シックス・デイ
『シックス・デイ』(The 6th Day)は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で2000年公開のアメリカ映画・SF映画。
シックス・デイ | |
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The 6th Day | |
監督 | ロジャー・スポティスウッド |
脚本 |
コーマック・ウィバリー マリアンヌ・ウィバリー |
製作 |
ジョン・デイヴィソン マイク・メダヴォイ アーノルド・シュワルツェネッガー |
製作総指揮 |
デヴィッド・コーツワース ダニエル・ペトリー・ジュニア |
出演者 | アーノルド・シュワルツェネッガー |
音楽 | トレヴァー・ラビン |
撮影 | ピエール・ミニョー |
編集 |
マーク・コンテ ドミニク・フォーティン マイケル・アルカン |
製作会社 | フェニックス・ピクチャーズ |
配給 |
コロンビア ピクチャーズ 東宝東和 |
公開 |
2000年11月17日 2000年12月16日 |
上映時間 | 123分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $82,000,000[1] |
興行収入 |
$34,604,280[1] 17.0億円[2] $96,085,477[1] |
あらすじ
編集2010年、クローン技術の発達によって様々な動物がクローンで生み出され、人間の生活を豊かなものにしていた。ただし、創世記で神が人間を創った日に由来する法律「6d法」により、人間のクローンを作ることは禁じられていた。
ある日、ヘリコプターのパイロットであるアダム・ギブソンは、自分の誕生日の夜に仕事を終えて自宅に戻った。その時、彼は信じられない光景を目撃した。なんと、もう一人の自分が家族と誕生日を祝っていたのだ。
戸惑っているところに見知らぬ二人組が現れ、家にいるのは自分のクローンだと教えられる。いったい誰が何の目的で自分のクローンを作ったのか。自分の家庭と生活を取り戻すため、アダムは奔走する。
登場人物
編集- アダム・ギブソン
- 本作の主人公で、民間のヘリコプター会社を経営している。妻との間に1女。平凡で幸せな家庭を築いていたが、ある日、自分とそっくりな男が家族と誕生日を祝っているのを目にし、その直後、謎の暗殺者集団に命を狙われる羽目になる。リペット等のクローンは嫌っており、「どんな動物にも死は必ず訪れる」と言う考えの持ち主。
- タリア
- 暗殺者集団のメンバー。ボブカットの美女だが、冷酷な性質で、殺人を一切厭わない。
- ヴィンセント
- 暗殺者集団のメンバーで、粗暴で暴力的な大柄な黒人男性。
- ワイリー
- 暗殺者集団のメンバーで、口と鼻にピアスをつけた軽薄な男。仕事に関してもミスが多く、メンバーから叱責されることが多い。
- ナタリー・ギブソン
- アダムの妻。アダム同様に遅く産んだ娘・クララを溺愛しているが、病死した愛犬・オリバーのリペットを巡ってアダムと対立する。
- クララ・ギブソン
- アダムとナタリーの一人娘。8歳で、まだまだ年相応に甘えん坊。シムドールを欲しがっている。
- グリフィン・ウィアー博士
- 医学博士。臓器移植研究所の所長で、表向きは臓器のクローン技術を提供・開発しているが、その裏では唯一非合法である人間のクローンを行っている。違法なクローン事業に手を染めてはいるものの、博士本人は殺生は好まない。
- ジョニー・フェニックス
- フットボールチーム・ロードランナーズのスター選手。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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ソフト版 | 日本テレビ版 | ||
アダム・ギブソン | アーノルド・シュワルツェネッガー | 玄田哲章 | |
ハンク・モーガン | マイケル・ラパポート | 後藤哲夫 | 清水明彦 |
マイケル・ドラッカー | トニー・ゴールドウィン | 牛山茂 | 鈴置洋孝 |
ロバート・マーシャル | マイケル・ルーカー | 宝亀克寿 | 立木文彦 |
タリア・エルスワース | サラ・ウィンター | 唐沢潤 | |
ナタリー・ギブソン | ウェンディ・クルーソン | 藤生聖子 | 野沢由香里 |
P・ワイリー | ロドニー・ローランド | 成田剣 | 矢尾一樹 |
ヴィンセント | テリー・クルーズ | 天田益男 | 大友龍三郎 |
下院議長 | ケン・ポーグ | 石波義人 | 三木敏彦 |
トリップ | コリン・カニンガム | 大黒和広 | 谷昌樹 |
グリフィン・ウィアー博士 | ロバート・デュヴァル | 佐々木敏 | 大木民夫 |
キャサリン・ウィアー | ワンダ・キャノン | 渡辺多美子 | 鈴木弘子 |
クララ・ギブソン | テイラー・アン・リード | 杉原美和 | 川田妙子 |
ヴァーチャル・ガールフレンド | ジェニファー・ガレイス | 雨蘭咲木子 | |
ジョニー・フェニックス | スティーブ・バシック | 水野光太 | |
バーチャル精神科医 | ウォルター・フォン・ヒューネ | 山﨑秀樹 | |
シンディ人形の声 | アンドリア・リブマン | 金田朋子 | |
その他 | 根本泰彦 季園知依 清水敏孝 岡本章子 吉川亜紀子 |
広瀬正志 山口太郎 佐藤あかり 巻島康一 後藤敦 石井隆夫 永田博丈 林佳代子 村治学 渡辺美佐 堀江真理子 加藤沙織 吉田孝 杉本ゆう 高越昭紀 | |
日本語版制作スタッフ | |||
演出 | 松川陸 | 中野洋志 | |
翻訳 | 芝谷真由美 | 栗原とみ子 | |
調整 | 兼子芳博 | 蝦名恭範 | |
制作 | ニュージャパンフィルム | ACクリエイト | |
初回放送 | 2002年3月1日 『金曜ロードショー』 |
スタッフ
編集- 監督:ロジャー・スポティスウッド
- 製作総指揮:デヴィッド・コーツワース、ダニエル・ペトリー・ジュニア
- 製作:ジョン・デイヴィソン、マイク・メダヴォイ、アーノルド・シュワルツェネッガー
- 脚本:コーマック・ウィバリー、マリアンヌ・ウィバリー
- 音楽:トレヴァー・ラビン
- 撮影:ピエール・ミニョー
評価
編集レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは117件のレビューで支持率は40%、平均点は5.20/10となった[3]。Metacriticでは30件のレビューを基に加重平均値が49/100となった[4]。
エピソード
編集- 第21回ゴールデンラズベリー賞で、アーノルド・シュワルツェネッガーは本物のアダム・ギブソン役として最低主演男優賞にノミネート、クローンのアダム・ギブソン役として最低助演男優賞にノミネートされた。また、一人で最低スクリーンカップル賞にもノミネートされた。
- シュワルツェネッガーが『ターミネーター』(1984年)で発言したセリフ「I'll be back(また戻ってくる)」は、シュワルツェネッガーのトレードマークとなり、その後の出演作で同じセリフを言うシチュエーションが多用されているが、今作ではRePetのストアを出るシーンで「I might be back」と少し形を変えて使われている[5]。
脚注
編集- ^ a b c “The 6th Day (2000)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年4月6日閲覧。
- ^ “日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2001年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月5日閲覧。
- ^ "The 6th Day". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022年11月14日閲覧。
- ^ "The 6th Day" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年11月14日閲覧。
- ^ The 6th Day (2000) Trivia