エレン・トロツィヒ
エレン・トロツィヒ(スウェーデン語: Ellen Christine Amalia Trotzig, 1878年3月5日 - 1949年11月6日)は、スウェーデンの画家である。パリで学んだ後、スウェーデン南部の街、シムリスハムンを拠点に活動し、風景画や人物画をポスト印象派のスタイルで描いた。
エレン・トロツィヒ Ellen Trotzig | |
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1940年ころのトロツィヒ | |
生誕 |
1878年3月5日 スウェーデン マルメ |
死没 |
1949年11月6日 (71歳没) スウェーデン シムリスハムン |
略歴
編集スウェーデン南部の街、マルメで郵便局長の娘に生まれた[1]。1896年から2年間、デンマーク、コペンハーゲンの女性のための私立の工芸学校(Tegne- og Kunstindustriskolen for Kvinder)で学んだ後[2]、マルメで地図製作の仕事に雇われた。1903年からヨーテボリの美術学校(Konsthögskolan Valand)で画家のカール・ヴィルヘルムソン(Carl Wilhelmson: 1866-1928)のもとで2年間学んだ後、パリに修行に出て[3]、私立の美術学校、アカデミー・コラロッシで1907年までクリスチャン・クローグ(1852-1925)に学び、トーラ・ホルムストレーム(Tora Vega Holmström: 1880-1967)といった同郷の画家と活動した。
パリでの修行から戻ると、スウェーデン南部のシムリスハムンに住み、亡くなるまでシムリスハムンを拠点に活動した。暗い色調の風景画[2]や自画像、友人の肖像画などを描いた。1905年から1912年までソコーネ県の芸術家協会(Skånska konstnärslaget)の展覧会に出展し、スウェーデン各地の展覧会に出展し、マルメなどで古典を開いた。
1949年にシムリスハムンで亡くなった。亡くなった後、残された作品を売却し慈善団体に寄付するように遺言し、ソコーネの若手の芸術家の奨学基金などが設立された。
作品
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「驟雨」(1910/1911)
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自画像(1915)
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チューリップのある静物画 (1929)
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湖に続く道 (1945)
脚注
編集- ^ “Trotzig, Ellen Christina Amalia | Benezit Dictionary of Artists” (英語). www.oxfordartonline.com (2011年). doi:10.1093/benz/9780199773787.article.B00185559. 2020年1月25日閲覧。
- ^ a b Jonasdottir, Yrr (8 March 2018). “Ellen Kristina Amalia Trotzig” (スウェーデン語). Svenskt kvinnobiografiskt lexikon. 23 January 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。25 January 2020閲覧。
- ^ “The shore of Kåseberga - Ellen Trotzig” (英語). Google Arts & Culture. 2020年1月30日閲覧。
参考文献
編集- Svenskt konstnärslexikon del V, sid 477-478, Allhems Förlag, Malmö. Template:Libris post
- Ellen Trotzig på Gravar.se