サークルオブライフ

日本の競走馬

サークルオブライフ(欧字名:Circle of Life2019年3月24日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2021年阪神ジュベナイルフィリーズアルテミスステークス

サークルオブライフ
2021年阪神JF
欧字表記 Circle of Life[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 (2019-03-24) 2019年3月24日(5歳)[1]
抹消日 2023年10月12日
エピファネイア[1]
シーブリーズライフ[1]
母の父 アドマイヤジャパン[1]
生国 日本の旗 日本北海道新ひだか町[2]
生産者 千代田牧場[1]
馬主 飯田正剛[1]
調教師 国枝栄美浦[1]
競走成績
タイトル JRA賞最優秀2歳牝馬(2021年)
生涯成績 8戦3勝[1]
獲得賞金 1億4132万5000円[1]
勝ち鞍
GI 阪神JF 2021年
GIII アルテミスS 2021年
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馬名の意味は、命の輪。母名、母母名より連想。2021年のJRA賞最優秀2歳牝馬

戦績

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2歳(2021年)

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8月28日新潟の2歳新馬(芝1800m)に4番人気でデビュー。中団追走から直線で追い上げるもイクイノックスの3着に敗れる。

9月20日中山の2歳未勝利(芝1600m)ではスタートで後手を踏み最後方を追走。向正面でポジションを上げ、直線で先頭に立つと最後はニシノラブウインクに2馬身半差をつけ初勝利を飾る[3]

10月30日のアルテミスステークスでは中団のやや後方で脚を溜め、直線で外から鋭く脚を伸ばすと先に抜け出したベルクレスタをクビ差差し切って重賞初制覇を果たした[4]

12月12日、阪神ジュベナイルフィリーズにて3番人気に推された同馬は直線で外から前の各馬を差し切り、中団追走から内目をしぶとく伸びた8番人気ラブリイユアアイズに1/2馬身差をつけ勝利、GI初制覇を果たした[5]オーナーブリーダーである千代田牧場のGI勝利は2002年の同レースを制したピースオブワールド以来19年ぶりであった[6]

3歳 - 4歳(2022年 - 2023年)

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次走としてチューリップ賞、その後桜花賞への出走を表明した[7]

3月5日、予定通りチューリップ賞に出走。好スタートを切ると馬群中団を追走し、最後の直線に入るとムチを入れ懸命に追うが、先に抜け出していたナミュールと内側で抜け出した13番人気の伏兵ピンハイ(単勝229.8倍)を捉えきれず、3着となった。馬連563倍の大波乱であった[8]

4月10日のクラシック初戦の桜花賞は外枠が不利な展開のなか、外から脚を伸ばして勝ち馬スターズオンアースと0.1秒差の4着に入った[9]

5月22日の優駿牝馬(オークス)は、桜花賞のレース内容から「距離伸びてプラス」と評価されて1番人気になる[10]も、ゲート入りの最中にサウンドビバーチェが放馬し、捕まるのを待っている間にテンションが上がってしまい、スタートで出遅れ。そのまま後方で見せ場なく1着スターズオンアースから1.9秒差も離されての12着に終わる。鞍上のデムーロはレース後「ゲートの中でイライラして出遅れました。最初から全然脚が出なくて、最後も反応がなかった」とコメントした[11]

秋初戦として、9月10日に行われたGIII紫苑ステークスに出走。この日の馬体重はデビュー以来、最も軽い462キロであった。3番人気に推された[12]レースでは、スタートで出遅れ後手に回って道中は最後方を追走。向正面から外を回ってまくり上げるも、4着に敗れた[13]。 紫苑ステークスの5日後に右前浅屈腱炎発症が判明、全治9ヶ月以上と診断されたため、秋華賞出走を断念[14]、長期休養に入っていたが、2023年10月12日に引退が発表され、同日付で競走馬登録を抹消された[15]。今後は繁殖入りに向けてアメリカなどを視野に検討している。飯田正剛氏は「1年間我慢しましたが、脚元のことでもしものことがあってはならない。無理はさせられないので、引退を決めました。サンデーサイレンスのクロスが入っていますので、海外でけい養することも考えています。本当に強い馬でしたので、母としても大変期待しています」と語った[16]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[17]およびnetkeiba.com[18]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2021.08.28 新潟 2歳新馬 芝1800m(良) 15 4 6 007.10(4人) 03着 R1:48.6(35.5) -1.2 0M.デムーロ 54 イクイノックス 480
0000.09.20 中山 2歳未勝利 芝1600m(良) 15 1 1 008.50(3人) 01着 R1:35.4(35.4) -0.4 0M.デムーロ 54 (ニシノラブウインク) 472
0000.10.30 東京 アルテミスS GIII 芝1600m(良) 11 6 7 021.90(7人) 01着 R1:34.0(33.5) -0.0 0M.デムーロ 54 (ベルクレスタ) 478
0000.12.12 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 18 5 10 005.60(3人) 01着 R1:33.8(33.9) -0.1 0M.デムーロ 54 (ラブリイユアアイズ) 478
2022.03.05 阪神 チューリップ賞 GII 芝1600m(良) 14 2 3 003.30(2人) 03着 R1:33.4(34.5) -0.2 0M.デムーロ 54 ナミュール 476
0000.04.10 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 8 16 005.10(2人) 04着 R1:33.0(33.3) -0.1 0M.デムーロ 55 スターズオンアース 482
0000.05.22 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 17 3 6 003.20(1人) 12着 R2:25.8(34.8) -1.9 0M.デムーロ 55 スターズオンアース 484
0000.09.10 中山 紫苑S GIII 芝2000m(良) 12 2 2 006.00(3人) 04着 R2:00.1(34.9) -0.2 0M.デムーロ 54 スタニングローズ 462

