イ・ボミ
イ・ボミ[1](韓国語: 이 보미[2]、漢字: 李 寶美、英語: Lee Bo-mee、1988年8月21日 - )は、大韓民国の女子プロゴルファー。所属は延田グループ。
Lee Bo-mee | |
---|---|
基本情報 | |
名前 | イ・ボミ |
生年月日 | 1988年8月21日(36歳) |
身長 | 158 cm (5 ft 2 in) |
体重 | 56 kg (123 lb) |
国籍 | 大韓民国 |
出身地 | 京畿道水原市 |
経歴 | |
プロ転向 |
2007年 JLPGA入会2017年 JLPGA89期 |
優勝数 | |
日本LPGA | 21(内、公式戦2) |
韓国LPGA | 4 |
成績 | |
初優勝 | 日本女子:ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ(2012年) |
賞金ランク最高位 |
日本女子:1位(2015,2016年) 韓国女子:1位(2010年) |
2019年12月1日現在 |
経歴
12歳でゴルフを始める[1]。
2007年、韓国女子プロゴルフ協会(以下KLPGA)入会[2]、同年は同会2部にあたるゼニアツアー(제니아투어、名称は当時、翌年からドリームツアーに変更[3])に参戦[4]、第8戦「ソンヒルゴルフクラブ」において下部ツアーながらプロ初優勝を果たす[5]。
2008年にKLPGAツアーデビューして出場5試合[6]。並行してドリームツアー(드림투어)にも参戦し2勝をあげ[3][7]、同ツアーの年間獲得賞金ランキング(以下賞金ランク)第1位となる[8]。
2009年、「Nefs Masterpiece」においてKLPGAツアー初優勝[9]。
2010年、アン・シネ、キム・ハヌル、ユン・チェヨン等と共にKLPGA広報モデルに選出、翌2011年と合わせて2回選出されている[10]。(KLPGA広報モデルは前年度KLPGAツアー年間獲得賞金ランキング60位以内の選手から10名程度選出される[11])
2010年にKLPGAツアー3勝をあげ賞金女王になり[12]、年間最多勝、最優秀選手、最小ストロークと併せて4冠を達成[13]。同年日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のファイナルクォリファイングトーナメントに進出し、翌シーズンのQTランキング10位となる[14]。
2011年からJLPGAツアーに参戦し、最終的に14試合に出場、賞金ランク40位で自身初の賞金シード入り[15]。同年は並行してKLPGAツアー12試合にも出場していた[16]。
2012年、「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」においてJLPGAツアー初優勝[17]、同年は最終的に公式戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を含めて計3勝、賞金ランク2位[15]。
2013年は公式戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」含めて2勝、賞金ランク7位[15]。
2014年から日本での拠点を兵庫県神戸市に置いた[18]。同年は3勝、賞金ランク3位[15]。
2015年は7勝をあげ、自身初の賞金女王となる[19]。韓国と日本の両ツアーでの賞金女王は史上初[20]。同年の年間獲得賞金(¥230,497,057)は伊沢利光(¥217,934,583=2001年)を抜いて男女を通じ日本国内ツアー史上最高獲得賞金額となった[19]。また「6月中の賞金1億円突破」「4試合連続2位」もJLPGAツアー史上初であった[19]。
2016年は5勝をあげ[21]、2年連続で賞金女王となる[22]。また「開幕から12試合連続トップ10」「11試合連続トップ5」を記録し[22]、「出場14試合目での1億円突破」のJLPGAツアー新記録を達成した[23]。さらに「年間平均ストローク」70.0922も同ツアー新記録であった(当時[注 1])[24]。
2017年8月、「CAT Ladies」優勝[15]。JLPGA会員制度改正に伴い「2017年CAT Ladies優勝」の資格で同会入会を申請し、同時期に申請した畑岡奈紗と共に同年10月1日付けでJLPGA89期生(インターナショナルプロフェッショナル会員[1])となる[25]。同年の賞金ランクは23位でこの年まで7年連続シード入りとなった[15]。
2018年は賞金ランク83位[15]。
2019年は「2016年度JLPGAツアー終了時点の賞金ランキング第1位の者」に与えられる3年間の出場資格でJLPGAツアーに参戦[26]、優勝はなかったものの賞金ランク21位となり賞金シードに復活した[15]。同年12月、韓国人俳優のイ・ワンと結婚した[27]。
2023年シーズン限りで日本ツアーから引退することを2月27日、所属する延田グループが発表した[28]。
人物
受賞歴
2014年
- 報知プロスポーツ大賞(女子ゴルフ部門)※女子ゴルフ部門では1985年・1986年の涂阿玉に続く外国人選手として史上2人目の受賞となった[30]。
2015年
2016年
- LPGAアワード[33]
- LPGA Mercedes-Benz Player of the Year
- 賞金ランキング第1位
- 平均ストローク第1位
- LPGA 資生堂ANESSA Beauty of the Year
- メディア賞『ベストショット』部門
- 関西スポーツ賞(特別賞)[34]
2023年
- 日本プロスポーツ大賞特別功労賞[35]
著書
他
メディア出演
