ケルベルス (小惑星)
小惑星
ケルベルス[2] (1865 Cerberus) とは、アポロ群に属する地球近傍小惑星の1つ[1]。
ケルベルス 1865 Cerberus | ||
---|---|---|
分類 | 小惑星 | |
軌道の種類 | アポロ群[1] 地球近傍小惑星[1] 金星横断小惑星 地球横断小惑星 火星横断小惑星 | |
発見 | ||
発見日 | 1971年10月26日[1] | |
発見者 | ルボシュ・コホーテク[1] | |
軌道要素と性質 元期:TDB 2456400.5 (2013年4月18.0日)[1] | ||
軌道長半径 (a) | 1.079952583(2) AU[1] | |
近日点距離 (q) | 0.57576984(8) AU[1] | |
遠日点距離 (Q) | 1.483135329(2) AU[1] | |
離心率 (e) | 0.46685637(7)[1] | |
公転周期 (P) | 409.9259938(9) 日 (1.12 年)[1] | |
軌道傾斜角 (i) | [1] | 16.096624(9) 度|
近日点引数 (ω) | 325.23206(2) 度[1] | |
昇交点黄経 (Ω) | 212.95147(2) 度[1] | |
平均近点角 (M) | 240.18292(2) 度[1] | |
前回近日点通過 | JED 2456027.00772 (2012年4月9日) | |
次回近日点通過 | JED 2456536.93371(2) (2013年9月1日)[1] | |
物理的性質 | ||
直径 | 1.2 km[1] | |
自転周期 | 6.8039 時間[1] | |
スペクトル分類 | S[1] | |
絶対等級 (H) | 16.84[1] | |
アルベド(反射能) | 0.22[1] | |
色指数 (B-V) | 0.790[1] | |
色指数 (U-B) | 0.442[1] | |
他のカタログでの名称 | ||
1971 UA 1865 |
||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
軌道の性質
編集ケルベルスは軌道離心率0.4669の楕円形の公転軌道を持ち、近日点距離は金星軌道より内側の0.5757AU、遠日点距離は火星軌道に接する。また、軌道傾斜角は16.10度とあまり傾いていない。以上の性質から、金星、地球、火星に頻繁に接近する小惑星である。ケルベルスの公転周期は1.12年であることから、地球にはほぼ毎年接近するが、約6年間接近しない空白期間が生じることがある。最も直近の空白期間は2010年5月21日から2016年11月8日までの間である[1]。
物理的性質
編集ケルベルスは直径1.2kmと推定されている小惑星である。スペクトル分類はS型の岩石質小惑星であると推定されているが、アルベドは0.22と比較的高い。自転周期は6.8039時間である[1]。
その他
編集ケルベルスの名は冥界の番犬であるケルベロスに由来する[1]。なお、冥王星の衛星であるケルベロスは、小惑星のケルベルス(Cerberus)との区別のため、ラテン語ではなく古代ギリシャ語からケルベロス(Kerberos)と名づけられた[3]。