オールスター競輪
オールスター競輪(オールスターけいりん)は、毎年8月(2016年以降)に開催される競輪のGI競走である。
概要 | |
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格付け | GI |
愛称 | オールスター |
概定番組 | 6日間トーナメント |
主催者 | 持ち回り |
開催地 | 持ち回り |
開催時期 | 8月中旬 |
歴史 | |
初回開催 | 1956年 |
開催回数 | 66回(2023年) |
初代優勝者 | 石田雄彦 |
最多優勝者 | 神山雄一郎(5回) |
直近優勝者 | 古性優作(2024年) |
概要
編集この大会はプロ野球のオールスター戦を参考とする形で行われており、事前にS級S班ないし1班に在籍する選手の中から出場させたい選手をファンが9名ほど選び、競輪場や場外車券売場に備え付けの投票用紙[注 1]、あるいははがきやインターネットなどを使って投票を行い、その得票数を基にして出場選手を決定する仕組みとなっている。
2024年の第67回大会では優勝賞金6,100万円(副賞込み)となっており、6つあるGI格付けのレースの中で、日本選手権競輪(ダービー)の優勝賞金8,900万円(2024年の第78回大会。副賞込み)に次ぐ優勝賞金の高さを誇るレースである。歴史と伝統から「ダービー王こそ一番価値がある」と考えている選手がいる中で、「オールスターのファン投票で1位になることが1年を通してのファンの評価」と考えている選手も見られている[2]ことから、GIレースの中でも日本選手権競輪とともに特別な位置づけがなされている大会でもある。
2011年の第54回大会では、番外で2日目7レースにルーキーチャンピオンレースが行われ、さらに2014年の第57回大会では、番外で2日目7レースにKEIRIN EVOLUTIONが行われた。
賞金
編集以下は、第67回大会(2024年)の決勝戦における各着順の賞金額[3]。( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額。単位は万円。
1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | 7着 | 8着 | 9着 |
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5,900(6,100[4]) | 3,195(3,285[4]) | 2,130(2,180[4]) | 1,459.0 | 1,139.8 | 911.9 | 806.9 | 740.3 | 703.2 |
歴史
編集1956年、それまで春・秋とで年2回開催されてきた全国争覇競輪(現在の日本選手権競輪)が、年間最高位選手決定戦という意味合いから年1回・10月の開催となり、開催場も後楽園競輪場に固定された。それに代わる春の祭典として、川崎、大阪中央、名古屋での持ち回り開催による特別競輪として創設されたのが、このオールスター競輪である。創設当初は「全国オールスター争覇競輪」という名称であった[5]。
第1回は1956年5月に川崎で開催され、その後は大阪中央の廃止により岸和田での開催となった1964年の第9回から現在の「オールスター競輪」へと名称を改め、1972年の第15回(大垣)より持ち回り開催となり、開催月も秋へと移った[5]。
ファン投票上位9名のメンバーで対戦するドリームレースは1974年の第17回(静岡)から、ファン投票10〜18位によるオリオン賞レースは1987年の第30回(宇都宮)から実施されている[5]。
2005年の第48回(名古屋)からは従来の6日制を5日制に改め、また前半3日間の予選をポイント制とした。だが、このポイント制が不評であったため、2009年度の見直しにより、第52回(松山)では予選はポイント制を廃止して従来の勝ち上がり制に戻し、また1着選手が準決勝を経ずして決勝進出が可能となる二次予選のシードレースとして「シャイニングスター賞」が創設された。2011年度にも概定番組が見直され、「シャイニングスター賞」は1着選手の決勝進出を廃止し、失格とならない限り全員が準決勝に進出できるよう変更となった。
2013年の第56回(京王閣)から、2023年の第66回(西武園)まではガールズケイリンコレクションが併せて行われていた(出場資格は、オールスター競輪ファン投票と併せて行われるガールズケイリンのファン投票『ガールズケイリン総選挙』による得票最上位7名)。2017年の第60回(いわき平)からガールズケイリンコレクションは、「ガールズドリームレース」(ファン投票第1位~第7位)、「アルテミス賞レース」(ファン投票第8位~第14位)の2レースが実施されていた。
