クイーンズ・パーク・レンジャーズFC

イングランドのサッカークラブ

クイーンズ・パーク・レンジャーズ・フットボール・クラブQueens Park Rangers Football Club)は、イングランドロンドンに本拠地を置くサッカークラブ。通称QPR。愛称はフープス (The Hoops)[2]

クイーンズ・パーク・レンジャーズFC
原語表記 Queens Park Rangers Football Club
愛称 The Rs
Rangers
The Hoops
Superhoops
The Royals
クラブカラー    
   
創設年 1882年
所属リーグ フットボールリーグ
所属ディビジョン チャンピオンシップ2024-25
昨季リーグ順位 18位(2023-24
ホームタウン ロンドン
ホームスタジアム
MATRADEロフタス・ロード・スタジアム
収容人数 18,439[1]
運営法人
代表者 インドの旗 アミット・バティア
監督 スペインの旗 マルティ・シフエンテス
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

歴史

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1882年、学校のクラブだったセント・ジューズ (St Jude's) がクライストチャーチ・レンジャーズ (Christchurch Rangers) と合併してクイーンズ・パーク・レンジャーズが設立された。チーム名は多くの選手がロンドン郊外のクイーンズ・パーク地区から来ていた事に由来する[2]

2007年にはフォーミュラ1で有名なフラビオ・ブリアトーレバーニー・エクレストンが買収しオーナーとなったが、2011年8月にエアアジアCEOのマレーシアトニー・フェルナンデスが株式の過半数を取得し、新オーナーとなった[2]。これらの取引にはタックス・ヘイヴンであるイギリス領ヴァージン諸島の会社が使われた[3]

2010-11シーズンは、2011年4月30日、アウェーでのワトフォード戦に2-0で勝利し、チャンピオンシップ優勝と15シーズンぶりのプレミアリーグ昇格を果たした。[4]2011-12シーズンは苦しみながらも最終節で17位となり、降格を免れた。[2]

2012-13シーズンは、2012年の夏にマンチェスター・ユナイテッドより元韓国代表MFの朴智星インテルよりブラジル代表GKのジュリオ・セザルなどを獲得したにも関わらず、開幕12試合で勝ち点4しか獲得できず、リーグ最下位に低迷し、2012年11月23日、マーク・ヒューズ監督を解任。[5]ハリー・レドナップの新監督就任や、[6]冬の移籍市場でマルセイユからフランス代表FWのロイク・レミを獲得するが事態は好転せず、2013年4月28日、同じく降格を争っていたレディングとアウェーで0-0で引き分け、2シーズンでプレミアリーグからチャンピンシップに降格となった[7]

2013-14シーズンはチャンピオンシップで4位となり、昇格プレーオフ出場権を獲得。準決勝でウィガン・アスレティックを破り、2014年5月24日に行われた決勝では90分にボビー・ザモラがゴールを挙げ、ダービー・カウンティに1-0で勝利し、1シーズンでプレミアリーグ復帰を果たした[8]

2014-15シーズンはプレミアリーグ最下位に低迷し、1シーズンでチャンピンシップ降格となった。

タイトル

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ロフタス・ロード

国内タイトル

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1967
2010-11

国際タイトル

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なし

クラブ各種記録

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一試合最多観客動員数

一試合最多得点勝利試合

一試合最多失点敗戦試合

最多出場記録

最年長出場記録

最年少出場記録

最多得点記録(リーグのみ)

最多得点記録(1シーズン)

リーグ戦 35ゴール
FAカップ 3ゴール
リーグカップ 11ゴール

過去の成績

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シーズン リーグ FAカップ リーグ杯 欧州カップ / その他 最多得点者
ディビジョン 順位 選手 得点数
1980-81 ディビジョン2 42 15 13 14 56 46 43 8位 3回戦敗退 3回戦敗退   トミー・ラングリー 9
1981-82 42 21 6 15 65 43 69 5位 準優勝 3回戦敗退   シモン・ステインロッド 24
1982-83 42 26 7 9 77 36 85 1位 3回戦敗退 2回戦敗退   ジョン・グレゴリー
  トニー・シーリー
16
1983-84 ディビジョン1 42 22 7 13 67 37 73 5位 3回戦敗退 2回戦敗退   シモン・ステインロッド 16
1984-85 42 13 11 18 53 72 50 19位 3回戦敗退 準々決勝敗退 UEFAカップ 2回戦敗退   ゲーリー・バニスター 28
1985-86 42 15 7 20 53 64 52 13位 3回戦敗退 準優勝 18
1986-87 42 13 11 18 48 64 50 16位 5回戦敗退 2回戦敗退 16
1987-88 40 19 10 11 48 38 67 5位 5回戦敗退 3回戦敗退 フルメンバーズカップ 1回戦敗退 10
1988-89 38 14 11 13 43 37 53 9位 3回戦敗退 準々決勝敗退

