サンシャイン水族館
サンシャイン水族館(サンシャインすいぞくかん、英語:Sunshine Aquarium)は、東京都豊島区東池袋のサンシャインシティ ワールドインポートマート内にある水族館。1978年10月開館。株式会社サンシャインエンタプライズが運営している。旧称はサンシャイン国際水族館。
サンシャイン水族館 Sunshine Aquarium | |
---|---|
2020年7月9日オープンした「海月空感(くらげくうかん)」 | |
施設情報 | |
前身 | サンシャイン国際水族館 |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 民間 |
管理運営 | 株式会社サンシャインエンタプライズ |
館長 | 丸山 克志 |
面積 | 約7,765㎡ |
頭数 | 約23,000匹 |
種数 | 約550種 |
最大水槽容量 | 240t(サンシャインラグーン) |
水槽総容量 | 約770 t |
来園者数 | 197万人(2017) |
開館 | 1978年10月 |
所在地 |
〒170-0013 東京都豊島区東池袋3丁目1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル 屋上 |
位置 | 北緯35度43分45秒 東経139度43分11.3秒 / 北緯35.72917度 東経139.719806度座標: 北緯35度43分45秒 東経139度43分11.3秒 / 北緯35.72917度 東経139.719806度 |
アクセス | 池袋駅(JR・東京メトロ・西武線・東武線)35番出口より徒歩約8分 |
公式サイト | https://sunshinecity.jp/aquarium/ |
概要
編集日本初の屋上にある水族館。開館以来、デンキウナギ、オオカミウオ、クリオネなど、世界的に珍しい魚や水棲・陸棲動物を展示し、人気を博してきた。
通常の水族館に比べるとフロア面積は狭く、サンシャインビルの最上階、屋上に位置することから重量制限もあり大規模改装しにくく、全体的に小型の水族館といった点があるが、展示数が多く上記の生き物の他、マンボウやシノノメサカタザメ(2021年4月現在展示なし)など比較的大型な水棲動物の飼育や、日本で初めてサンゴ礁の環境を再現した「サンシャイン サンゴ礁」の常設、モモイロペリカンやバイカルアザラシなどの飼育展示、肉食魚のシルバーアロワナ、ドラドへの餌やり、アシカショーをはじめとする各種イベントの開催だけではなく、陸棲動物にスポットをあてた「Zoo-Zooハウス」など、様々な生き物の観察と趣向を凝らしたイベントが体験できる施設である。サンシャインラグーンではダイバーとトラフザメ、大型のウツボとのダンスなどが見られバックヤードに入って餌やりをする体験イベントも行われている。
2015年のトリップアドバイザーの「エクセレンス認証」を取得している[1]。
2016年1月7日、ロシアラッコの雌「ミール」がリンパ腫のため死亡し、ミールとの繁殖目的でアドベンチャーワールドから来ていた雄の「ロイズ」も鳥羽水族館に移設され、2月29日をもって30年間の歴史をもつラッコの展示は幕を降ろした[2][3]。
2017年7月12日、屋外エリア「マリンガーデン」がリニューアルオープン。新しく「天空のペンギン」、「草原のペンギン」、「カワウソたちの水辺」、「きらめきの泉」、「天空パス」の5つの新展示が登場した[4]。「天空のペンギン」は屋上に位置することを利用し街中上空を飛び回っているようなケープペンギンが楽しめる。
2020年7月9日、新クラゲエリア「海月空感(くらげくうかん)」がオープンした。
ブーム
編集1980年代、ラッコ、ウーパールーパーなどの一大ブームを引き起こした。アロワナやピラニアも展示して話題になった。ウーパールーパーは、TBS系の「わくわく動物ランド」がブームに火を点けたものだが、当時、展示施設が少なかったため、サンシャイン国際水族館に観客が殺到した。
飼育されている主な生き物
編集- 「大海の旅」(水族館1F)
- マイワシ、ウィーディーシードラゴン、ゾウギンザメ、トラフザメ、クラゲ、クリオネ、マンボウ
- 「水辺の旅」(水族館2F)
- アジアアロワナ、カエル類、リクガメ類、バイカルアザラシ、カクレクマノミ
