キューティー鈴木のリングサイドエンジェル

キューティー鈴木のリングサイドエンジェル』(キューティーすずきのリングサイドエンジェル)は、1990年12月12日にアスミックからメガドライブ用として発売された日本ゲームソフト

キューティー鈴木の
リングサイドエンジェル
ジャンル プロレスゲーム
対応機種 メガドライブ
開発元 コピアシステム
発売元 アスミック
プロデューサー たかさきかずゆき
デザイナー NARISAWA
プログラマー なかみちさえこ
音楽 森彰彦
美術 A AND K
人数 1 - 2人(対戦プレイ)
メディア 4メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 199012121990年12月12日
その他 型式:T-20033
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概要

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当時の人気プロレスラーであったキューティー鈴木をメイン起用したゲームであり、アーケードゲーム及びセガ・マークⅢダンプ松本(移植版タイトル『極悪同盟 ダンプ松本』)』[2]PC-88及びMSX『ミクとしおりのニャンニャンプロレス』[3]に次ぐ日本で3番目の女子プロレスゲームにしてメガドライブ初のプロレスゲームである。

おおざっぱな作りの対戦格闘ゲームで、キャラクターの首から下のグラフィックとスピードは共通。使用する技は特定の操作で繰り出す共通技の他、コンピュータが提示しCボタンで使用するセレクト技を二つ、試合前に自分で設定できる。キャラクターにより使用できるセレクト技に若干の差異がある。

使用できるキャラクターはキューティー鈴木以外は全て架空のレスラー。

実況は「こてたちとちろー」が担当、解説は「カーネルさん」や「シュワルツさん」、「ミーハー高校2年5組のきょうこちゃん」「アスミッくん」などが担当し、モードセレクトやコンティニュー画面、シリーズタイトルのデモ及び優勝セレモニーには名も無きバニーガールが登場する。

登場キャラクター

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オリジナルキャラクター8人のうち、メガデス斉藤とライティング原田とケイリー勝原はヒールレスラー。特にケイリー勝原の風貌は極悪同盟時代のブル中野そのものである。

名前 年齢 身長 体重 スリーサイズ 必殺技 初期セレクト技
メガデス斉藤 22 175cm 70kg 85 - 60 - 85 cm ブラッディ・SP・アタック ジャーマンスープレックス
ミアモーレ矢島 21 169cm 52kg 70 - 55 - 75 cm ジャーマンスープレックス ロメロ・スペシャル
シンディ中野 19 165cm 50kg 72 - 55 - 75 cm ロメロ・スペシャル W・アームスープレックス
キングダム加藤 20 175cm 60kg 83 - 60 - 80 cm W・アームスープレックス スコーピオン・デスロック
ケイリー勝原 22 173cm 59kg 81 - 60 - 85 cm ジャンピングヘッドバット ブラッディ・SP・アタック
キューティー鈴木 20 155cm 56kg 82 - 62 - 86 cm キューティー・スペシャル ジャーマンスープレックス
ガンズ大山 20 171cm 60kg 78 - 58 - 82 cm バックブリーカー オクトパスホールド
ハロウィン.I.佐藤 20 176cm 59kg 77 - 56 - 83 cm スコーピオン・デスロック バックブリーカー
ライティング原田 22 172cm 57kg 79 - 60 - 85 cm ボディアタック ブラッディ・SP・アタック

スタッフ

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  • システム・クリエイター:HIRANO
  • プログラム:なかみちさえこ
  • グラフィック:A AND K
  • 音楽:DON(森彰彦
  • オリジナル・コンセプト:NARISAWA
  • プロデューサー:たかさきかずゆき
  • スペシャル・アドバイザー:おかもとひろし
  • エグゼクティブ・ディレクター:二村俊行

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通28/40点[4]
メガドライブFAN17.23/30点[1]
Sega Pro69%[5]
Raze65%[5]
プロレススーパーゲーム列伝肯定的[6]
メガドライブ大全否定的[7]
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計28点(満40点)になっている[4]
  • ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.23点(満30点)となっている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.50 2.73 2.75 2.73 2.62 2.90 17.23
  • ゲーム本『プロレススーパーゲーム列伝』(2001年ソニー・マガジンズ)では、「本作は史上まれに見るお色気プロレスゲーム」、「キューティー鈴木をフィーチャーしながらも、セクシー路線という大胆不敵な本作」、「パワーボムの体勢から相手を天高く放り投げる"シャトルショット"や、前方回転しながら相手に豪快に体を浴びせる"ベアマーダーアタック"など、ファンタジックに曲解しすぎた女子プロ技を用意するなど、とにかく見どころ満載」と評している[6][8]
  • ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年太田出版)では、「メニュー画面にはバニーガールが登場し、試合中には全員ツンと尻を突き出すスタイルで戦い、おまけにコスチュームは一様に肌の露出面積高めという、やけにセクシー路線の本作」、「画面上に表示される選手の顔が、ダメージを受けてくると汗をかいてブルブル震え出したり、技を出そうが受けようが、お互いカッと目を見開いていたりするのがちょっと怖い」と評している[7]

脚注

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  1. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、70頁。 
  2. ^ 1986年 開発:サンリツ電気(現シムス)発売:セガ
  3. ^ 1986年 開発:クロスメディアソフト 発売:ビクター音楽産業
  4. ^ a b キューティー鈴木のリングサイドエンジェル まとめ [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年1月30日閲覧。
  5. ^ a b Cutie Suzuki no Ringside Angel for Genesis (1990) - MobyGames”. Blue Flame Labs. 2018年5月27日閲覧。
  6. ^ a b 馬波レイ、大地将「'93年 キューティー鈴木のリングサイドエンジェル」『プロレススーパーゲーム列伝』ソニー・マガジンズ、2001年10月30日、60頁。ISBN 9784789717601 
  7. ^ a b 「Chapter 03 1990年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』太田出版、2004年9月29日、53頁。ISBN 9784872338805 
  8. ^ '93年となっているが、'90年の誤りである。

外部リンク

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