テレビ
- 炎の体育会TV(TBS)
- 夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!(テレビ朝日)
- ジャンクSPORTS2015注目アスリート大集合SP!(2014年12月30日、フジテレビ)[45]
- イ ボミと夢対決 Master G(2015年11月14日、日テレジータス、全6回)[46] - 2016年1月31日[47]
- 強く美しき女神たち〜女子プロゴルフ新時代(2016年1月31日、BS-TBS)[48]
- 小泉孝太郎&ムロツヨシ 自由気ままに2人旅「第6弾〈後編〉日光SP」(2024年10月2日、フジテレビ) - ゲスト[49]
他
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d “イ ボミ プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月25日閲覧。
- ^ a b “이보미” (朝鮮語). KLPGA. 2019年5月25日閲覧。
- ^ a b “2008 강산배 KLPGA 드림투어 4차전” (朝鮮語). KLPGA (2008年6月3日). 2019年5月27日閲覧。
- ^ 이보미 |KLPGAの2007年드림투어参照
- ^ “2007 썬힐골프클럽-제니아투어 8차전” (朝鮮語). KLPGA (2007年8月28日). 2019年5月27日閲覧。
- ^ 이보미 |KLPGAの2008年KLPGA투어参照
- ^ “2008 그랜드 트레비스 KLPGA 드림투어 9차전” (朝鮮語). KLPGA (2008年9月4日). 2019年5月27日閲覧。
- ^ 이보미 |KLPGAの2008年드림투어参照
- ^ “Nefs Masterpiece 2009” (朝鮮語). KLPGA (2009年8月23日). 2019年5月27日閲覧。
- ^ “「美女ゴルファー」の証!! KLPGA広報モデル10年分を大公開(2ページ目)”. スポーツソウル (2019年2月2日). 2019年6月4日閲覧。
- ^ “「美女ゴルファー」の証!! KLPGA広報モデル10年分を大公開(1ページ目)”. スポーツソウル (2019年2月2日). 2019年6月4日閲覧。
- ^ “イ・ボミ「幸せ」夫のイケメン俳優イ・ワンと手つなぎ密着「ボミさんかわいい」の声”. デイリースポーツ online (2022年5月21日). 2022年5月21日閲覧。
- ^ a b “イ・ボミ(Bo-Mee Lee)”. ALBA.Net. 2019年5月25日閲覧。
- ^ “QTランキング2011”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h イ ボミ プロフィール詳細の生涯成績・記録を参照
- ^ 이보미 |KLPGAの2011年KLPGA투어参照
- ^ “ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ 最終日”. 日本女子プロゴルフ協会 (2012年3月11日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “【イ・ボミが語る(上)】”. 産経WEST (2016年1月4日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ a b c “最強賞金女王イ・ボミ 強さの秘密はインパクトゾーンの精度の高さ”. ALBA.Net (2015年12月17日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “イ・ボミ、賞金2億円超えで史上初のゴルフ日韓女王”. ハフポスト (2015年11月28日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “イ ボミ 年度別大会成績2016”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月25日閲覧。
- ^ a b “基本が生んだ2年連続賞金女王!”. ALBA.Net (2016年12月13日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “イボミが今季3勝目!年間獲得賞金1億円を最速で達成”. 日本女子プロゴルフ協会 (2016年8月7日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “通算記録|その他”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月25日閲覧。
- ^ “畑岡奈紗とイ・ボミにLPGAの会員証”. ALBA.Net (2017年10月5日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “2019年出場有資格者”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月25日閲覧。
- ^ “イ・ボミが韓国人俳優イワンと挙式、上田桃子ら出席”. 日刊スポーツ (2019年12月28日). 2019年12月30日閲覧。
- ^ “【ゴルフ】元賞金女王イ・ボミが今季限りで日本ツアー引退「愛をくださってとても幸せでした」”. 日刊スポーツ (2023年2月27日). 2023年2月27日閲覧。
