サガナ・ジョップ
サガナ・ジョップ(DeSagana Diop)ことデサガナ・ンガニュ・ジョップ(DeSagana N'gagne Diop、1982年1月30日-)はセネガルのプロ元バスケットボール選手。ダカール州ダカール県ダカール出身。ポジションはセンター。身長213cm、体重127kg。NBAのヒューストン・ロケッツのアシスタントコーチを務めている。
現役時代 (クリーブランド・キャバリアーズ) のジョップ | |
ヒューストン・ロケッツ AC | |
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ポジション | センター |
役職 | アシスタントコーチ |
基本情報 | |
フランス語 | DeSagana N'gagne Diop |
国籍 | セネガル |
生年月日 | 1982年1月30日(42歳) |
出身地 | ダカール州ダカール県ダカール |
身長(現役時) | 213cm (7 ft 0 in) |
体重(現役時) | 127kg (280 lb) |
キャリア情報 | |
出身 |
オークヒル・アカデミー高校 (バージニア州) |
ドラフト | 2001年 1巡目 8位 キャバリアーズ |
選手経歴 | |
2001-2005 2005-2008 2008 2008-2009 2009-2012 |
クリーブランド・キャバリアーズ ダラス・マーベリックス ニュージャージー・ネッツ ダラス・マーベリックス シャーロット・ボブキャッツ |
指導者経歴 | |
2014-2016 2016-2020 2020- |
テキサス・レジェンズ (AC) ユタ・ジャズ (AC) ヒューストン・ロケッツ (AC) |
Stats Basketball-Reference.com | |
代表歴 | |
キャップ | セネガル 2001年 |
経歴
編集高校
編集ジョップが本格的にバスケットボールを始めたのは、ヴァージニア州の名門オークヒル高校に入学してからだった。このとき15歳。比較的遅い時期に始めたにも係わらず、ジョップは高校通算で平均14.6得点、13.2リバウンド、8.0ブロックという驚異的な数字を記録した。この間、オークヒル高校は33勝0敗の圧倒的な強さを誇った。またジョップはUSAトゥデイが選出するヴァージニア州の年間最優秀選手にも選ばれた。学生時代に憧れていた選手は「ザ・ドリーム」ことヒューストン・ロケッツの大スターだったアキーム・オラジュワンである。
NBA
編集ジョップは2001年のNBAドラフトにおいて全体8番目でクリーブランド・キャバリアーズから指名されて入団した。キャブスでは4シーズン在籍し、193試合に出場した。そのほとんどがベンチ(控え選手)からの出場だったが、頼みの綱であるディフェンスは全くふるわず、あまりチームに貢献したとは言えない働きしかできなかった。怪我にも頻繁に見舞われ、体重の問題なども次々に重なった。再契約することなくフリーエージェントになり、2005年オフにオフェンシブなチーム構成が売りのダラス・マーベリックスに3年契約で移籍した。
当初、目立った成績を残していないジョップに対し、地元ファンは疑いの目を向けざるを得なかった。しかし開幕するや否や、エリック・ダンピアーの第1の控え選手として多くの出場時間を与えられ、リバウンドやブロックなどのディフェンス面でチームに貢献した。11月のデンバー・ナゲッツ戦では、ジョップがカーメロ・アンソニーのあわやウィニングショットとなるシュートを阻止した。年末になると、ダンピアの不調もあってかスターター(先発出場)抜擢。これまで昨シーズンは10分以下だった出場時間は上昇し、一気に平均18分の出場を記録した。マーベリックスの歴史上初めてとなったNBAファイナルまで、先発出場は継続された。
コーチ歴
編集2014年11月28日、Dリーグのテキサス・レジェンズのコーチングスタッフに加わり[1]、2015年10月19日アシスタントコーチに昇格した[2]。
2016年10月3日、ユタ・ジャズのアシスタントコーチに就任した[3]。
2020年11月30日、ヒューストン・ロケッツのアシスタントコーチに就任した [4]。
プレースタイル
編集ディフェンス面においての働きが評価される選手である。リバウンドにおいても成長は著しく、マーベリックスに移籍した2005-06シーズンは平均18分の出場ながらキャリアハイの1.8ブロック記録した。欠点はペリメーター付近からの短いシュート(かといって3Pシュートが得意ではない)や、フリースローなどである。本人も自覚しているからか、果敢にもシュートに挑むことは稀である。ちなみに2006年オフはポストプレーの上達を目標に掲げていた。ブロックやリバウンドなどの爆発的なプレイが得意な反面、ペイントエリア内での細かいプレイを苦手とする傾向がある。これはオフェンスでも同様のことが言えるが、度々ファウルを量産し、最終クオーターを待たずしてファウルアウトになってしまうこともあった。
個人記録
編集シーズン記録
編集- 2001-2002:18試合出場、1.4得点、0.9リバウンド、0.3アシスト、0.56ブロック
- 2002-2002:80試合出場、1.5得点、2.7リバウンド、0.5アシスト、1.01ブロック
- 2003-2004:56試合出場、2.3得点、3.6リバウンド、0.6アシスト、0.91ブロック
- 2004-2005:39試合出場、1.0得点、1.8リバウンド、0.4アシスト、0.69ブロック
- 2005-2006:81試合出場、2.3得点、4.6リバウンド、0.3アシスト、1.80ブロック
1試合最多記録
編集- 1試合最多得点:10得点(vs ニューオーリンズ・ホーネッツ 2002年11月23日)
- 1試合最多アシスト:4個 (vs オーランド・マジック 2003年3月2日)
- 1試合最多リバウンド:16本 (vs デンバー・ナゲッツ 2005年11月15日)
- 1試合最多ブロック:6本(2回記録)
脚注
編集- ^ “Nick Van Exel, DeSagana Diop Join Legends’ Coaching Staff”. CBSLocal.com (November 11, 2014). November 11, 2014閲覧。
- ^ “Legends Round out Coaches' Bench”. OurSportsCentral.com (October 19, 2015). October 19, 2015閲覧。
- ^ Jazz hire DeSagana Diop as a coaching associate
- ^ “Rockets Announce Additions to Coaching Staff”. NBA.com (November 30, 2020). November 30, 2020閲覧。
外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 NBA、Basketball-Reference、Eurobasket、RealGM
- ESPN.com-サガナ・ジョップ-