シャルム号
レッツ号(レッツごう、神戸・大阪・京都 - 立川線)は、東京都立川市と兵庫県神戸市を結ぶ夜行高速バスである。「レッツ号」の愛称は、共同運行を行っていた山陽バスが独自に使用していたもので、南海バスでの愛称はない。
路線開設当初は立川バス(運行撤退時はシティバス立川)と山陽電鉄バスが立川 - 神戸間を共同運行していた路線[1]で、立川バスでの愛称は「シャルム号」だった。立川バスでは初にして唯一の夜行高速バスであった。
概要
編集山陽バスの愛称「レッツ号」は、旧山陽電鉄バスの夜行高速バスの統一愛称でもあり、かつては神戸 - 熊本便にも使われていた。熊本便の共同運行先は熊本電気鉄道で、熊本電鉄では「ユウヅル号」の愛称を使用していた。
山陽バスの高速バス予約センターの電話番号の下4桁は、路線愛称にちなんだ「3715」("Let's Go"→「みな行こう」の語呂合わせ)となっている。
現行路線
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2015年8月1日以降の運行経路。
過去の路線
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運行開始から立川バスが撤退するまでの経路。立川バスは「シャルム号」として運行していた。
- 運行開始時は垂水駅が終点で、1993年(平成5年)1月に舞子駅まで延伸された。
南海バス・立川バスでの拝島・立川 - なんば・堺線運転時代の運行ルートは次の通り。
大阪発・大阪行ともにOCAT→南海なんば高速バスターミナルの順に停車していた。
歴史
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- 1991年(平成3年)4月25日 - 立川バスと山陽電鉄バスの共同で運行開始[1]。立川バス側は上水営業所発着だが、拝島営業所が担当していた。
- 1993年(平成5年)1月 - 神戸側の起終点が舞子駅へ延伸。
- 2008年(平成20年)11月16日 - 立川側の運行事業者が立川バスからシティバス立川へ移管。
- 2009年(平成21年)5月13日 - 同日出発便を最後にシティバス立川が当路線から撤退。南海バス単独運行であった堺・大阪・京都 - 立川便(立川バスが運行支援していた)と統合し、山陽・南海の2社で神戸・大阪・京都 - 昭島・立川便として運行開始。同時に三宮を除く神戸市内(山陽)、堺市内(南海)での乗降扱いを廃止した。なお、立川側の業務支援は引き続き立川バスで行っていたが、乗車券発売・予約は行っていない。
- 2011年(平成23年)
- 2015年(平成27年)8月1日 - JR・京王橋本駅南口停留所を新設。これにより中央自動車道経由から圏央道経由に経路変更。
- 2020年(令和2年)4月4日 - 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、この日の三宮出発便より(玉川上水・立川発は翌4月5日出発便より)当面の間運休[2][3]。
- 2023年(令和5年)12月4日 - 運休中の山陽バスが当路線からの撤退を発表[4](2020年4月3日の三宮出発便(玉川上水・立川発は翌4月4日出発便)が事実上の最終運行となった)。南海バスは引き続き運休。
車両
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- 座席は独立シートで、定員は28人。トイレは車両中央にある。ただし増車時は仕様の異なる車両となる場合がある。
- スリッパ、毛布のサービスがある。過去にはオーディオサービス、ドリンクサービス(コーヒー、冷たいお茶、オレンジジュース)もあった。
脚注
編集- ^ a b “名古屋-鹿児島など 高速バス4路線免許”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1991年4月12日)
- ^ “高速バス「神戸・なんば・京都~立川・昭島・玉川上水線」運休について”. 南海バス (2020年4月1日). 2020年4月18日閲覧。
- ^ “神戸・大阪・京都~東京(立川)線の運休について”. 山陽バス (2020年4月1日). 2020年4月18日閲覧。
- ^ “神戸・大阪・京都〜東京(立川)線の当社運行便休止について”. 山陽バス (2023年12月4日). 2023年12月5日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 高速バス・立川 - 神戸および立川 - 京都・大阪線の運行廃止等について - 立川バス
- 神戸・大阪・京都 ー 東京(立川)線の当社運行便休止について - 山陽バス
- 神戸・大阪(なんば)・京都 ⇔ 立川・昭島・玉川上水 - 南海バス