2016年の第59回(松戸)からは、他のGI競走との兼ね合いから8月のお盆開催へと変更された。ガールズケイリンコレクションもこれに合わせて、前年までの9月開催から8月開催へと変更されている。
2020年の第63回(名古屋)は、COVID-19の流行と感染拡大の防止の観点から無観客で開催された[注 2]。
2021年の第64回(いわき平)からは、GIでは朝日新聞社杯競輪祭に次いで二番目となるナイター開催とし、また6日間制とすることが前もって発表された[6]。オールスター競輪における6日間制は、2004年の第47回大会以来17年ぶりとなる。勝ち上がり方式については、一次予選は競輪祭でも既に行われているポイント制に変更された(オールスター競輪では2008年の第51回大会以来)[7]。なお、当初は前年度同様の理由で事前申込制とした上での有観客にて行う予定であったが、福島県といわき市にまん延防止等重点措置が発令された影響で、8月5日に急遽前年と同じく無観客での開催に変更される事が発表された[8][9]。
2022年の第65回(西武園)は3年ぶりの有観客開催となったが、西武園本場の滞留人数を最大5,000名[注 3]に設定した上で開催された[10]。
2023年の第66回(西武園)は4年ぶりに入場制限が撤廃された[注 4]。また、同大会から女子選手のファン投票は男子選手と同一の投票サイトに統一されたほか、同年限りでガールズケイリンコレクション(8月開催分)は取りやめになった。
2024年の第67回(平塚)は、前年度限りで廃止されたガールズケイリンコレクションの代わりとして、新設の女子オールスター競輪[11]を実施する。また、初の試みとして、インターネット投票のみの集計による、中間発表を実施した[12]。
2025年の第68回(函館)以降は、女子オールスター競輪をGIに格上げした上で、男子とは別個の開催とする予定[13]。その影響で、2012年の第55回(前橋)以来13年ぶりに男子のみの開催に戻る予定。
出場選手選抜方法
編集オールスター競輪の出場選手は、ファン投票の結果[注 5] を重視して選抜される。 毎回若干変更・修正されるものの、概ね以下の資格順位により正選手135名、補欠選手8名を選抜する[14]。
- 選考期間…前年12月〜当年5月(6ヶ月)、選考月…6月、最低出走回数…24出走[注 6](但し変更になる可能性もある)
- S級S班在籍者
- 過去3回以上優勝した者(開催時S級1班所属が条件)
- 選手選考対象期間において2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班所属が条件)
- 1.〜3.で選抜された者を除くファン投票の上位50名
- 平均競走得点上位者を1.〜4.で選抜された者を含めての合計が125名になるまで順次選抜(同点の場合は賞金獲得額上位者を優先)
- 残余10名については選考委員会が推薦した者を選抜(但し推薦を受けるのは1回のみ)
なお、補欠選手は正選手を除く平均競走得点上位者からさらに順次選抜される。
正選手のうち、以下の条件を満たした合計18名については、一次予選第1走にてポイントが優遇されるドリームレース、オリオン賞レースのいずれかに出走できる。
ドリームレース(9名)
- ファン投票の得票数が1位〜9位となった者
- 初日の開会式では、『ベストナイン表彰』としてJKAより記念のメダルが贈呈される[16]
オリオン賞レース(9名)
- ファン投票の得票数が10位〜18位となった者
一時期はファン投票で選ばれるのはドリームレースおよびオリオンレースのみで、その他の出場者は主催者による選考のみにより決定されていた期間もあったが、2009年より投票上位50名は無条件で出場でき、さらにリストアップされなかった選手などに対し特別枠で選手選考委員会が10名を選出できる仕組み[17] に変更された。
ファン投票方式
編集ファン投票の対象となるのはS級S班またはS級1班の選手である。開催のおよそ4か月~3か月前(2024年は4月12日~5月12日)が投票期間となっている。
競輪場・サテライトでの投票(それぞれの投票日は特定の1日)、競輪公式投票CTC会員は送付されるハガキ、インターネット投票が行えるが、全ての方式を通しファン1人につき1回の投票までしか許されていない。ファン1人は最大9名の選手を選び投票する。
女子オールスター競輪が同時開催される2024年は、男子の投票と合わせ女子1名以上の投票が条件となっていた。
勝ち上がり方式
編集6日制GIの高松宮記念杯競輪・朝日新聞社杯競輪祭と同様に1次予選をポイント制としており、1次予選を2走して得られたポイントを基に2次予選進出者を決める方式が取られている。但し、前記の2大会とは異なり当大会では1次予選においてポイントが優遇される事実上の特選が2レース設けられていることが特筆される。