- 「天空の旅」(マリンガーデン)
- ケープペンギン、オタリア、カリフォルニアアシカ、コツメカワウソ、モモイロペリカン
-
餌付けの模様
-
サンゴ礁
-
デンキウナギ
-
ウーパールーパー
-
アロワナ
-
ペンギンエリア
-
ミナミコアリクイのタエ
-
リニューアル後のマリンガーデン
-
天空のペンギン
営業概要
編集営業時間
編集- 基本営業時間
- 4/1〜10/31 - 10:00〜20:00
- 11/1〜3/31 - 10:00〜18:00
- ※クリスマス、冬休み、春休み等は上記営業時間を延長して営業を行っている。詳細は下記外部リンクを参照のこと。
- ※最終入場は、営業終了時刻の1時間前。ただし年間パスポート所持者は30分前まで入場可能。
- ※モモイロペリカンの展示は17:30まで。
- ※「天空のペンギン」水槽でのケープペンギンの展示は19:00まで。
入館料等
編集HP参照。土日祝日及び特定日は入場制限を行っており、事前予約が必要となっている。
- 年間パスポート特典
- 事前予約不要。
- 同伴者2人まで、水族館入場料金が約3割引きになる。
- 開館10分前に、屋外エリア「マリンガーデン」に入場可能。
- 閉館30分前まで入館可能(通常は1時間前)。
- コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine Cityの鑑賞料金がパスポート所持者を含め同伴者2人まで5割引。
- SKY CIRCUSサンシャイン60展望台の入場料金がパスポート所持者を含め同伴者5人まで約3割引。
- しながわ水族館の入場料金がパスポート所持者を含め同伴者5人まで2割引。
- 水族館内の買い物が5%オフ。水族館内タリーズでドリンク(トールサイズ)が30円オフ。専門店街アルパでも割引サービスがある。
※年間パスポートの販売は2023年6月30日を以て終了し、2024年1月1日から新制度「アクアリウムクラブ」が開始された。
その他
編集- 吉本興業のプロデュースによる「よしもと水中漫才inサンシャイン国際水族館」と題した、同事務所に所属する芸人が水槽内にて漫才を行うイベントが一時期開催されていた。
- 横浜中華街内にある「よしもとおもしろ水族館」とは業務提携を行っており、サンシャイン水族館のスタッフが飼育を担当している。
- 各種パーティーの会場として貸出しも行っている。ただし、閉館後限定。
- 年間パスポート売り場にリュウグウノツカイ(全長4.8m)の液浸標本が展示されている。
- ミナミコアリクイのタエは2度脱走してペンギンエリアにいたところを捕まっている。マスコミでも大きく取り扱われた。
- TVCMで使用されていたキャラクター(パペット)はパクパクサカナとオウオウアシカという名前である。現在は使用されておらず、グッズ等の販売も無い。
- 2014年には夏休みスペシャルイベントとして、“毒を持つ生き物”の特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」が開催された。なお、その後も同イベントはMARK IS みなとみらい(Orbi Yokohamaとのコラボ)や名古屋パルコといった各地で開催されている(当館のプロデュースによる)。
所在地・アクセス
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ “トリップアドバイザー「2015年 エクセレンス認証(Certificate of Excellence)」を受賞!”. サンシャイン水族館. 2016年1月31日閲覧。
- ^ “30年のラッコ展示に幕 29日サンシャイン水族館 “草食化”と規制で国内頭数激減”. 産経新聞社 (2016年2月27日). 2016年5月24日閲覧。
- ^ “サンシャイン水族館 ラッコ展示終了のお知らせ”. サンシャインシティ (2016年1月15日). 2016年5月24日閲覧。
外部リンク
編集- サンシャイン水族館公式サイト
- サンシャイン水族館 (@Sunshine_Aqua) - X(旧Twitter)
- サンシャイン水族館 (Sunshine.aquarium.official) - Facebook