準決勝敗退

1回戦敗退
  マーク・ファルコ 15
1989-90 38 13 11 14 45 44 50 11位 準々決勝敗退 3回戦敗退   コリン・クラーク 9
1990-91 38 12 10 16 44 53 46 12位 3回戦敗退 4回戦敗退 フルメンバーズカップ 2回戦敗退   ロイ・ウェガリー 19
1991-92 42 12 18 12 48 47 54 11位 3回戦敗退 3回戦敗退 フルメンバーズカップ 準々決勝敗退   デニス・ベイリー 11
1992-93 プレミアリーグ 42 17 12 13 63 55 63 5位 4回戦敗退 4回戦敗退   レス・ファーディナンド 24
1993-94 42 16 12 14 62 61 60 9位 3回戦敗退 4回戦敗退 18
1994-95 42 17 9 16 61 59 60 8位 準々決勝敗退 3回戦敗退 26
1995-96 38 9 6 23 38 57 33 19位 4回戦敗退 4回戦敗退   ダニー・ディチオ 12
1996-97 ディビジョン1 46 18 12 16 64 60 66 9位 5回戦敗退 2回戦敗退   ジョン・スペンサー 18
1997-98 46 10 19 17 51 63 49 20位 3回戦敗退 1回戦敗退   マイク・シェロン 11
1998-99 46 12 11 23 52 61 47 20位 3回戦敗退 2回戦敗退 9
1999-00 46 16 18 12 62 53 66 10位 4回戦敗退 1回戦敗退   クリス・キウーヤ
  スチュアート・ウォードリー
14
2000-01 46 7 19 20 45 75 40 23位 4回戦敗退 1回戦敗退   ピーター・クラウチ 12
2001-02 ディビジョン2 46 19 14 13 60 49 71 8位 1回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 1回戦敗退   アンディ・トムソン 21
2002-03 46 24 11 11 69 45 83 4位 1回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 1回戦敗退   ポール・ファーロング
  ケビン・ガーレン
14
2003-04 46 22 17 7 80 45 83 2位 1回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 南セクション準決勝敗退   ケビン・ガーレン 17
2004-05 チャンピオンシップ 46 17 11 18 54 58 62 11位 3回戦敗退 1回戦敗退   ポール・ファーロング 18
2005-06 46 12 14 20 50 65 50 21位 3回戦敗退 1回戦敗退   ガレス・エインズワース
  マルク・ニガールト
9
2006-07 46 14 11 21 54 68 53 18位 3回戦敗退 2回戦敗退   デクスター・ブラックストック 14
2007-08 46 14 16 16 60 66 58 14位 3回戦敗退 1回戦敗退   アーコシュ・ブジャーキ 10
2008-09 46 15 16 25 42 44 61 11位 3回戦敗退 4回戦敗退   デクスター・ブラックストック 12
2009-10 46 14 15 17 58 65 57 13位 3回戦敗退 3回戦敗退   ジェイ・シンプソン 13
2010-11 46 24 16 6 71 32 88 1位 3回戦敗退 1回戦敗退   アデル・ターラブト 19
2011-12 プレミアリーグ 38 10 7 21 43 66 37 17位 4回戦敗退 1回戦敗退   ヘイザル・ヘルグソン 9
2012-13 38 4 13 21 30 60 25 20位 4回戦敗退 3回戦敗退   ロイク・レミー 6
2013-14 チャンピオンシップ 46 23 11 12 60 44 80 4位 3回戦敗退 2回戦敗退   チャーリー・オースティン 16
2014-15 プレミアリーグ 38 8 6 24 42 73 30 20位 3回戦敗退 2回戦敗退 18
2015-16 チャンピオンシップ 46 14 18 14 54 54 60 12位 3回戦敗退 2回戦敗退   チャロン・シェリー 10
2016-17 46 15 8 23 52 66 53 18位 3回戦敗退 3回戦敗退   イドリッサ・シラ 10
2017-18 46 15 11 20 58 70 56 16位 3回戦敗退 2回戦敗退   マット・スミス 11
2018-19 46 14 9 23 53 71 51 19位 5回戦敗退 3回戦敗退   ナーキ・ウェルズ 9
2019-20 46 16 10 20 67 76 58 13位 4回戦敗退 2回戦敗退   ジョーダン・ハギル
  ナーキ・ウェルズ
15
2020-21 46 19 11 16 57 55 68 9位 3回戦敗退 1回戦敗退   リンドン・ダイクス 12
2021-22 46 19 9 18 60 59 66 11位 4回戦敗退 4回戦敗退   アンドレ・グレイ 10
2022-23 46 13 11 22 44 71 50 20位 1回戦敗退 3回戦敗退   リンドン・ダイクス 8
2023-24 46 15 11 20 47 58 56 18位 3回戦敗退 1回戦敗退   イリアス・シャイル 7
2024-25 46

