エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム
エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム(Angel Stadium of Anaheim)は、アメリカのカリフォルニア州アナハイムにある野球場。MLBのロサンゼルス・エンゼルスのホーム球場。通称はThe Big A、The Halo(天使の輪のこと)。
エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム The Big A, The Halo | |
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施設データ | |
所在地 |
2000 Gene Autry Way Anaheim, California 92806 |
座標 | 北緯33度48分1秒 西経117度52分58秒 / 北緯33.80028度 西経117.88278度座標: 北緯33度48分1秒 西経117度52分58秒 / 北緯33.80028度 西経117.88278度 |
起工 | 1964年8月31日 |
開場 | 1966年4月19日 |
所有者 | アナハイム市 |
グラウンド | 天然芝 |
ダグアウト |
ホーム - 三塁側 アウェー - 一塁側 |
建設費 |
2400万ドル (1966年、建設) 1億1800万ドル (1997年 - 、改修) |
設計者 | HOK Sport (1997年 - 、改修) |
建設者 |
Del E. Webb Company (1966年、 建設) 、Turner Construction Company (1997年 ~、改修) |
旧称 | |
アナハイム・スタジアム (1966年 - 1997年) エディソン・インターナショナル・フィールド・オブ・アナハイム (1997年 - 2003年) | |
使用チーム • 開催試合 | |
ロサンゼルス・エンゼルス(MLB)(1966年 - 現在) ロサンゼルス・ラムズ(NFL)(1981年 - 1994年) フリーダムボウル(NCAA)(1984年 - 1994年) | |
収容人員 | |
45,050人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
左翼 - 330 ft (約100.6 m) 左中間 - 387 ft (約118.0 m) 中堅 - 400 ft (約121.9 m) 右中間 - 370 ft (約112.8 m) 右翼 - 330 ft (約100.6 m) バックネット - 60.5 ft (約18.4 m) |
フェンス |
右中間 - 18 ft (約5.5 m) その他 - 8 ft (約2.4 m) |
球場の歴史
編集1961年シーズンに新球団として誕生したロサンゼルス・エンゼルスは、最初のシーズンはロサンゼルス・リグレー・フィールドを、翌1962年から1965年まではドジャー・スタジアムを本拠地球場にしていた。しかし観客動員は伸び悩む。ドジャー・スタジアムでの4年間の観客動員は329万人ほどで、これは1試合平均では1万人を辛うじて超える程度のものだった。
そのためエンゼルスは1966年から本拠地をアナハイムに移すこととなる。それに先立ち1964年夏に新球場の建設が開始。移転初年に新球場はアナハイム・スタジアム(Anaheim Stadium)の名称でオープンした。
1980年、NFLのロサンゼルス・ラムズが移転してきたため、アメフト兼用球場に改修される。観客席は大幅に増え、収容人数は43,000人から64,593人になった。
1995年、人気低迷にあえぐラムズがセントルイスへ移転。1997年、総工費1億1800万ドルをかけ野球専用球場に再改修された。地元の電力会社、エディソン・インターナショナル社がネーミングライツを20年5000万ドルで取得したため、球場名もエディソン・インターナショナル・フィールド・オブ・アナハイム(Edison International Field of Anaheim)になった。しかし2003年オフに同社がオプションを行使してスポンサーを降りたため、2004年から現在の名称になった。
設備、アトラクション、演出
編集- BIG A:アルファベットのAを象った巨大なスコアボードが左翼後方に立っていたが、ラムズが移転してきたことに伴う改修によって移動し、現在はフリーウェイ横の駐車場に立っている。
- 外野センター奥の巨大な人工岩と滝はウォルト・ディズニー・カンパニーが親会社だった時代に大幅な改修により出来たものである[1][2]。地元チームの選手がホームランを打つと、約27メートルの高さまで火が勢いよく噴き、花火も打ち上がる。
- エンゼルスタジアムでホームとなるエンゼルスが3塁側を使用し、アウェーチームが1塁側を使用する。
- エンゼルスがリードされているか、同点である場合、勝利を信じてということで、マスコットとしてラリーモンキーがバックスクリーンのモニターに登場し、応援を高めている。
特徴
編集左中間に比べて右中間が狭くなっているが、ライトフェンスが非常に高いため、左のプルヒッターに不利とされていたが、2018年のシーズンからライトフェンスのホームランの規定(黄色ライン)が変更され、高さ5.5メートルからレフトと同じ2.4メートルとされ。これによりパークファクターからも、ホームランの出やすい球場となった。
主要な出来事
編集- 1966年4月19日、開場(ホワイトソックス 3 - 1 エンゼルス)。
- 1967年7月11日、オールスターゲーム開催(ナ 2 - 1 ア)。史上最長となる延長15回まで試合が続いた。
- 1974年9月28日、ノーラン・ライアンがノーヒットノーランを達成(エンゼルス 4 - 0 ツインズ)。
- 1975年6月1日、ノーラン・ライアンがノーヒットノーランを達成(エンゼルス 1 - 0 オリオールズ)。
- 1984年9月17日、レジー・ジャクソンが通算500本塁打を達成。
- 1986年6月18日、ドン・サットンが通算300勝を達成。
- 1989年7月11日、オールスターゲーム開催(ア 5 - 3 ナ)。
- 1992年9月30日、ロイヤルズのジョージ・ブレットが通算3000安打を達成。
- 2006年3月13日 - 15日、ワールド・ベースボール・クラシックの2次リーグ(POOL 1)が開催された。
- 2010年7月13日 - オールスターゲーム開催(ナ 3- 1 ア)。
- 2022年5月10日、リード・デトマーズがノーヒットノーランを達成(エンゼルス 12 - 0 レイズ)。
- ワールドシリーズ開催:2002年
脚注
編集- ^ 『2017年MLB選手名鑑 全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社〈スラッガー〉、55頁
- ^ “ディズニーランドと大谷翔平が所属するエンゼルスの意外な「接点」とは?”. フロントロウ (2018年5月12日). 2022年8月25日閲覧。
外部リンク
編集前本拠地: ドジャー・スタジアム 1962 - 1965 |
ロサンゼルス・エンゼルスの本拠地 1966 - 現在 |
次本拠地: n/a - |
前本拠地: ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム 1946 - 1979 |
セントルイス・ラムズの本拠地 1980 - 1994 |
次本拠地: ブッシュ・スタジアムII 1995 - (4試合のみ) |
先代 ブッシュ・メモリアル・スタジアム リバーフロント・スタジアム ブッシュ・スタジアム |
MLBオールスターゲーム開催場 第38回(1967年) 第60回(1989年) 第81回(2010年) |
次代 アストロドーム リグレー・フィールド チェイス・フィールド |