ギター協奏曲
ギター協奏曲(ギターきょうそうきょく)は、一般に、ギターとオーケストラのための独奏協奏曲をいう。
ギターがクラシック音楽の中で合奏楽器としてあまり使われてこず、独奏楽器としてもオリジナル作品が少なかったことや、ギターがオーケストラと競演するには音量が小さいことが原因しているのか、19世紀までの作品は少ない。しかし20世紀に入って多くの作品が作られるようになった。
主な作曲家と作品
編集- マウロ・ジュリアーニ:『ギター協奏曲第1番イ長調 作品30』『ギター協奏曲第2番イ長調 作品36』『ギター(テルツギター)協奏曲第3番ヘ長調 作品70』
- ホアキン・ロドリーゴ:『アランフエス協奏曲』『ある貴紳のための幻想曲』『ある宴のための協奏曲』『4つのギターのための「アンダルシア協奏曲」』『2つのギターのための「マドリガル協奏曲」』
- エイトル・ヴィラ=ロボス:『ギター協奏曲』
- マヌエル・ポンセ:『南の協奏曲』
- マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:『ギター協奏曲第1番ニ長調』『ギター協奏曲第2番ハ長調』『2つのギターのための協奏曲ト長調』『セレナーデ』
- フランコ・マルゴーラ:『ギター小協奏曲』『ギター協奏曲第2番』
- レノックス・バークリー:『ギター協奏曲』
- マルコム・アーノルド:『ギター協奏曲』『セレナーデ』
- フェデリコ・モレーノ・トローバ:『カスティーリャ協奏曲』『セギディーリャへの讃歌』『ギターと弦楽のためのソナチネ』『ギターと弦楽のための2つの間奏曲』『2つのギターのための小協奏曲「3つの夜想曲」』『2つのギターのための「マドリードの門」』
- セレドニオ・ロメロ&フェデリコ・モレーノ・トローバ:『マラガ協奏曲』
- マヌエル・パラウ:『レバント協奏曲』
- サルバドール・バカリッセ:『ギター小協奏曲イ短調』
- エルネスト・アルフテル:『ギター協奏曲』
- フランシスコ・デ・マディナ:『4つのギターのための「バスク協奏曲」』
- アレクサンデル・タンスマン:『ギター小協奏曲』
- ハラルド・ゲンツマー:『ギター協奏曲』
- エーベルハルト・ヴェルディン:『ギターとフルートのための小協奏曲』
- エルランド・フォン・コック:『ギター協奏曲』
- ジェルメーヌ・タイユフェール:『2つのギターのための協奏曲』
- ジャン・フランセ:『ギター協奏曲』
- ハダメス・ジナタリ:『ギター協奏曲第3番「コパカパーナ」』『ギター協奏曲第4番「ブラジル風」』
- アラン・ホヴァネス:『ギター協奏曲第1番』『ギター協奏曲第2番』
- エルマー・バーンスタイン:『ギター協奏曲「2人のクリストファーのために」』
- アストル・ピアソラ:『ギターとバンドネオンのための二重協奏曲』
- ヘルベルト・バウマン:『ギター協奏曲』
- ハウレス・ラマルケ=ポンス:『冬の協奏曲』
- ステファン・ドッジソン:『ギター協奏曲第1番』『ヴァイオリンとギターのための二重協奏曲』
- ラロ・シフリン:『ギター協奏曲』
- アントン・ガルシア・アブリル:『ムデハル協奏曲』『アゲディアーノ協奏曲』
- レオナルド・バラダ:『ギターと管弦楽のための「コンチェルト・マジコ」』『4つのギターのための協奏曲』
- ハーバート・チャッペル:『カリブ風協奏曲』
- レオ・ブローウェル:『哀愁の協奏曲』『トロント協奏曲』『ヘルシンキ協奏曲』『ヴォロス協奏曲』
- カルロ・ドメニコーニ:『地中海協奏曲』
- リチャード・ハーヴェイ:『古風な協奏曲』
- スティーヴ・グレイ:『ギター協奏曲』
- クリストファー・ラウズ:『ガウディ協奏曲』
- エドゥアルド・アングロ:『ギター協奏曲第1番』『ギター協奏曲第2番』『鳥たち』
- セルジオ・アサド:『幻想協奏曲』『4つのギターのための「インターチェンジ」』『2つのギターとヴァイオリンのための「コンセルト・オリジニス」』
- 林光:『ギター協奏曲「北の帆船」』
- 野田暉行:『ギター協奏曲』『ギターと弦楽オーケストラのための「アドリア狂詩曲」』
- 吉松隆:『ギター協奏曲「天馬効果」』
- 武満徹:『夢の縁へ』『虹へ向かって、パルマ』(ギター、オーボエ・ダモーレとオーケストラのための)
- 藤家渓子:『ギター協奏曲第1番』『ギター協奏曲第2番「恋すてふ」』
- 坂東祐大:『ギター協奏曲』[1]
脚注
編集- ^ 逢坂聖也 (2023年7月16日). “【公演レポート】センチュリー豊中名曲シリーズVol.26「新世界の生活」”. 豊中市立文化芸術センター. 2024年11月29日閲覧。