オブジェクティフ49(オブジェクティフキャラントヌフ、objectif 491948年 - 1950年)は、フランスパリにかつて存在したシネクラブ。「ヌーヴェルヴァーグのゆりかご」となった集団として知られる。

概要・来歴

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呪われた映画祭

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ロベール・ブレッソンブーローニュの森の貴婦人たち
ジャン・グレミヨン「高原の情熱」
ジョン・フォード果てなき船路
ジャン・ヴィゴアタラント号」完全版
ジャック・タチ「のんき大将脱線の巻」
オーソン・ウェルズ上海から来た女
ルネ・クレマン鉄路の闘い
ジャン・ルノワール南部の人
ロバート・モンゴメリー湖中の女
テイ・ガーネット郵便配達は二度ベルを鳴らす
アラン・レネ「ゲルニカ」
ジャン・ヴィゴ「新学期・操行ゼロ
ジャン・ルーシュ「悪霊たちのダンスへのイニシエーション」
ニコラス・レイ「夜の人々」
ルキノ・ヴィスコンティ郵便配達は二度ベルを鳴らす
ルチアーノ・エンメル「ゴヤ 戦争の災害/聖イシドーロ祭」撮影マリオ・バーヴァ
ケネス・アンガー『花火』
  • このラインナップの思想が、のちの『カイエ』あるいはヌーヴェルヴァーグの作家たちに受け継がれることになる。
  • コンペティションがあり、ルーシュ『悪霊たちのダンスへのイニシエーション』がグランプリを受賞[1]、詩的映画部門のグランプリは、19歳のケネス・アンガーが撮った『花火』。
  • 1950年、第二回を開催、終焉を迎える。

レトロスペクティヴ

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  • 2005年9月ミラノ映画祭で、呪われた映画祭トリビュート上映として、オリジナル上映作品から10本の上映が行われた。
  1. ^ 人類学映画委員会 仏語

外部リンク

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