エルマール
エルマールは、新潟県上越市に本社を置く株式会社マルケーエスシー開発(頸城自動車の完全子会社)が運営する「直江津ショッピングセンター[4]」の愛称、及び同ショッピングセンターの専門店街。
直江津ショッピングセンター エルマール elmar | |
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無印良品を核とするエルマール(2021年5月) | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒942-0004 新潟県上越市西本町3丁目8番8号[1] |
座標 | 北緯37度10分15.1秒 東経138度14分16.5秒 / 北緯37.170861度 東経138.237917度座標: 北緯37度10分15.1秒 東経138度14分16.5秒 / 北緯37.170861度 東経138.237917度 |
開業日 | 1987年(昭和62年)6月11日[2] |
正式名称 | 直江津ショッピングセンター |
施設管理者 | 株式会社マルケーエスシー開発[1] |
延床面積 | 21,355.8 m²[1] |
中核店舗 |
無印良品 直江津 ピアレマート直江津店 |
営業時間 | 10時00分 - 20時00分[1] |
駐車台数 | 711台[3] |
最寄駅 | 直江津駅より徒歩10分[3] |
最寄バス停 | 直江津ショッピングセンター前[3] |
最寄IC | 上越ICより約10分[3] |
店名の「エルマール」の由来は、公募で900点近くの中から選定されたもので、スペイン語で「海」という意味である。ショッピングセンター全体を海とし、テナントは明るく青い海に浮かぶ安らぎの島という設定で、港町の直江津にちなんだものとして命名された[2]。
概要
編集直江津駅前から西へ伸びる雁木通りの商店街[5]と上越大通りが交差する地点に立地するショッピングセンターである。
関川河川改修事業により立ち退きを余儀なくされていた直江津中央商店街が地元主導型のショッピングセンターを計画したことに始まり、1986年(昭和61年)6月に着工、1987年(昭和62年)6月11日、頸城自動車の所有地に株式会社なおえつ商業開発の運営のもとで直江津ショッピングセンターが開業[6][7][2]。イトーヨーカドー直江津店が核テナントとして中央部を占め、直江津中央商店街から移転した専門店を中心とする65店で構成された「エルマール」が出入口近くに配置される形態であった[7]。開業時点での店舗面積は、イトーヨーカドー6,000 ㎡、専門店3,784 ㎡、共有部2,893 ㎡[7]。
長らく核テナントとなっていたイトーヨーカドーであるが、2019年(令和元年)5月12日に撤退[8]。以後は暫定的に専門店街のみの営業となっていたが[9]、同年10月に食品スーパー「ピアレマート」がオープンした[10]。
2020年7月20日に、同ショッピングセンターの2階部分のほとんどを占有する形で、良品計画が展開する生活雑貨「無印良品」の「無印良品 直江津」がオープンした。無印良品の売場面積としては世界最大級であり、出店にあたっては上越市や頸城自動車と地域活性化に関する包括連携協定が結ばれた[11]。また、「無印良品 直江津」の内にスターバックスコーヒー(市内3店目)やカルディコーヒーファーム、久世福商店(いずれも市内初出店)が入居したほか[12][13]、あるるん畑と連携して地元農産物を販売する「なおえつ良品市場」、定食などを提供する「なおえつ良品食堂」、無料の休憩・自習スペースとして利用できるコミュニティスペースなどが設けられた[11]。20日のオープン当日には盛況のため臨時駐車場が開設された[3]。
同年8月からは、頸城自動車と良品計画の共同事業として、移動販売バス「MUJI to GO」が運行を開始した[14]。直江津の朝市「三・八の市」開催日に運行され、同朝市に出店したのち、平成の大合併により編入された旧町村部13区を巡る[14]。
なお、朝市への出店をはじめとした地域活性化の取り組みが評価を受け、無印良品 直江津は2020年度「地域・コミュニティづくり」カテゴリーにおけるグッドデザイン賞を受賞している[15][16]。また、短期売上実績は全国2位となった[15]。
2021年7月には無印良品の施設内に、クオールホールディングスと協業した新エリア「まちの保健室」が全国で初めてオープンした[17][18]。
沿革
編集店舗
編集現在の店舗については#外部リンクの公式ウェブサイトを参照。
交通
編集脚注
編集- ^ a b c d “会社案内”. エルマール. 2020年7月16日閲覧。
- ^ a b c 『上越市史 <普及版>』(1991年10月1日、上越市発行)290 - 291ページ。
- ^ a b c d e f g “交通・アクセス”. エルマール. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “生活支えた32年の歴史に幕 イトーヨーカドー直江津店”. 新潟日報. (2019年5月13日) - Internet Archive
- ^ “西部商工振興会”. 直江津商店連合会. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “直江津に大型SC建設へ、「商業開発」が発足―地元商業者や企業結集”. 日本経済新聞. (1984年9月14日). p. 22 地方経済面 新潟
- ^ a b c d “直江津SCあす開店―熱を帯びる上越商戦、周辺地区との競争激しく”. 日本経済新聞. (1987年6月10日). p. 22 地方経済面 新潟
- ^ “イトーヨーカドー直江津店が閉店 32年の歴史に幕”. 上越タウンジャーナル (株式会社デジコロ). (2019年5月12日) 2019年7月29日閲覧。
- ^ “直江津SCにピアレマート出店へ ヨーカドー跡 10月下旬”. 新潟日報. (2019年9月11日) - WayBack Machineによるアーカイブ
- ^ “直江津SCにピアレマートオープン 上越 市民ら喜び 長蛇の列”. 新潟日報. (2019年10月26日) - WayBack Machineによるアーカイブ
- ^ a b “「無印良品 直江津」 店づくりに地域連携 7月20日開店、上越で内覧会”. 新潟日報. (2020年7月14日). オリジナルの2020年7月17日時点におけるアーカイブ。
- ^ “「無印良品 直江津」オープンのお知らせ”. 良品計画 (2020年6月17日). 2020年6月17日閲覧。
- ^ “「無印良品 直江津」7月20日オープン スタバやカルディコーヒー、久世福商店も出店”. 上越タウンジャーナル (株式会社デジコロ). (2020年6月17日) 2020年6月17日閲覧。
- ^ a b “無印良品、移動販売バス始動 買い物不便地域に雑貨届ける”. 新潟日報. (2020年8月3日). オリジナルの2020年9月30日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “2020受賞対象一覧:商業施設[無印良品 直江津]”. 日本デザイン振興会. 2021年10月3日閲覧。
- ^ “無印良品直江津がグッドデザイン賞 まちづくり拠点として期待”. 上越タウンジャーナル. (2020年11月30日)
- ^ “無印良品直江津に「まちの保健室」 病気予防から薬まで一貫サービス”. 新潟日報. (2021年7月25日)
- ^ “無印良品直江津に「まちの保健室」 健康相談や身体測定、調剤など”. 上越タウンジャーナル. (2021年7月23日)
- ^ “良品計画が上越市の公営住宅をリノベーション 来年4月入居開始予定”. 上越タウンジャーナル. (2021年11月4日)
- ^ “上越市内公共交通総合時刻表”. 上越市. 2021年10月3日閲覧。
関連項目
編集- 頸城自動車
- 過去に存在したイトーヨーカ堂の店舗
- 上越ショッピングセンター - 上越市内の競合商業施設。
- 上越ウイングマーケットセンター - 上越市内の競合商業施設。
- 上越モール - 上越市内の競合商業施設。
外部リンク
編集- 直江津ショッピングセンター エルマール - 公式サイト
- 無印良品 直江津 - 良品計画 公式サイト