かつては6日間開催のトーナメント制であったが、2005年度より大会の体裁が変更され1日短縮して5日間のシリーズで行われるようになり、勝ち上がり形式を1次予選は2走によるポイント制(ドリームレース・オリオン賞レース出走者はポイント優遇)で準決勝進出者を決定する方式を採用した。だが、この当時のファンにはポイント制に馴染みがなく、1次予選では選手もファンも常にポイントの計算が必要で分かりにくいと不評であったため、2009年度より番組体系を抜本的に改めることになった。
2009年度と2010年度はポイント制を廃止してトーナメント制度を復活させ、6日間開催時にかつて行われていた敗者復活戦を再び採用しただけでなく、ドリームレース・オリオン賞レース出走の成績上位者を集めた「シャイニングスター賞」の1着選手は準決勝免除で決勝進出権利を獲得できるという、2002年の日本選手権競輪で採用された6日間トーナメントを5日間に短縮する形での勝ち上がりに変更された。だが、「シャイニングスター賞」1着選手による準決勝免除と決勝進出権利の獲得[注 7] や、敗者復活戦の導入に伴い1次予選2着選手の一部が敗者復活戦へ回される、といった複雑な番組体系となってしまったことから、これもファンからは分かりにくいと指摘を受けるなど不評であったため、再度2011年度から、敗者復活戦やシャイニングスター賞1着選手による準決勝免除の廃止を柱として、勝ち上がりを分かりやすくすべく番組体系を抜本的に見直した[18][19]。以後、2020年度までこの制度が維持された。
ただ、2012年7月より開始したガールズケイリンにおいては予選はポイント制による勝ち上がり方式としたほか、男子の競輪でもGI競輪祭においては2018年の第60回大会から1次予選はポイント制を採用するなど、以前と比べてポイント制に対する理解が広まったと判断し、2021年度の第64回大会からは6日間開催の復活に併せて、1次予選は13年ぶりにポイント制を復活させることとした。
2024年度の番組
編集優秀 | 初日 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 最終日 |
---|---|---|---|---|---|---|
ドリーム(1) | オリオン(1) | Sスター賞(1) | 準決勝(3) | |||
一次予選1(9) | 一次予選1(4) | 一次予選2(10) | 二次予選(6) | 決勝(1) | ||
一次予選2(5) | ||||||
敗者戦 | - | (4) | (8) | (10) |
一次予選におけるポイントは、以下の通り。
ポイント[20] | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | 7着 | 8着 | 9着 | 棄権 |
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ドリームレース | 18 | 17 | 16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 8 |
オリオン賞レース | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 5 |
一次予1 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
一次予2 | 13 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 1 |
第1日~第3日は10レース、第4日~第6日は11レース[21]。これらのほか、3日目までは「女子オールスター競輪」各日2レースずつも行われる。
- 第1日・第2日・第3日
- 「一次予選」 各選手2回(第1日・第2日、第1日・第3日、第2日・第3日の3パターンのうちいずれか)出走し、合計ポイント1~9位が「シャイニングスター賞」進出、10~63位が「二次予選」進出。第1日・第2日は9レース、第3日は10レースが行われる。一次予選のうち「ドリームレース」または「オリオン賞レース」ではポイントが優遇される。また、獲得した合計ポイントが同一の場合は、選考順位上位の者が優先される。なお、失格しない限り準決勝進出が確定する4日目「シャイニングスター賞」に進出するためには、一次予選では第1走にて「ドリームレース」または「オリオン賞レース」のいずれかに出走することが有利に働くが、そのどちらにも出走できなかったとしても一次予選で第1走・第2走ともに連勝すれば「シャイニングスター賞」に進出できるようポイントは配慮なされている。なお、一次予選はポイント制としているため、競輪祭、高松宮記念杯と同じく一次予選では欠員が発生しても補充は行わないこととなっている(8車立てとするなど欠車で対応)。