- ^ “【イ・ボミが語る(上)】(2ページ目)”. 産経WEST (2016年1月4日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “歴代受賞者 | 表彰-プロスポーツ大賞”. 報知新聞社. 2019年5月25日閲覧。
- ^ “LPGAアワード2015”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月25日閲覧。
- ^ “ゴルフダイジェスト アワード2015“GDOファン大賞”授賞はイ・ボミ選手”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2015年4月21日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “LPGAアワード2016”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月25日閲覧。
- ^ “ラグビー日本代表が関西スポーツ賞受賞”. デイリースポーツ (2016年1月13日). 2019年5月25日閲覧。
- ^ “侍ジャパンが大賞を獲得 大谷翔平 殊勲賞受賞 、WBCのMVPに始まりMLBで11冠、2023年ラストも表彰締め”. TBS NEWS DIG (2023年12月21日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “祝・2015賞金女王 イ・ボミ 初の著書発売決定(主婦の友社)”. PR TIMES (2015年11月16日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “イ・ボミが自身初の写真集「イ・ボミSTYLE」を発売!”. ALBA.Net (16.02.03). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “美女アスリート総出演 炎の体育会TV”. BS-TBS (2011年7月3日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “「炎の体育会TV」2011年11月7日(月)放送内容”. 価格.com (2011年11月7日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “[夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ 【真夏の猛特訓スペシャル】 の番組概要]”. gooテレビ番組(関東版). NTT Resonant (2012年7月1日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “[夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ 【2015夏の決戦スペシャル】 の番組概要]”. gooテレビ番組(関東版). NTT Resonant (2015年7月5日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “[夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ 【5時間スペシャル】 の番組概要]”. gooテレビ番組(関東版). NTT Resonant (2016年1月2日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “[夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ 【夢対決2017 5時間スペシャル】 の番組概要]”. gooテレビ番組(関東版). NTT Resonant (2017年1月2日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “[夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ 【5時間スペシャル】 の番組概要]”. gooテレビ番組(関東版). NTT Resonant (2018年1月2日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “[ジャンクSPORTS 【2015注目アスリート大集合SP!】 の番組概要]”. gooテレビ番組(関東版). NTT Resonant (2014年12月30日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “日テレG+ 11月 月間番組表”. 日テレジータス (2015年11月4日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “日テレG+ 1月 月間番組表”. 日テレジータス (2016年1月18日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “BS TBS 「強く美しき女神たち〜女子プロゴルフ新時代」出演情報』”. 上田桃子オフィシャルブログ. Ameba (2016年1月29日). 2019年5月28日閲覧。
- ^ “反町隆史、小泉孝太郎&ムロツヨシと日光で激レアBBQ イ・ボミもゴルフ対決緊急参戦 フジ系「自由気ままに2人旅」後編”. サンスポ. 産業経済新聞社 (2024年10月2日). 2024年10月2日閲覧。
関連項目
外部リンク
- イ・ボミ(日本女子プロゴルフ協会のプロフィール)
- 이보미 |KLPGA(朝鮮語)
- イ・ボミ日本公式ファンサイト