コンサート・フォー・ジョージ
ビートルズのジョージ・ハリスンへの追悼コンサート
コンサート・フォー・ジョージ(Concert for George)は、2002年11月29日、ロイヤル・アルバート・ホールで開催された、元ビートルズのメンバー、ジョージ・ハリスン(2001年11月29日死去)への追悼公演である。一周忌を記念して1年後に行われた。
概要
編集「コンサート・フォー・ジョージ」は、ハリスンの妻オリヴィアと息子ダーニによって計画され、ハリスンの親友であるエリック・クラプトン主催で行われた。クラプトンはホスト役も務めている。イベントの収益は1973年にハリスンによって設立された基金財団「The Material World Charitable Foundation」に寄贈された。
2022年、追悼公演開催20周年を記念して海外では高音質リマスター版『コンサート・フォー・ジョージ』が上映された。2023年にはハリスンの生誕80年を記念し、高音質リマスター版が日本で初上映(同年7月28日より)されることが決定した[1]。
演奏曲
編集- Sarve Shaam
- Your Eyes
- The Inner Light
- Arpan
- Sit On My Face
- Game Show Titles
- The Lumberjack Song
- The Spam Song
- I Want to Tell You
- If I Needed Someone
- Old Brown Shoe
- Give Me Love
- Beware Of Darkness
- Here Comes the Sun
- That's The Way It Goes
- Horse To The Water
- Taxman
- I Need You
- Handle With Care
- Isn't It A Pity
- Photograph
- Honey Don't
- For You Blue
- Something
- All Things Must Pass
- While My Guitar Gently Weeps
- My Sweet Lord
- Wah-Wah
- I'll See You in My Dreams
内容
編集- ジョージのシタールの師であるラヴィ・シャンカルの娘アヌーシュカ・シャンカルによるインドの音楽がメイン。
- ジョージが生前大ファンだったイギリスのコメディ・グループであるモンティ・パイソンも登場し、マイケル・ペイリンの司会挨拶に始まり、彼らのヒット曲である「シット・オン・マイ・フェイス」と「木こりの歌」を合唱(木こりの歌では当日限りのパイソンズの特別メンバーとして迎えられた俳優のトム・ハンクスが森林警備隊として歌っている)。
- ジョージと親交のあったメンバーらによるジョージ・ハリスンのナンバー。
- ラストはジョージが敬愛するジョー・ブラウンによるウクレレ演奏の「夢で逢いましょう (I'll See You In My Dreams)」で幕を閉じた。
このコンサートは舞台裏も含めた同タイトルのDVDが日本語版(発売日:2003年11月27日)で、またCDは輸入版で手に入れることができる。
バンド & ゲスト
編集- エリック・クラプトン - ギター、音楽監督
- ジェフ・リン、マーク・マン、アンディ・フェアウェザー・ロウ、ダーニ・ハリスン、アルバート・リー、トム・ペティ、ジョー・ブラウン、ポール・マッカートニー - ギター
- ゲイリー・ブルッカー、クリス・ステイントン、ビリー・プレストン、ジュールズ・ホランド、ポール・マッカートニー - キーボード
- デイヴ・ブロンズ、クラウス・フォアマン - ベース
- ジム・キャパルディ、リンゴ・スター、ジム・ケルトナー、ヘンリー・スピネッティ - ドラム
- レイ・クーパー、エミール・リチャーズ、ジム・キャパルディ - パーカッション
- ジム・ホーン - アルト・サクソフォーン
- トム・スコット - テナー・サクソフォーン
- ケイティ・キッスーン、テッサ・ナイルズ、サム・ブラウン - バック・ボーカル
その他の出演者
編集脚注
編集- ^ “エリック・クラプトンによるジョージ・ハリスン追悼コンサート、日本で初の劇場上映が決定”. NME (2023年5月30日). 2023年5月31日閲覧。