- 「ドリームレース」 ファン投票に基づく選考順位1~9位による一次予選第1走。初日のメインレースとして行われる。出場選手のポイントは最優遇される。一次予選第2走は選手により2日目または3日目とで分けられる。
- 「オリオン賞レース」 ファン投票に基づく選考順位10~18位による一次予選第1走。2日目のメインレースに行われる。出場選手のポイントは優遇される。一次予選第2走は3日目となる。
- 「女子オールスター競輪」(2024年のみ本形態で実施)女子選手14名による2レース制トーナメント。初日は「ガールズドリームレース」及び「ガールズ予選第1走」、2日目は「ガールズ予選第2走」2個レース、3日目は決勝及び一般が行わる。
- 第4日
- 「二次予選」 合計6レース行われ、各レース1~3着18名が「準決勝」進出。
- 「シャイニングスター賞」 二次特別選抜予選として、最終レースに行われる。失格にならない限り、9名全員が「準決勝」進出。
- 第5日
- 「準決勝」 合計3レース行われ、各レース1~3着9名が「決勝」進出。
- 第6日(最終日)
- 「決勝」 最終レース。また、優勝者には優勝インタビューやウイニングランなどが執り行われる。
- 「特別優秀」 「決勝」前の合計2レース。「準決勝」各レース4~7着12名と、第5日「特選(1)」各レース1~3着6名の計18名により行われる。
- 「優秀」 「特別優秀」前の合計3レース。「準決勝」各レース8~9着6名、第5日「特選(1)」各レース4〜9着12名及び第5日「特選(2)」各レース1〜4着8名と5着1名の計27名により行われる。
なお、4日目または5日目に「一般」を走った者は最終日を待たずに強制的に(失格はなくても)途中帰郷(「お帰り」)させられる。
過去の優勝者など
編集1974年からのファン投票歴代第1位選手と、同年から実施されたドリームレース (DR) の勝利者、及び、2009年より実施されているシャイニングスター賞(SS賞)についても記述する。
回 | 年 | 開催場 | 優勝者 | 最多得票 | DR優勝者 | SS賞優勝者 | ||||
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氏名 | 府県 | 氏名 | 府県 | 氏名 | 府県 | 氏名 | 府県 | |||
1 | 1956年 | 川崎 | 石田雄彦 | 和歌山 | ||||||
2 | 1957年 | 大阪中央 | 西村公佑 | 大阪 | ||||||
3 | 1958年 | 名古屋 | 戸上守 | 福岡 | ||||||
4 | 1959年 | 大阪中央 | 中井光雄 | 滋賀 | ||||||
5 | 1960年 | 川崎 | 吉田実 | 香川 | ||||||
6 | 1961年 | 名古屋 | ||||||||
7 | 1962年 | 川崎 | 平間誠記 | 宮城 | ||||||
8 | 1963年 | 名古屋 | 高原永伍 | 神奈川 | ||||||
9 | 1964年 | 岸和田 | ||||||||
10 | 1965年 | 川崎 | 白鳥伸雄 | 千葉 | ||||||
11 | 1966年 | 一宮 | 木村実成 | 群馬 | ||||||
12 | 1967年 | 岸和田 | 竹野暢勇 | 栃木 | ||||||
13 | 1968年 | 一宮 | 伊藤繁 | 神奈川 | ||||||
14 | 1969年 | 岸和田 | 田中博 | 群馬 | ||||||
15 | 1972年 | 大垣 | 稲村雅士 | 荒川秀之助 | 宮城 | |||||
16 | 1973年 | 高松 | 福島正幸 | 阿部道 | ||||||
17 | 1974年 | 静岡 | 阿部道 | 宮城 | 阿部道 | 宮城 | ||||
18 | 1975年 | 前橋 | 加藤善行 | 岩手 | 荒川秀之助 | |||||
19 | 1976年 | 藤巻昇 | 北海道 | 藤巻昇 | 北海道 | 菅田順和 | ||||
20 | 1977年 | 千葉 | 谷津田陽一 | 神奈川 | 中野浩一 | 福岡 | 藤巻昇 | 北海道 | ||
21 | 1978年 | 西宮 | 天野康博 | 新潟 | 藤巻清志 | |||||
22 | 1979年 | 岸和田 | 中野浩一 | 福岡 | 藤巻昇 | 北海道 | 中野浩一 | 福岡 | ||
23 | 1980年 | 平 | 菅田順和 | 宮城 | ||||||
24 | 1981年 | 立川 | 井上茂徳 | 佐賀 | 中野浩一 | 福岡 | 久保千代志 | 愛知 | ||
25 | 1982年 | 高松 | 松村信定 | 高知 | 井上茂徳 | 佐賀 | ||||
26 | 1983年 | 平 | 菅田順和 | 宮城 | 藤巻昇 | 北海道 | ||||
27 | 1984年 | 西宮 | 吉井秀仁 | 千葉 | 中野浩一 | 福岡 | ||||
