シシュフォス (小惑星)

小惑星

シシュフォス (1866 Sisyphus) は近日点が地球の軌道の内側にあるアポロ群火星横断小惑星である。地球横断小惑星の内で最も大きい小惑星であり、6500万年前に恐竜の絶滅の原因の一つと考えられている小惑星衝突をおこし、チクシュルーブ・クレーターを残した小惑星と同等の大きさであると考えられている。

シシュフォス
1866 Sisyphus
仮符号・別名 1972 XA
分類 地球近傍小惑星
軌道の種類 アポロ群
火星横断
発見
発見日 1972年12月5日
発見者 P. ヴィルト
軌道要素と性質
元期:2012年9月30日 (JD 2,456,200.5)
軌道長半径 (a) 1.893 AU
近日点距離 (q) 0.874 AU
遠日点距離 (Q) 2.913 AU
離心率 (e) 0.539
公転周期 (P) 2.61
軌道傾斜角 (i) 41.19
近日点引数 (ω) 293.06 度
昇交点黄経 (Ω) 63.56 度
平均近点角 (M) 125.08 度
衛星の数 1
物理的性質
直径 8.2 km
自転周期 2.400 時間
スペクトル分類 S
絶対等級 (H) 13.0
アルベド(反射能) 0.16
Template (ノート 解説) ■Project

スイス天文学者パウル・ヴィルトベルン大学ツィンマーヴァルト天文台で発見した。ギリシア神話に登場するシシュポスから命名された。シーシュポス、シジフォス、シシフォスとも呼ばれる。

1985年12月にアレシボ天文台でレーダー観測が行われた。2007年になって、この時のデータから衛星の存在が判明した。ただし大きさや軌道については不明である。

関連項目

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