ショウナンラグーン
ショウナンラグーンは、日本の競走馬である。馬名の意味は冠名に遠浅の海。主な勝ち鞍は2014年の青葉賞。
ショウナンラグーン | |
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2014年東京優駿 | |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡[1]→騸[2] |
毛色 | 黒鹿毛 |
生誕 | 2011年2月23日(14歳) |
登録日 | 2013年5月16日[1] |
抹消日 | 2016年10月14日[3] |
父 | シンボリクリスエス |
母 | メジロシャレード |
母の父 | マンハッタンカフェ |
生国 | 日本(北海道洞爺湖町) |
生産者 | レイクヴィラファーム |
馬主 | 国本哲秀 |
調教師 |
大久保洋吉(美浦) →国枝栄(美浦) |
厩務員 | 安瀬良一(大久保厩舎)[4] |
競走成績 | |
生涯成績 | 15戦2勝 |
獲得賞金 | 8,096万9,000円 |
勝ち鞍 | GII:青葉賞(2014年) |
経歴
編集デビュー前
編集調教師の大久保洋吉がメジロドーベルの血統が欲しくてオーナーの国本哲秀に頼み、セレクトセールで落札してもらっていた[5]。
2歳(2013年)
編集デビュー戦は8月4日の函館競馬場芝1800m戦で7着に敗れた。4ヶ月の休み明けとなった12月21日の中山の未勝利戦(芝2000m)で2戦目にして初勝利を果たした。
3歳(2014年)
編集緒戦で格上挑戦となった京成杯は前につけるも13着に敗れ、以後500万下に出走も2着1回、3着2回とあと一歩で勝利を逃した。そしてダービートライアルの青葉賞は最後1番人気だったワールドインパクトを差しきって重賞初制覇を果たした。東京優駿では道中後方からメンバー中最速の上がり3ハロン33.9の脚で追い上げるも6着だった。
秋初戦のセントライト記念8着、続く菊花賞は5着で3歳シーズンを終えた。
4歳以後(2015年-2016年)
編集4歳となっての初戦万葉ステークスは1番人気に支持されるも4着、続くアメリカジョッキークラブカップは15着に終わる。その後はダイヤモンドステークスを目標にされたが、屈腱炎を発症していることが判明[6][7]し、休養を余儀なくされる。
2016年7月のマレーシアカップで復帰を果たすが、成績が上がらず2016年10月のオクトーバーステークスを最後に現役を引退した。引退後は当初茨城県ひたちなか市のセント乗馬クラブにて乗馬となる予定[3]と報じられたが、のちに福島県相馬市の相馬中村神社で乗馬となった[8]。
競走成績
編集以下の内容は、netkeiba.com[10]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 | 1着馬(2着馬) |
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2013. 8. 4 | 函館 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 12 | 6 | 8 | 32.7 (8人) | 7着 | 1:55.4(35.8) | 1.1 | 吉田豊 | 54kg | バウンスシャッセ | |
12.21 | 中山 | 2歳未勝利 | 芝2000m(稍) | 18 | 5 | 10 | 26.2 (9人) | 1着 | 2:04.4(36.2) | 0.0 | 吉田豊 | 55kg | (マイネルヴェルト) | |
2014. 1.19 | 中山 | 京成杯 | GIII | 芝2000m(良) | 16 | 3 | 5 | 78.2(15人) | 13着 | 2:02.5(38.0) | 1.4 | 吉田豊 | 56kg | プレイアンドリアル |
2.23 | 東京 | セントポーリア賞 | 500万下 | 芝2000m(良) | 10 | 8 | 10 | 76.0(10人) | 3着 | 2:02.4(33.4) | 0.2 | 吉田豊 | 56kg | ヴォルシェーブ |
3.16 | 中山 | 3歳500万下 | 芝2000m(良) | 14 | 3 | 4 | 9.4 (4人) | 2着 | 2:04.0(34.7) | 0.0 | 吉田豊 | 56kg | シャドウダンサー | |
4. 5 | 中山 | 山吹賞 | 500万下 | 芝2200m(稍) | 16 | 2 | 3 | 5.2 (2人) | 3着 | 2:16.0(34.8) | 0.3 | 吉田豊 | 56kg | トーセンマタコイヤ |
5. 3 | 東京 | 青葉賞 | GII | 芝2400m(良) | 18 | 6 | 11 | 53.1(10人) | 1着 | 2:26.5(33.8) | 0.0 | 吉田豊 | 56kg | (ワールドインパクト) |
6. 1 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 17 | 3 | 6 | 32.0 (9人) | 6着 | 2:25.1(33.9) | 0.5 | 吉田豊 | 57kg | ワンアンドオンリー |
9.21 | 新潟 | セントライト記念 | GII | 芝2200m(良) | 18 | 2 | 4 | 31.7 (7人) | 8着 | 2:12.4(35.2) | 0.7 | 吉田豊 | 56kg | イスラボニータ |
10.26 | 京都 | 菊花賞 | GI | 芝3000m(良) | 18 | 3 | 6 | 18.5 (6人) | 5着 | 3:01.8(34.6) | 0.8 | 吉田豊 | 57kg | トーホウジャッカル |
2015. 1. 5 | 京都 | 万葉S | OP | 芝3000m(良) | 13 | 6 | 8 | 2.4 (1人) | 4着 | 3:08.6(33.7) | 0.1 | 吉田豊 | 56kg | ステラウインド |