28 | 1985年 | 一宮 | 高橋健二 | 愛知 | 尾崎雅彦 | 東京 | ||||
29 | 1986年 | 平 | 伊藤豊明 | 愛媛 | 山口健治 | 東京 | ||||
30 | 1987年 | 宇都宮 | 滝澤正光 | 千葉 | 滝澤正光 | 千葉 | ||||
31 | 1988年 | 岸和田 | 中野浩一 | 福岡 | 佐々木昭彦 | 佐賀 | ||||
32 | 1989年 | 静岡 | 坂本勉 | 青森 | 坂本勉 | 青森 | ||||
33 | 1990年 | 宇都宮 | 滝澤正光 | 千葉 | ||||||
34 | 1991年 | 高松 | 坂本勉 | 青森 | 佐々木昭彦 | 佐賀 | ||||
35 | 1992年 | 名古屋 | 松本整[注 8] | 京都 | 吉岡稔真 | 福岡 | 鈴木誠 | 千葉 | ||
36 | 1993年 | 宇都宮 | 神山雄一郎 | 栃木 | 滝澤正光 | 千葉 | ||||
37 | 1994年 | いわき平 | 出口眞浩 | 神奈川 | 吉岡稔真 | 福岡 | ||||
38 | 1995年 | 熊本 | 高橋光宏 | 群馬 | 小橋正義 | 岡山 | ||||
39 | 1996年 | 岐阜 | 児玉広志 | 香川 | 神山雄一郎 | 栃木 | ||||
40 | 1997年 | 平塚 | 神山雄一郎 | 栃木 | 神山雄一郎 | 栃木 | 吉岡稔真 | 福岡 | ||
41 | 1998年 | 一宮 | 山口幸二 | 岐阜 | 吉岡稔真 | 福岡 | 神山雄一郎 | 栃木 | ||
42 | 1999年 | 甲子園 | 神山雄一郎 | 栃木 | 神山雄一郎 | 栃木 | 児玉広志 | 香川 | ||
43 | 2000年 | 高知 | 児玉広志 | 香川 | 内林久徳 | 滋賀 | ||||
44 | 2001年 | 岐阜 | 伏見俊昭 | 福島 | 吉岡稔真 | 福岡 | 太田真一 | 埼玉 | ||
45 | 2002年 | 熊本 | 松本整 | 京都 | 神山雄一郎 | 栃木 | 神山雄一郎 | 栃木 | ||
46 | 2003年 | 一宮 | 村上義弘 | 吉岡稔真 | 福岡 | 小嶋敬二 | 石川 | |||
47 | 2004年 | 西武園 | 神山雄一郎 | 栃木 | 佐藤慎太郎 | 福島 | ||||
48 | 2005年 | 名古屋 | 武田豊樹 | 茨城 | 小嶋敬二 | 石川 | ||||
49 | 2006年 | 花月園 | 井上昌己 | 長崎 | 吉岡稔真 | 福岡 | 加藤慎平 | 岐阜 | ||
50 | 2007年 | 高知 | 飯嶋則之 | 栃木 | 小嶋敬二 | 石川 | 神山雄一郎 | 栃木 | ||
51 | 2008年 | 一宮 | 伏見俊昭 | 福島 | 武田豊樹 | 茨城 | ||||
52 | 2009年 | 松山 | 武田豊樹 | 茨城 | 伏見俊昭 | 福島 | 小嶋敬二 | 石川 | 石丸寛之 | 岡山 |
53 | 2010年 | いわき平 | 山崎芳仁 | 福島 | 村上義弘 | 京都 | 武田豊樹 | 茨城 | 武田豊樹 | 茨城 |
54 | 2011年 | 岐阜 | 浅井康太 | 三重 | 神山雄一郎 | 栃木 | ||||
55 | 2012年 | 前橋 | 山崎芳仁 | 福島 | 深谷知広 | 愛知 | 村上義弘 | 京都 | 村上義弘 | 京都 |
56 | 2013年 | 京王閣 | 後閑信一 | 東京 | 村上義弘 | 京都 | 浅井康太 | 三重 | 長塚智広 | 茨城 |
57 | 2014年 | 前橋 | 武田豊樹 | 茨城 | 深谷知広 | 愛知 | 金子貴志 | 愛知 | 金子貴志 | 愛知 |
58 | 2015年 | 松戸 | 新田祐大 | 福島 | 浅井康太 | 三重 | 中川誠一郎 | 熊本 | ||
59 | 2016年 | 岩津裕介 | 岡山 | 新田祐大 | 福島 | 新田祐大 | 福島 | 深谷知広 | 愛知 | |
60 | 2017年 | いわき平 | 渡邉一成 | 福島 | 平原康多[22] | 埼玉 | 新田祐大 | 福島 | ||
61 | 2018年 | 脇本雄太 | 福井 | 新田祐大[23] | 福島 | 武田豊樹 | 茨城 | 渡邉一成 | 福島 | |
62 | 2019年 | 名古屋 | 新田祐大 | 福島 | 脇本雄太 | 福井 | 脇本雄太 | 福井 | 原田研太朗 | 徳島 |
63 | 2020年 | 松浦悠士 | 広島 | 新田祐大 | 福島 | |||||
64 | 2021年 | いわき平 | 古性優作 | 大阪 | 平原康多 | 埼玉 | 清水裕友 | 山口 | 古性優作 | 大阪 |
65 | 2022年 | 西武園 | 脇本雄太 | 福井 | 脇本雄太 | 福井 | 脇本雄太 | 福井 | ||