欧州の成績

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現所属メンバー

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2024年8月14日現在[9]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK   ポール・ナルディ
3 DF   ジミー・ダン英語版
4 MF   ジャック・コルバック
5 DF   スティーブ・クック
6 DF   ジェイク・クラーク=ソルター ( )
7 MF   カラモコ・デンベレ英語版 ( )
8 MF   サム・フィールド
9 FW   リンドン・ダイクス ( )
10 MF   イリアス・シャイル ( )
11 FW   ポール・スミス英語版
12 FW   ミヒャエル・フライ
No. Pos. 選手名
13 GK   ジョー・ウォルシュ英語版
14 FW   斉藤光毅
15 DF   モーガン・フォックス英語版 ( )
16 DF   リアム・モリソン英語版
18 FW   ジャン・ツェラル
19 MF   エライジャ・ディクソン・ボナー英語版
20 DF   レジー・キャノン
22 DF   ケネト・パール ( )
23 DF   ヘヴァートン英語版 ( )
25 MF   ルーカス・アンデルセン
40 MF   ジョナサン・ヴァラン英語版 ( )

※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。

監督

リザーブチーム

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2024月8月14日[10] 注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
26 FW   ラヤン・コリ英語版 ( )
27 MF   ダニエル・ベニー英語版 ( )
28 FW   アルフィー・ロイド
No. Pos. 選手名
29 MF   アルフィー・タック
30 MF   ロレント・タラ ( )
32 GK   マテオ・サラモン ( )

ローン移籍選手

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in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
7 MF   カラモコ・デンベレ英語版 (ブレスト) ( )
No. Pos. 選手名
14 FW   斉藤光毅 (ロンメル)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- MF   テイラー・リチャーズ (ケンブリッジ)
-- DF   ジヤド・ラルケシュ英語版 (ダンディー) ( )
No. Pos. 選手名
-- FW   チャーリー・ケルマン英語版 (レイトン) ( )
-- GK   マーフィー・クーパー英語版 (スティヴネイジ)

歴代監督

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歴代所属選手

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エンブレム

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ユニフォームカラーはチーム設立当時は紺と青。その後緑と白にした時代を経て1926年に青と白のストライプとなった。途中青一色や白一色にしたこともあったが1959年以降は一貫して青と白を使っている[2]

エンブレムは1953年に当時のハマースミス区章を胸につけたが、1975年に古いボールにQPRのアルファベットを入れたオリジナルのエンブレムを定めた。1989年にクラブ100周年を記念して変更され、2008年に盾形のデザインへ変更した[2]

脚注

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  1. ^ Queens Park Rangers”. The Football League. 24 September 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e f エンブレムの世界 QPR『サッカーマガジン』2012年6月5日号、ベースボール・マガジン社、斉藤健仁、2012年、雑誌23881-6/5, 056頁。
  3. ^ 有名歌手もスポーツ選手もタックスヘイブン パンドラ文書で判明:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年10月8日閲覧。
  4. ^ “Watford 0–2 QPR”. BBC Sport. (30 April 2011). http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/13174445.stm 7 May 2011閲覧。 
  5. ^ Mark Hughes Sacked”. Thesackrace.com. 23 August 2018閲覧。
  6. ^ “QPR: Harry Redknapp takes over as manager”. BBC Sport. (24 November 2012). https://www.bbc.co.uk/sport/0/football/20466488 27 November 2012閲覧。 
  7. ^ James, Stuart (28 April 2013). “Reading and QPR relegated from Premier League after goalless draw”. The Guardian. https://www.theguardian.com/football/2013/apr/28/reading-qpr-match-report 27 May 2014閲覧。 
  8. ^ Moore, Glenn (24 May 2014). “QPR promoted to the Premier League: Bobby Zamora's £80m goal seals play-off victory for Rangers”. The Independent. https://www.independent.co.uk/sport/football/football-league/qpr-promoted-to-the-premier-league-harry-redknapp-says-his-side-were-hanging-on-for-their-lives-before-bobby-zamoras-late-winner-9431483.html 27 May 2014閲覧。 
  9. ^ First Team”. QPR. 2024年8月13日閲覧。
  10. ^ FC, QPR. “Official website of Queens Park Rangers for the latest news from Loftus Road” (英語). QPR FC. 2024年8月13日閲覧。

外部リンク

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