カルバモイルリン酸
カルバモイルリン酸(カルバモイルリンさん、Carbamoyl phosphate)とは、生化学的に重要なアニオンである。尿素回路では、オルニチンと反応してシトルリンにする反応に関わることで過剰な窒素の体外への排出を行っている。また、ピリミジンの生合成にも関わっている。
カルバモイルリン酸 | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 590-55-6 |
PubChem | 278 |
MeSH | Carbamoyl+phosphate |
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特性 | |
化学式 | CH2NO5P2- |
モル質量 | 141.020 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
重炭酸塩とアンモニアとリン酸から、ATPを用いて作られる。合成は、カルバモイルリン酸シンターゼにより触媒され、以下のように進む。
参考文献
編集- Nelson, David L. and Michael M. Fox. Lehninger Principles of Biochemistry fourth edition. W. H. Freeman and company New York