66 | 2023年 | 眞杉匠 | 栃木 | 脇本雄太 | 福井 | 新田祐大 | 福島 | 佐藤慎太郎 | 福島 | |
67 | 2024年 | 平塚 | 古性優作 | 大阪 | 古性優作 | 大阪 | 松浦悠士 | 広島 | 深谷知広 | 静岡 |
今後の開催予定
編集エピソード
編集- 第67回(2024年)までで、完全優勝(予選・準決勝とも全て1着)達成者は、5名。
- 連続出場記録は、神山雄一郎の33回(第33回 - 第65回)[25]。また、神山は第65回では54歳4か月で出場しており、これは当時GI最高齢出場記録だった。なお、神山は過去オールスター競輪を5回優勝しているため開催期間中(各年下期)にS1格付けであれば無条件で出場できたが、第65回はファン投票では選出されなかった上にS2格付けであったため出場権を得られず推薦枠により出場した。第66回(2023年)も前回同様に選外かつS2格付けであり、また推薦枠による出場は1回のみとされているため連続出場記録が途絶えた。
- ドリームレースの連続選出・出場記録も、神山雄一郎で20回(第33回 - 第52回)[26]。
- 最年長出場記録は、第67回(2024年)での山口富生の54歳7か月。
- ファン投票1位の連続記録は、中野浩一で11年(1981年 - 1991年)[27]。吉岡稔真の5年(1992年 - 1996年)を最後に、3年連続以上で1位になった選手は出ていない。
- 第10回(1965年)では、決勝戦当日は多数の観客が詰めかけ、決勝戦ではスタンドに入り切れなくなった約3000人の客を急遽走路内に入れてレースを行うことになった。レース後は、1着で入線した白鳥伸雄を、走路内にいた客が5分あまりに亘って胴上げした。
- 1970年と1971年はオールスター競輪が開催されていないが、これは全国都道府県選抜競輪中止の余波を受けて開催地の選定に難航したためで、1970年度は秩父宮妃賜杯競輪の中止なども重なったため開催が取りやめとなり、続く1971年度も日本選手権競輪と共に開催地が決まらない状況に陥ったことから日本選手権競輪を優先させるため開催されなかった。
- 第14回(1969年)の決勝戦で初めて、カラーによるテレビ中継が行われた。
- 第19回(1976年)では、藤巻昇が優勝、2着に弟の清志が入り、史上初となる特別競輪決勝戦兄弟ワンツーとなった[28]。
- 第35回(1992年)では、決勝戦で井上茂徳が1着入線するも、鈴木誠のブロックを受けて鈴木を内側から抜いたと判定され失格となり、2着入線だった松本整が繰り上がりで自身初のGIタイトルを獲得した。
- 第60回(2017年)の最終日6Rは競技規則第73条(周回通告誤り)により競走不成立となり、このレースの売り上げ2億2,130万2,400円が全額返還となった。競技規則第73条による競走不成立は、GIクラスのビッグレースでは初めての事例[29]。
- レースは残り2周を知らせる赤板までは正常だったが、この直後に落車が発生。落車した選手を走路内から退避させるのに時間がかかったためか、周回板を担当する係員が周回板をめくり忘れてしまい、赤板のままレースは残り1周を迎えたところで「周回通告の誤り」のため競走不成立となった。
- ナイター開催に移行となった第64回大会以降は、開催期間中は『朝から夜中まで』競輪三昧で楽しめるよう、開催スケジュールが調整された。まずはモーニング競輪のあと、日中開催の『KEIRINライジングスターズ[30]』(12レース制)を1〜3場所、そしてナイターのオールスター競輪が終了直後からミッドナイト競輪を1〜2場所開催するプログラムとなっている。なお、2021年はこのうち8月14日(オールスター競輪5日目)・15日(同最終日)においては武雄競輪場でのモーニング競輪が悪天候のため2日目・最終日が中止・開催打ち切りとなった[31]。
- 第67回(2024年)では、直前まで2024年パリオリンピックが開催されていたため、自転車競技トラック種目代表としてオリンピックに出場した太田海也、小原佑太、窪木一茂の3名については、帰国が初日朝となったことから特例で前検日が免除された[32]。なお、中野慎詞は男子ケイリン決勝で落車し鎖骨骨折したことにより急遽欠場となった[33]。
- オールスター競輪では、落車による死亡事故が過去に3件発生している。
- オールスター競輪では、開催時期の関係で、過去に開催期間中に台風接近の影響で順延となったことがある。
- オールスター競輪を開催した競輪場の中には、開催後10年以内に廃止となった競輪場がある。
- 大阪中央競輪場 - 第4回(1959年)開催、1962年3月廃止
- 甲子園競輪場 - 第42回(1999年)開催、2002年3月廃止
- 花月園競輪場 - 第49回(2006年)開催、2010年3月廃止
