カロリーネ=マティルデ (デンマーク王女)
カロリーネ=マティルデ・ア・ダンマーク(デンマーク語: Caroline-Mathilde af Danmark, 1912年4月27日 - 1995年12月12日)は、デンマークの王族、デンマーク王女(Prinsesse af Danmark)。デンマーク王位継承者とされた従兄のクヌーズ王子と結婚し、世継ぎ王子の妃(Arveprinsesse)の称号で呼ばれた。
カロリーネ=マティルデ Caroline-Mathilde | |
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リュクスボー家 | |
出生 |
1912年4月27日 デンマーク、イェーガースボー城 |
死去 |
1995年12月12日(83歳没) デンマーク、コンゲンス・リュンビュー、ソーゲンフリ宮殿 |
埋葬 | デンマーク、ロスキレ大聖堂 |
配偶者 | クヌーズ |
子女 | 一覧参照 |
父親 | ハーラル |
母親 | ヘレーネ・エーゼルハイト |
全名はカロリーネ=マティルデ・ルイーセ・ダウマー・クリスティアーネ・モート・アウグスタ・インゲボー・テューラ・エーゼルハイト(Caroline-Mathilde Louise Dagmar Christiane Maud Augusta Ingeborg Thyra Adelheid)。
生涯
編集デンマーク王フレゼリク8世の三男ハーラル王子と、その妻でシュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク=グリュックスブルク公フリードリヒ・フェルディナントの娘であるヘレーネ・エーゼルハイトの間の次女として生まれた。名前は母方の祖母のカロリーネ・マティルデにちなんで付けられ、家族からはカルマ(Calma)の愛称で呼ばれた。1933年9月8日にシェラン島のフレゼンスボー宮殿において、従兄のクヌーズ王子と結婚した。夫妻はコペンハーゲンの北のコンゲンス・リュンビューにあるソーゲンフリ宮殿に住んだ。
当時のデンマークの王位継承法は男子継承を定めていたため、1947年にクヌーズの兄で男子の無いフレゼリク9世が王位に就くと、弟クヌーズとカロリーネ=マティルデが次期王位継承者夫妻となった。しかし、1953年にデンマーク議会は王位継承法を改定して女子継承を認め、王位継承者はクヌーズからフレゼリク9世の長女マルグレーテ(後のマルグレーテ2世)となり、カロリーネ=マティルデは王妃にはなれなかった。カロリーネ=マティルデは1995年、長く住居としていたコペンハーゲン郊外のソーゲンフリ宮殿で亡くなった。