ジェベルムーサ

日本の競走馬

ジェベルムーサ(欧字名:Jebel Musa2010年2月15日 - 不明)は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2015年のエルムステークス

ジェベルムーサ
欧字表記 Jebel Musa[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2010年2月15日[1]
死没 不明
抹消日 2017年10月18日[2]
アグネスタキオン[1]
アビラ[1]
母の父 ロックオブジブラルタル[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[2]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)キャロットファーム[1]
調教師 大竹正博美浦[1]
競走成績
生涯成績 24戦7勝[1]
獲得賞金 1億5896万2000円[1]
勝ち鞍
GIII エルムステークス 2015年
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馬名の由来は、ジブラルタルロックの反対の岬にある山名。母名より連想[2]

経歴

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2歳・3歳(2012年・2013年)

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2012年11月4日、東京競馬場5レースの2歳新馬戦(ダート1600m)でデビューし勝利。

3歳シーズンは条件クラスで2勝した後、8月に初の重賞挑戦でレパードステークスに出走。中団から脚を伸ばしインカンテーションの4着に入った。その後、自己条件に戻って4勝目を挙げ、オープン入り。年末のオープン・フェアウェルステークスで5勝目を挙げた。

4歳・5歳(2014年・2015年)

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4歳シーズンは3月30日のマーチステークスより始動。2コーナー過ぎから進出し直線で前に並びかけたが、ソロルとの叩き合いに競り負け半馬身差の2着に惜敗した[3]。5月の平安ステークスクリノスターオーを捉えきれず、0.3秒差の4着に敗北。7月のエルムステークスシリウスステークスは共に着外に終わった。

5歳シーズン前半は休養に充て、6月のオープン・大沼ステークスで8か月ぶりにレースに復帰し勝利。8月のエルムステークスは2コーナー過ぎで早めに仕掛け、直線で追いすがるグレープブランデーをクビ差退け重賞初優勝を飾った[4]。その後、再び休養に入った。

6歳・7歳(2016年・2017年)

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6歳5月のオープン・ブリリアントステークスで9か月ぶりにレースに復帰するが、8着に沈む。その後も着外が続き、7歳秋には芝も試されるが、結局勝利を挙げることはできなかった。10月18日付で競走馬登録を抹消され引退した[2]