- 一宮競輪場 - 第51回(2008年)開催、2014年3月廃止
決勝戦テレビ中継
編集地上波放送における決勝戦のテレビ中継は、1977年までTBS系列で放送され、それ以降2012年までは、2010年と決勝戦が中止順延で一日順延になった2011年を除いてテレビ東京系列で放送された。
- 1999年(第42回)は、当初決勝戦が行われる予定だった9月28日はテレビ東京系列にて中継予定であったが、順延により準決勝となった当日はそのまま準決勝を中継した局と別番組に差し替えた局とがあり、対応が分かれた。翌29日の決勝戦は予定通り放送されたが、テレビ東京系列では当時のレギュラー番組であったレディス4を優先したため中継は取り止めとなり、地元・兵庫県ではテレビ大阪に代わり急遽サンテレビ(独立UHF局)が中継を行ったものの当時レギュラー放送であった園田競馬中継を優先したため、発走直前の16:30 - 16:50のみの中継となった。
- 2011年(第54回)は、9月4日の放送当日(当初の決勝戦実施日)はぎふチャンのみで11R準決勝を中継[注 9]。翌日の決勝戦では地上波中継は無しになった。
2014年[注 10](第57回)以降は、当初から地上波中継の予定が無かった2016年[注 11](第59回)を除き、2020年(第63回)まで日本テレビ系列「坂上忍の勝たせてあげたいTV」で放送された。
ナイター開催に移行した2021年(第64回)は、9年ぶりにテレビ東京系列とBSテレ東で放送された(特番に組み込む形で放送)[34]。なお、2022年(第65回)は当初からBSテレ東のみで放送される予定だったが、中止順延の影響で決勝戦の中継は無しになった。2023年(第66回)以降は、再びテレビ東京系列でも放送されている(特番に組み込む形で放送)[35]。
脚注
編集注釈
編集- ^ 第63回大会(2020年)では、投票期間中が全て無観客開催だった事もあり、ハガキとインターネットのみの投票になった[1]。
- ^ 実際には、事前の抽選により当選者を特別観覧席に入れており厳密に言えば無観客ではなかったが、招待制扱いとしたため入場者数にはカウントしなかった。
- ^ 実際には、5日目の4,821名が最高だった。
- ^ 実際には、最終日の7,044名が最高だった。
- ^ 歴代最多投票は、第29回大会(1986年)における中野浩一の81,602票。
- ^ 第63回大会(2020年)は、COVID-19の影響であっせん状況を考慮して変更された。
- ^ ほぼ同趣旨の試みは、2002年の日本選手権でも行われた。第55回記念大会であったこの年は、1次予選敗退者による「敗者復活戦」開催や、2次予選の特別選抜予選「ゴールデンレーサー賞」1着選手(この時は濱口高彰)は準決勝免除で決勝進出の権利を得る、という形だったが、同様に勝ち上がりの複雑さからその年限りでそれらは廃止された。
- ^ 1着で入線した井上茂徳(佐賀)の失格による繰り上がり。
- ^ この年は、当初から決勝戦のぎふチャン以外は地上波中継の予定が組まれていなかった。
- ^ 2013年も放送する予定だったが、中継する予定だった決勝戦が中止順延となった為中継していない。
- ^ BS日テレにて、『第59回オールスター競輪(GI)~パンサーの「競輪中継」in松戸~』として放送されている。
出典
編集- ^ “第63回オールスター競輪ファン投票の実施について(ガールズ含む)”. KEIRIN.JP (2020年4月22日). 2020年4月24日閲覧。
- ^ “北津留翼は九州勢躍進の起爆剤 当地でまくり狙いは危険 一気のカマシ決めるぞ/ヤマコウ”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年8月9日) 2022年8月9日閲覧。
- ^ オールスター競輪(GⅠ)(SO7) (PDF) 副賞を含まない金額
- ^ a b c “【競輪】◇GI第67回オールスター決勝 2425㍍(写真ニュース)”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年8月19日) 2024年8月19日閲覧。
- ^ a b c “オールスター競輪とは”. 第65回オールスター競輪特設サイト(KEIRIN.JP). 2022年8月16日閲覧。
- ^ “2021年度オールスター競輪が変わります!~6日制、ナイター開催に!!~”. KEIRIN.JP (2019年12月27日). 2019年12月27日閲覧。
- ^ “【オールスター競輪】6日制ナイターGⅠ移行でポイント制へ”. 東スポWEB (2021年3月29日). 2021年3月29日閲覧。
- ^ “G1オールスター競輪は無観客開催に変更 福島県まん延防止措置に対応”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年8月5日) 2021年8月6日閲覧。
