・ジェファーソン
Justin Jefferson
refer to caption
ミネソタ・バイキングスでのジェファーソン
(2022年)
ミネソタ・バイキングス #18
ポジション ワイドレシーバー
生年月日 (1999-06-16) 1999年6月16日(25歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ルイジアナ州セントローズ英語版
身長: 6' 1" =約185.4cm
体重: 195 lb =約88.5kg
経歴
高校 デストルハン高等学校
大学 LSU
NFLドラフト 2020年 / 1巡目全体22位
所属歴
2020- ミネソタ・バイキングス
受賞歴・記録
オールプロ選出(計3回)
1st(1回)

2022

2nd(2回)
2020, 2021
プロボウル選出(3回)
2020-2022
その他受賞・記録

NFL記録

  • 1試合あたりの平均レシーブ獲得ヤード:98.7 (通算)
NFL 通算成績
(2023年終了時点)
レシーブ数 392
レシーブ獲得ヤード 5,899
レシービングTD 30
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴

編集

大学時代

編集
 
LSU時代のジェファーソン

2017年にLSUに入学。1年目の2017年に2試合に出場したが、レシーブはなかった。

2年目の2018年は、54レシーブ、875ヤード、6TDを記録し、一躍LSUのトップWRへとなった[1][2][3]

3年目の2019年、ジェファーソンはシーズン計111回のレシーブを記録し、レシーブ回数で全米トップになった。また、18回のTDレシーブは、チームメイトのWR、ジャマール・チェイスに次いで全米2位、獲得ヤード1,540ヤードは全米3位であった[4]ピーチボウルでは、オクラホマ・スーナーズを相手に、レシーブ14回で227ヤード、4TDという歴史的なパフォーマンスを記録した。タッチダウン4つはすべて前半で記録し、カレッジフットボール・プレーオフの試合記録を樹立し、ほかのあらゆるボウルゲームの記録にも並ぶものであった[5]。 同じくプレーオフクレムソン大学戦では、レシーブ9回、106ヤードを記録し、チームは42-25で勝利した[6]。 2020年1月15日、ジェファーソンは4年目シーズンを見送り、NFLドラフトに参加することを発表した[7]

大学時代の通算成績

編集
NCAA カレッジフットボール
ルイジアナ州立大学
年度 レシーブ ラン
回数 ヤード 平均 最長ヤード TD 回数 ヤード 平均 最長ヤード TD
2017 0 0 0.0 0 0 1 4 4.0 4 0
2018 54 875 16.2 65 6 5 26 5.2 19 0
2019 111 1,540 13.9 71 18 0 0 0.0 0 0
通算 165 2,415 14.6 71 24 6 30 6.0 19 0

ミネソタ・バイキングス

編集
プレドラフト測定結果
身長 体重






40Yrd
















6 ft 1+14 in
(186 cm)
202 lb
(92 kg)
33 in
(84 cm)
9+18 in
(23 cm)
4.43 s 37.5 in
(95 cm)
10 ft 6 in
(3.20 m)
19
All values from NFL Combine[8][9]

2020年のNFLドラフトで1巡全体22位でミネソタ・バイキングスに指名された[10]。 バイキングスは、WRのステフォン・ディグスバッファロー・ビルズにトレードすることで、この1巡指名権を獲得していた[11]。その後、チームと4年総額1,312万ドル(契約ボーナス710万ドル)の契約を結んだ[12]。NFLに入り、ジェファーソンは背番号を2番から18番に変更している。

2020年

編集

第1週のグリーンベイ・パッカーズ戦でデビューし、2回のレシーブで26ヤードを記録した[13]。 第3週のテネシー・タイタンズ戦では、7回のレシーブで175ヤードと1TDを獲得したが、チームは30-31で敗れた[14]。翌週のヒューストン・テキサンズ戦では、4回のレシーブで103ヤードを記録し、チームは31-23で勝利した。これにより、ジェファーソンはバイキングス史上5人目の、新人として2試合連続で100ヤード以上のレシーブを記録したWRになった[15]。第6週のアトランタ・ファルコンズ戦では、9回のレシーブで166ヤード、2TDを記録した[16] 。 第13週のジャクソンビル・ジャガーズ戦では、9回のレシーブで121ヤードと1TDを記録し、この試合でシーズン通算1,000レシーブヤードの大台を突破した[17]。 第15週のシカゴ・ベアーズ戦では、1試合で8レシーブを記録し、ランディ・モスのチーム新人レシーブ記録を更新し、同じくモスが1998年に記録したシーズン69レシーブを上回る74レシーブを達成した[18]。このシーズンで、ジェファーソンは通算1,400レシーブヤードを記録し、新人による最多レシーブヤードの記録を樹立した[19]。また、プロボウルにも選出され、ルーキーで選出されたのはジェファーソンとワシントン・フットボールチームチェイス・ヤングの2人だけである[20]

この年、Sporting News誌の年間最優秀新人賞に選ばれた[21]

2021年

編集

全試合に先発出場し、1,616ヤードを獲得、10回のレシービングタッチダウンを記録した。

2022年

編集

前年同様全試合に先発出場し、128回のキャッチで、バイキングスのレシービングヤード記録を破る1,809ヤードを獲得し、NFL最優秀攻撃選手賞に選ばれた[22]