1.25 | 中山 | AJCC | GII | 芝2200m(良) | 17 | 8 | 17 | 23.6 (5人) | 15着 | 2:14.7(34.6) | 1.1 | 吉田豊 | 56kg | クリールカイザー |
2016. 7.16 | 中京 | マレーシアC | 1600万下 | 芝2000m(良) | 12 | 7 | 10 | 35.9 (9人) | 12着 | 2:02.7(36.8) | 2.4 | 松若風馬 | 57kg | アングライフェン |
8.20 | 新潟 | 日本海S | 1600万下 | 芝2200m(良) | 17 | 8 | 17 | 22.6 (7人) | 10着 | 2:16.7(34.5) | 1.4 | 吉田豊 | 57kg | ヴォルシェーブ |
10.10 | 東京 | オクトーバーS | 1600万下 | 芝2400m(良) | 10 | 1 | 1 | 19.4 (7人) | 10着 | 2:28.7(34.0) | 0.9 | 吉田豊 | 57kg | トーセンバジル |
血統表
編集ショウナンラグーンの血統(*印は海外産の日本輸入馬) | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ロベルト系 |
[§ 2] | ||
父 *シンボリクリスエス 1999 黒鹿毛 |
父の父 Kris S.1977 黒鹿毛 |
Roberto | Hail to Reason | |
Bramalea | ||||
Sharp Queen | Princequillo | |||
Bridgework | ||||
父の母 Tee Kay 1991 黒鹿毛 |
Gold Meridian | Seattle Slew | ||
Queen Louie | ||||
Tri Argo | Tri Jet | |||
Hail Proudly | ||||
母 メジロシャレード 2006 鹿毛 |
マンハッタンカフェ 1998 青鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*サトルチェンジ | Law Society | |||
Santa Luciana | ||||
母の母 メジロドーベル 1994 鹿毛 |
メジロライアン | アンバーシャダイ | ||
メジロチェイサー | ||||
メジロビューティー | *パーソロン | |||
メジロナガサキ | ||||
母系(F-No.) | メジロボサツ系(FN:10-d) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Hail to Reason 4×5 | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
編集出典
編集- ^ a b “競走馬情報:ショウナンラグーン - @Keiba”. @Keiba - 競馬サービスプロバイダ. 2022年3月8日閲覧。
- ^ a b “平成31年度 乗用馬登録名簿”. 公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会. 2022年3月8日閲覧。
- ^ a b “ショウナンラグーン号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2016年10月14日). 2016年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
- ^ “メジロドーベルからショウナンラグーンへ=吉田豊と大久保洋師“最後のダービー””. スポーツナビ. 2023年10月21日閲覧。
- ^ “【青葉賞】ラグーンV!大久保洋師、涙のダービー切符”. スポーツニッポン. (2014年5月4日) 2014年5月6日閲覧。
- ^ “ショウナンラグーン屈腱炎 ダイヤモンドS回避し放牧へ”. スポーツニッポン. (2015年2月13日). オリジナルの2016年10月18日時点におけるアーカイブ。 2016年10月17日閲覧。
- ^ “ラグーンが故障 ダイヤモンドS回避”. デイリースポーツ. (2015年2月13日) 2022年3月8日閲覧。
- ^ “屈腱炎の再発により、引退したショウナンラグーンですが現在は相馬中村神社さんでお世話になっています。”. Twitter. Yoshihisa_Iwasaki 岩崎義久 (Lake Villa Farm) (2017年1月14日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ “乗馬クラブクレイン千葉富里:千葉県:乗馬体験実施中|船橋市、幕張方面から東関道ご利用で約30~40分”. 乗馬クラブクレイン. 2022年3月8日閲覧。
- ^ “ショウナンラグーンの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2022年3月8日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ショウナンラグーン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年10月17日閲覧。
- ^ “ショウナンラグーンの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2022年3月8日閲覧。
- ^ “【今週の新馬戦・注目馬(日)】池江厩舎からクラシック戦線の有力候補が出陣!”. UMAJIN.net. (2016年6月16日) 2016年10月17日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ
- ショウナンラグーン - 競走馬のふるさと案内所