血統表

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サークルオブライフ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ロベルト系
[§ 2]

エピファネイア
2010 鹿毛
父の父
*シンボリクリスエス
1999 黒鹿毛
Kris S. Roberto
Sharp Queen
Tee Kay Gold Meridian
Tri Argo
父の母
シーザリオ
2002 青毛
スペシャルウィーク *サンデーサイレンス
キャンペンガール
*キロフプリミエール Sadler's Wells
Querida

シーブリーズライフ
2010 栗毛
アドマイヤジャパン
2002 栗毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ビワハイジ Caerleon
*アグサン
母の母
プレシャスライフ
2004 芦毛
*タイキシャトル Devil's Bag
*ウェルシュマフィン
*スターマイライフ Storm Cat
Great Lady M
母系(F-No.) (FN:22-d) [§ 3]
5代内の近親交配 サンデーサイレンス 4×3, Halo 5×4・5, Hail to Reason 5×5, Caerleon 4・5(母内) [§ 4]
出典
  1. ^ [19]
  2. ^ [20]
  3. ^ [19][20]
  4. ^ [19][20]


脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n サークルオブライフ”. www.jbis.or.jp. 2022年2月2日閲覧。
  2. ^ サークルオブライフ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年2月3日閲覧。
  3. ^ “【中山2R・2歳未勝利】サークルオブライフ2馬身半差快勝 国枝師「阪神JF目標」”. スポーツ報知. (2021年9月20日). https://hochi.news/articles/20210920-OHT1T51053.html?page=1 2021年10月30日閲覧。 
  4. ^ “サークルオブライフ差し切りV、ミルコは重賞100勝達成/アルテミスS”. 日刊スポーツ. (2021年10月30日). https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=5&id=202110300000659&year=2021&month=10&day=30 2021年10月30日閲覧。 
  5. ^ “【阪神JF結果】サークルオブライフが差し切りを決め3連勝で2歳女王に輝く!”. netkeiba.com. (2021年12月12日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=197224 2021年12月12日閲覧。 
  6. ^ “【阪神JF】千代田牧場19年ぶりG1勝利「昔からの血統でうれしい」”. 日刊スポーツ. https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=5&id=202112130000171&year=2021&month=12&day=13 2021年12月13日閲覧。 
  7. ^ “【3歳次走】サークルオブライフはチューリップ賞から桜花賞へ 他有力馬情報”. netkeiba.com. (2022年1月21日). https://news.sp.netkeiba.com/?pid=news_view&no=198808 2022年2月6日閲覧。 
  8. ^ “【チューリップ賞結果】1番人気ナミュールがV 2着に大穴ピンハイ激走、馬連563倍の波乱”. netkeiba.com. (2022年3月5日). https://news.sp.netkeiba.com/?pid=news_view&no=200456 2022年3月5日閲覧。 
  9. ^ 【桜花賞】2歳女王サークルオブライフ4着、ミルコ「外枠がきつかった」 - 3歳馬特集 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年4月21日閲覧。
  10. ^ オークス(G1) 出馬表 | 2022年5月22日 東京11R レース情報(JRA)”. netkeiba.com. 2022年12月4日閲覧。
  11. ^ 【オークス】1番人気サークルオブライフは12着 国枝師「競馬の前にピークアウトしちゃった」 - 3歳馬特集 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年12月4日閲覧。
  12. ^ 紫苑ステークス(G3) 出馬表 | 2022年9月10日 中山11R レース情報(JRA)”. netkeiba.com. 2022年12月4日閲覧。
  13. ^ “【紫苑S】「マイナス22キロ」サークルオブライフは4着 国枝調教師「どうやって本番まで持っていくかが課題」”. 東スポ競馬. https://tospo-keiba.jp/breaking_news/19797 2022年9月10日閲覧。 
  14. ^ サークルオブライフ 右前浅屈腱炎…復帰まで9カ月以上 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年12月4日閲覧。
  15. ^ 21年阪神JF優勝サークルオブライフが引退、繁殖入り 昨年紫苑S4着が現役最後のレースに”. nikkansports.com (2023年10月12日). 2023年10月12日閲覧。
  16. ^ 21年の阪神JFを制したG1馬サークルオブライフが現役引退 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2023年10月12日閲覧。
  17. ^ "競走成績:全競走成績|サークルオブライフ". JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2021年10月31日閲覧
  18. ^ "サークルオブライフの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2021年10月31日閲覧
  19. ^ a b c 血統情報:5代血統表|サークルオブライフ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年10月31日閲覧。
  20. ^ a b c サークルオブライフの血統表”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2021年10月31日閲覧。
  21. ^ “【阪神JF】サークルオブライフ馬主の飯田正剛氏 19年ぶりG1勝利”. スポーツニッポン. https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2021/12/13/kiji/20211212s00004000663000c.html 2021年12月14日閲覧。 

外部リンク

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