2023年

編集

シーズン開始前の2023年4月25日、チームから5年目の契約オプションを行使された[23]。シーズンでは第5週にカンザスシティ・チーフスに敗れた試合で右ハムストリングを負傷し、7試合を欠場した[24]

詳細情報

編集

レギュラーシーズン

編集
年度 チーム 試合 レシーブ ラン ファンブル
出場 先発 回数 ヤード 平均 最長ヤード TD 回数 ヤード 平均 最長ヤード TD 回数 ロスト
2020 MIN 16 14 88 1,400 15.9 71 7 1 2 2.0 2 0 1 0
2021 17 17 108 1,616 15.0 56 10 6 14 2.3 11 0 1 1
2022 17 17 128 1,809 14.1 64 8 4 24 6.0 10 1 1 1
2023 10 9 68 1,074 15.8 52 5 1 -12 -12.0 -12 0 1 1
NFL:4年 60 57 392 5,899 15.0 71 30 12 28 2.3 11 1 4 3
  • 2023年度シーズン終了時
  • 太字は自身最高記録
  • はリーグ最高記録

脚注

編集
  1. ^ Justin Jefferson 2017 Game Log” (英語). College Football at Sports-Reference.com. 2021年7月30日閲覧。
  2. ^ Justin Jefferson 2018 Game Log” (英語). College Football at Sports-Reference.com. 2021年7月30日閲覧。
  3. ^ Guilbeau, Glenn (August 23, 2019). “LSU's Justin Jefferson will transition from Mr. Outside to Mr. Inside at receiver in 2019”. The Advertiser. 2021年7月30日閲覧。
  4. ^ Justin Jefferson College Stats”. Sports Reference. 2021年7月30日閲覧。
  5. ^ West, Jenna (December 29, 2019). “Five Things to Know About Justin Jefferson, LSU's Breakout Receiver”. Sports Illustrated. https://www.si.com/college/2019/12/28/justin-jefferson-lsu-wide-receiver-facts-playoff-peach-bowl 2021年7月30日閲覧。 
  6. ^ College Football Championship – Clemson vs LSU Box Score, January 13, 2020” (英語). College Football at Sports-Reference.com. 2021年7月30日閲覧。
  7. ^ Conway, Tyler. “LSU WR Justin Jefferson Declares for 2020 NFL Draft” (英語). Bleacher Report. 2021年7月30日閲覧。
  8. ^ Justin Jefferson Combine Profile”. NFL.com. 2021年7月30日閲覧。
  9. ^ Wonderlic scores released for WR prospects, Jeudy and Lamb struggle”. knbr.com. 2021年7月30日閲覧。
  10. ^ White, R.J. (April 23, 2020). “2020 NFL Draft grades: Vikings get an 'A' for selecting Justin Jefferson at No. 22 overall”. CBS Sports. https://www.cbssports.com/nfl/draft/news/2020-nfl-draft-grades-vikings-get-an-a-for-selecting-justin-jefferson-at-no-22-overall/ 2021年7月30日閲覧。 
  11. ^ 2020 NFL Draft Listing” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2021年7月30日閲覧。
  12. ^ Rapp, Timothy. “Report: Justin Jefferson, Vikings Agree to 4-Year, $13.12M Rookie Contract” (英語). Bleacher Report. 2021年7月30日閲覧。
  13. ^ Green Bay Packers at Minnesota Vikings – September 13th, 2020” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2021年7月30日閲覧。
  14. ^ Tennessee Titans at Minnesota Vikings – September 27th, 2020” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2021年7月30日閲覧。
  15. ^ Minnesota Vikings at Houston Texans – October 4th, 2020” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2021年7月30日閲覧。
  16. ^ Atlanta Falcons at Minnesota Vikings – October 18th, 2020” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2021年7月30日閲覧。
  17. ^ Jacksonville Jaguars at Minnesota Vikings - December 6th, 2020” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2021年7月30日閲覧。
  18. ^ Vikings' Justin Jefferson breaks Randy Moss' longstanding franchise rookie record”. CBS Sports. 2021年7月30日閲覧。
  19. ^ WR Jefferson sets Super Bowl-era rookie record” (英語). ESPN.com (2021年1月3日). 2021年7月30日閲覧。
  20. ^ Pro Bowl rosters for NFC and AFC: Patrick Mahomes and Aaron Rodgers named starters, two rookies make the cut”. CBS Sports. 2021年7月30日閲覧。
  21. ^ Former LSU star Justin Jefferson is Sporting News rookie of the year”. LSU Wire. USA Today. 2021年7月30日閲覧。
  22. ^ 2022年攻撃部門年間最優秀選手賞はバイキングスWRジェファーソン”. NFL JAPAN (2023年2月10日). 2024年3月28日閲覧。
  23. ^ バイキングスがWRジェファーソンの5年目オプションを行使”. NFL JAPAN (2023年4月26日). 2024年3月28日閲覧。
  24. ^ バイキングスがWRジェファーソンをアクティブに”. NFL JAPAN (2023年11月29日). 2024年3月28日閲覧。

外部リンク

編集