- ^ “第64回オールスター競輪(GI)の無観客開催について”. KEIRIN.JP (2021年8月5日). 2021年8月6日閲覧。
- ^ “地元・平原康多や脇本雄太らトップスターが集結!西武園G1オールスター8・9開幕/来社PR”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年8月1日) 2022年8月1日閲覧。
- ^ “【競輪】女子オールスターは14人参加の3日制 2走ポイント上位7人が決勝争う/JKA発表”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年10月24日) 2023年10月24日閲覧。
- ^ “第67回オールスター競輪GI及び女子オールスター競輪ファン投票の中間発表について”. keirin.jp (2024年4月26日). 2024年4月27日閲覧。
- ^ “2025年度におけるGI開催の新設及びGII開催の日数拡大について”. KEIRIN.JP(JKA) (2023年12月1日). 2023年12月1日閲覧。
- ^ 選考基準 ⇒ ここから「オールスター競輪(GI)」をクリック
- ^ “あなたが選ぶ夢の対戦! オールスター競輪(GI)ファン投票!”. KEIRIN.JP(JKA). 2020年4月24日閲覧。
- ^ “『第63回オールスター競輪』ベストナイン表彰について”. KEIRIN.JP(JKA) (2020年8月12日). 2020年8月12日閲覧。
- ^ “第64回オールスター競輪出場選手選考における推薦選手について” (PDF) (2021年6月21日). 2021年8月16日閲覧。
- ^ 平成24年度以降の特別競輪等の見直し及び平成23年度高松宮記念杯競輪開催場について
- ^ オールスター競輪の既定番組比較表
- ^ “発送及び発売締切予定時刻 | 第64回オールスター競輪 - いわき平競輪”. tairakeirin.com. 2021年8月10日閲覧。
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- ^ https://keirin.jp/pc/topicsdetail?nnum=365
- ^ https://keirin.jp/pc/topicsdetail?nnum=2059
- ^ “ドリームレースを含むオールスター完全Vは滝沢正光、坂本勉に続き33年ぶり3人目/西武園G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年8月16日) 2022年8月16日閲覧。
- ^ “競輪年間記録集2022年版(133頁)” (PDF). JKA (2023年10月31日). 2024年8月28日閲覧。
- ^ Data of KEIRIN No.4 ドリームレースについて - KEIRIN.JP
- ^ 第79回 松戸にまつわる話【山口みのり】 – 松戸けいりん
- ^ “山田英明&庸平が2年ぶり兄弟決勝/前橋G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年10月18日) 2020年10月19日閲覧。
- ^ “【競輪】周回板めくり忘れで2億円パー 残り1周なのに赤板表示で競走不成立”. デイリースポーツ (神戸新聞社). (2017年8月15日) 2016年8月15日閲覧。
- ^ “『KEIRINライジングスターズ』の開催について”. KEIRIN.JP (2021年6月24日). 2021年6月25日閲覧。
- ^ “武雄競輪は悪天候のため14日と15日の開催&場外発売が中止”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年8月14日) 2021年8月16日閲覧。
- ^ “【平塚競輪 G1オールスター 前検日】パリ五輪組は初日6時に羽田着 中野慎詞は左鎖骨骨折で欠場”. スポーツニッポン (2024年8月12日). 2024年8月13日閲覧。
- ^ “【自転車】中野慎詞は落車で4位タイ、左鎖骨骨折で手術へ…悲願の初メダル届かず/男子ケイリン”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年8月11日) 2024年8月12日閲覧。
- ^ こんなところで昼めし旅@競輪場 第64回オールスター競輪(G1) - テレビ東京公式ホームページ
- ^ デカ盛りドリームマッチin埼玉 第66回オールスター競輪(GI) テレビ東京
外部リンク
編集- オールスター競輪 競輪資料室|KEIRIN.JP
- オールスターファン投票 競輪資料室|KEIRIN.JP