キャッチボール屋
『キャッチボール屋』(キャッチボールや)は、2006年の日本映画。大崎章の初監督作品。第18回東京国際映画祭出品。第16回日本映画批評家大賞新人監督賞受賞作品。
キャッチボール屋 | |
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監督 | 大崎章 |
脚本 | 足立紳 |
出演者 | 大森南朋 |
音楽 | SAKEROCK |
撮影 | 猪本雅三 |
編集 | 宮島竜治 |
配給 | ビターズ・エンド |
公開 | 日本 2006年10月21日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
あらすじ
編集大山タカシ(大森南朋)はある日突然会社からリストラされる。30代、仕事なし、おまけに記憶もなくして、これぞ人生の正念場。「自分が何をしたいのか、分からない」そんな人生大ピンチのタカシが、キャッチボール屋を受け継ぐことになる。先代のキャッチボール屋から渡されたのは部屋のカギ一つと地図。
公園で過ごす日々の中で出会うのは、一癖あるおとなたち。甲子園での果たされなかった思いを引きずる謎のサングラスの男(寺島進)、こまめに仕事を探しているおしゃべりな借金取り(水橋研二)、ベンチに座り暇をもてあそぶ体の大きなサラリーマン(松重豊)。さらに、面倒見のいい売店のオバちゃん(内田春菊)や、キャッチボールに息子との思い出を重ねる帽子のおじさん(光石研)、タカシに声を掛けてくる謎のOL(キタキマユ)。
次第にわかる彼らの過去。それぞれに忘れられない思いを抱えて立ち止まっている現在。彼らがタカシとのキャッチボールを通じて、不器用にあたたかく心を通わせていく中で、それぞれに新しい一歩を踏み出す勇気を取り戻していく。