ケール (ドイツ)
ドイツの都市
ケール(ドイツ語: Kehl)は、ストラスブールの対岸にあるドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州の都市。
ケール Kehl | ||
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町 | ||
ケール(2020年8月) | ||
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ケールの位置 | ||
座標:北緯48度34分 東経7度49分 / 北緯48.567度 東経7.817度座標: 北緯48度34分 東経7度49分 / 北緯48.567度 東経7.817度 | ||
国 | ドイツ | |
州 | バーデン=ヴュルテンベルク州 | |
行政管区 | フライブルク行政管区 | |
郡 | オルテナウ郡 | |
面積 | ||
• 合計 | 75.07 km2 | |
人口 (2021年12月31日) | ||
• 合計 | 37,378人 | |
• 密度 | 500人/km2 | |
等時帯 | UTC+1 (中央ヨーロッパ時間) | |
• 夏時間 | UTC+2 (中央ヨーロッパ夏時間) | |
市外局番 | 07851 | |
ウェブサイト | www.kehl.de |
主要データ
編集- 面積:75平方キロメートル
- 人口:34,700人(2006年12月)
- 標高:139メートル
歴史
編集ケールは1038年に初めて文献に現れる。1338年には、対岸のストラスブールとの間に初めて恒久的な橋が築かれた。1678年にフランスの侵入を受け、ケールはドイツからストラスブールの防衛線と看做されるようになり、1683年にはフランスの建築家セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバンによって要塞が建設された。1703年にスペイン継承戦争でフランスの将軍クロード・ルイ・エクトル・ド・ヴィラールに包囲され落とされている(ケール包囲戦)ほか、1733年にも同じくフランスの将軍ベリック公ジェームズ・フィッツジェームズに包囲され落とされている(ケール包囲戦)。
1774年には、バーデン議会の要請によって、バーデン辺境伯カール・フリードリヒが特権都市であることを宣言。その後、フランス・バーデン・オーストリアの支配を経て、1815年にバーデン大公国から返還され、要塞は取り壊された。
1861年、最初の鉄道橋が建設され、また鉄道の乗換地とされ、パリとウィーンを結ぶ交通の要衝となった。
第二次世界大戦後、ケールはふたたびストラスブールの郊外と位置づけられるようになった。その後、ドイツの敗戦によるフランスの占領管理は終了し、1953年からドイツ連邦共和国に帰属するようになった。