引退後

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引退後、JRAの日高育成牧場で乗馬になった[5]。2021年からはマイネルレーニアモンストールらとともに札幌競馬場誘導馬を務めた[6]。2023年7月ごろに誘導馬を引退。その後の行方は不明。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]、netkeiba.com[7]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2012.11.04 東京 2歳新馬 ダ1600m(良) 16 6 12 010.20(4人) 01着 R1:40.0(37.3) -0.0 0柴山雄一 55 (サルバドールハクイ) 562
0000.11.24 東京 2歳500万下 ダ1600m(良) 13 6 9 007.10(3人) 02着 R1:38.7(36.2) -0.2 0柴山雄一 55 ワイルドドラゴン 560
2013.01.26 東京 3歳500万下 ダ1600m(良) 16 7 14 004.70(2人) 03着 R1:38.8(36.9) -0.4 0柴山雄一 56 チャーリーブレイヴ 562
0000.04.20 東京 3歳500万下 ダ1600m(良) 15 3 5 001.70(1人) 01着 R1:37.5(35.9) -0.2 0戸崎圭太 56 (ハコダテナイト) 554
0000.07.07 福島 彦星賞 1000万下 ダ1700m(良) 13 3 3 008.50(4人) 01着 R1:45.1(36.2) -0.0 0田辺裕信 54 (タイセイスティング) 556
0000.08.04 新潟 レパードS GIII ダ1800m(良) 15 7 12 005.10(3人) 04着 01:51.3(37.0) -1.0 0田辺裕信 56 インカンテーション 550
0000.09.29 中山 ながつきS 1600万下 ダ1800m(良) 16 4 7 004.50(3人) 01着 01:52.7(36.9) -0.3 0田辺裕信 54 (ロイヤルクレスト) 544
0000.12.23 中山 フェアウェルS OP ダ1800m(良) 16 3 5 003.50(2人) 01着 01:50.9(36.4) -0.5 0田辺裕信 55 ワイルドフラッパー 550
2014.03.30 中山 マーチS GIII ダ1800m(良) 16 3 5 004.10(2人) 02着 R1:51.3(37.4) -0.1 0田辺裕信 57 ソロル 554
0000.05.24 京都 平安S GIII ダ1900m(良) 16 7 13 004.40(2人) 04着 01:56.9(36.3) -0.3 0田辺裕信 56 クリノスターオー 550
0000.07.27 札幌 エルムS GIII ダ1700m(良) 13 8 13 003.40(1人) 06着 01:43.5(37.4) -1.6 0田辺裕信 56 ローマンレジェンド 550
0000.10.04 阪神 シリウスS GIII ダ2000m(良) 14 6 9 005.60(2人) 09着 R2:04.7(35.7) -0.9 0田辺裕信 57 クリノスターオー 546
2015.06.27 函館 大沼S OP ダ1700m(良) 11 8 10 005.40(4人) 01着 R1:43.9(37.4) -0.3 0岩田康誠 56 (カチューシャ) 566
0000.07.12 函館 マリーンS OP ダ1700m(良) 13 3 3 002.60(1人) 03着 R1:44.4(36.8) -0.1 0岩田康誠 57 ソロル 566
0000.08.16 札幌 エルムS GIII ダ1700m(良) 13 4 4 004.10(2人) 01着 R1:43.0(37.1) -0.0 0岩田康誠 56 グレープブランデー 562
2016.05.08 東京 ブリリアントS OP ダ2100m(良) 15 8 14 010.80(3人) 08着 R2:12.2(40.6) -1.8 0H.ボウマン 57.5 アポロケンタッキー 560
0000.08.14 札幌 エルムS GIII ダ1700m(良) 12 3 3 004.40(2人) 07着 R1:44.6(36.8) -1.1 0岩田康誠 57 リッカルド 560
0000.11.12 東京 武蔵野S GIII ダ1600m(良) 16 8 15 132.3(14人) 06着 R1:34.7(35.3) -0.9 0柴山雄一 56 タガノトネール 562
2017.01.07 中山 ポルックスS OP ダ1800m(良) 14 8 14 007.20(4人) 11着 R1:54.9(39.2) -2.0 0柴山雄一 58 ドリームキラリ 566
0000.04.22 東京 オアシスS OP ダ1600m(良) 16 6 12 035.90(9人) 06着 R1:36.3(36.7) -1.0 0吉田豊 58 アルタイル 566
0000.06.24 函館 大沼S OP ダ1700m(良) 14 1 1 007.80(4人) 09着 R1:44.6(38.1) -1.8 0岩田康誠 58 テイエムジンソク 566
0000.07.09 函館 マリーンS OP ダ1700m(良) 14 4 6 022.70(8人) 14着 R1:46.0(39.5) -3.1 0蛯名正義 57 テイエムジンソク 562
0000.09.03 札幌 丹頂S OP 芝2600m(良) 14 8 13 040.2(10人) 13着 R2:47.1(40.1) -2.9 0池添謙一 56 プレストウィック 568
0000.10.15 東京 オクトーバーS OP 芝2000m(良) 12 6 8 132.8(12人) 12着 R2:03.2(36.5) -2.3 0吉田豊 58 マウントロブソン 564

血統表

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ジェベルムーサ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系

アグネスタキオン
栗毛 1998
父の父
*サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
アグネスフローラ
鹿毛 1987
*ロイヤルスキー Raja Baba
Coz o'Nijinsky
アグネスレディー *リマンド
イコマエイカン

*アビラ
鹿毛 2004
*ロックオブジブラルタル
鹿毛 1999
*デインヒル Danzig
Razyana
Offshore Boom Be My Guest
Push a Button
母の母
Animatrice
鹿毛 1985
Alleged Hoist the Flag
Princess Pout
Alexandrie Val de l'Orne
Apachee
母系(F-No.) アビラ(GB)系(FN:4-i) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5(母内) [§ 3]
出典
  1. ^ [8], [9]
  2. ^ [8], [9]
  3. ^ [8], [9]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n ジェベルムーサ”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年11月27日閲覧。
  2. ^ a b c d ジェベルムーサ Jebel Musa(JPN)”. 競走馬情報. 日本中央競馬会. 2022年11月27日閲覧。
  3. ^ 【マーチS】4歳馬ソロルが重賞初制覇!”. ウマニティ (2014年3月30日). 2022年11月28日閲覧。
  4. ^ 【エルムS】ジェベルムーサ重賞初V、岩田JRA重賞騎乗機会5連勝”. スポニチアネックス (2015年8月16日). 2022年11月28日閲覧。
  5. ^ ジェベルムーサが引退、乗馬へ”. netkeiba.com (2017年10月18日). 2022年11月28日閲覧。
  6. ^ 誘導馬紹介:札幌競馬場”. 日本中央競馬会. 2022年11月28日閲覧。
  7. ^ "ジェベルムーサの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年11月28日閲覧
  8. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ジェベルムーサ”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年11月27日閲覧。
  9. ^ a b c ジェベルムーサの血統表”. netkeiba.com. 2022年11月27日閲覧。

外部リンク

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