イオンモール名古屋茶屋
イオンモール名古屋茶屋(イオンモールなごやちゃや)は、愛知県名古屋市港区西茶屋に所在するイオンモール運営のショッピングセンター。2014年(平成26年)6月27日開業[新聞 1]。
イオンモール名古屋茶屋[新聞 1] ÆON MALL NAGOYACHAYA | |
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒455-0858 愛知県名古屋市港区西茶屋2丁目11番地 |
座標 | 北緯35度6分13.2秒 東経136度49分29.7秒 / 北緯35.103667度 東経136.824917度座標: 北緯35度6分13.2秒 東経136度49分29.7秒 / 北緯35.103667度 東経136.824917度 |
開業日 | 2014年(平成26年)6月27日[新聞 1] |
施設所有者 | イオンモール株式会社[WEB 1][WEB 2] |
施設管理者 | イオンモール株式会社 |
施工者 | 大林組 |
敷地面積 | 約186,000 m2[WEB 4] |
延床面積 | 約132,000 m2[新聞 1] |
商業施設面積 | 75,000 m²[WEB 1][WEB 2] |
中核店舗 | イオンスタイル名古屋茶屋[WEB 3][新聞 2] |
店舗数 | 200[新聞 1] |
営業時間 |
10:00~21:00 |
駐車台数 | 4,109台[WEB 1][WEB 2] |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
概要
名古屋市港区の西部にある「南陽地区」の一角に立地する[新聞 1]。同地区の大半は第2種住居地域のため、本来は大型商業施設の建設・開発が認められていないが[新聞 3]、開発整備促進区の指定でこれらが可能になることから[新聞 3]、イオンモールおよび名古屋市茶屋新田土地区画整理組合が名古屋市に向けて要望を提出した[新聞 4]。この要望を受け、2012年(平成24年)8月に「商業施設と交通広場の一体的な整備を誘導する」という、新地区計画を内容とする案を市の住宅都市局が取りまとめ[新聞 4]、2013年(平成25年)1月25日開催の市の第3回都市計画審議会で計画の決定が可決された[新聞 5]。これは、静岡県富士宮市と徳島県藍住町に次ぐ、全国で3番目の指定事例となっている[新聞 3]。
同区画整理事業は総面積が約215,000m2[新聞 3][新聞 4]のうち約90%が促進区の指定対象となり[新聞 3]、商業地区として容積率の最高限度が180%とされることになった[新聞 4]。開業時の当施設の敷地面積は約186,000で[WEB 4]、この時の区画整理事業の大半を占めている。また、指定に際して「都市機能の増進に寄与するため、進出する事業者には公共の利益につながる都市基盤の整備が求められる」とされ[新聞 3]、名古屋市内中心部とを結ぶ路線バスなどが発着する[新聞 3]面積約3,000m2の交通広場(バスターミナル)と周辺道路との接続通路や歩行者用通路のほか[新聞 4]、敷地外周部に全面積の20%以上の緑地を整備することが計画に盛り込まれた[新聞 4]。
建物は鉄骨・鉄筋コンクリート造、地上5階建て[新聞 1]。国内外の商業施設を多く手がけるデザイン事務所、ラグアルダ・ロウ・アーキテクツ (LLA) とコラボレーションした、"南陽の丘"をイメージするデザインを取り入れた。また、施設が海から約1.5kmしか離れていないことを考慮して、2階より上には津波の発生時に一時避難できる空間が用意されており、市の津波避難ビルの指定を受けている[新聞 1]。この他にも区画整理区域が主要幹線道路に面していないため、計画に盛り込まれた周辺道路との接続道路を通じて、当施設に出入りする形となっている。
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建物北東側から
南陽交通広場
モール開業に先立つ2014年(平成26年)6月22日に開設[WEB 5][注釈 1]。
前述のように、促進区の指定を受けることを目的とした公共施設整備の一部であり[新聞 3]、面積約3,000m2の公共交通広場(バスターミナル)[新聞 4]を中心として敷地の東側部分に整備された[WEB 4]。
名古屋市営バスと三重交通バスが乗り入れ、停留所名は名古屋市営バスが「南陽交通広場」、三重交通バスが「イオンモール名古屋茶屋」となる。開業時点では平日で約230本 / 日が運行されている[新聞 1]。
運行経路
名古屋市営バス
春田駅・高畑駅・ 八田駅・港区役所・戸田荘・河合小橋・サンビーチ日光川発着の系統が乗り入れる。
また、東海11・12号系統は名古屋市営地下鉄名港線 東海通駅(東海11号系統・東海12号系統)と、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線 港北駅(東海12号系統のみ)または荒子川公園駅(東海11号系統のみ)を経由する。
- 春田11号系統・南陽巡回系統 →詳しい経路については「名古屋市営バス稲西営業所 § 春田11号系統・南陽巡回系統」を参照
- 高畑14号系統 →詳しい経路については「名古屋市営バス中川営業所 § 高畑14号系統」を参照
- 東海11号系統 →詳しい経路については「名古屋市営バス港明営業所 § 東海11号系統」を参照
- 東海12号系統 →詳しい経路については「名古屋市営バス中川営業所 § 東海12号系統」を参照
- 高畑15号系統 →詳しい経路については「名古屋市営バス稲西営業所 § 高畑15号系統」を参照
三重交通バス
名古屋駅・名鉄バスセンター[注釈 2]から名古屋高速2号東山線および5号万場線を経由して高速バスが乗り入れる[WEB 6]。2017年(平成29年)5月7日までは栄・オアシス21発着で運行していた[WEB 7]。
2016年(平成28年)4月1日からは三重交通発行のemica、名古屋市交通局などが発行するmanaca等の全国交通系ICカードが利用可能となっている。
2020年(令和2年)4月1日に路線改変を行い、高速経由の系統は1日1往復に減便され、一般道経由(国道1号・かの里経由の52系統と国道23号(名四国道)・日光川公園経由の62系統)が乗り入れるようになった[1]。
2023年10月1日に一般道経由を減便し、高速経由を増便。走行経路を名古屋高速2号東山線・5号万場線および名古屋第二環状自動車道(富田IC~名古屋西JCT)経由へ変更。
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待機中の三重交通によるバス(2014年(平成26年)6月25日)
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南陽交通広場全景(2014年(平成26年)6月29日)
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南陽交通広場入口(2015年(平成27年)4月26日)
付記
開業当初の混雑防止の観点から公共交通機関の利用を推奨しており、manacaを使用して名古屋市営バスにて来店した買い物客に対して一定条件のもと、BUS-PO(バスポ)キャンペーンとして特典を付与している[WEB 8]。
後述のように当店とイオンモール名古屋みなとの間で無料シャトルバスが運行されていた(毎週土曜・日曜と祝日のみ。2021年(令和3年)2月28日付で、イオンモール名古屋みなとの閉鎖に伴い終了。)[WEB 9]。
沿革
2012年(平成24年)
- 8月 - イオンモールと名古屋市茶屋新田土地区画整理組合の要望を受けて名古屋市住宅都市局が「開発整備促進区」に指定する地区計画の原案を策定[新聞 4]。
2013年(平成25年)
- 1月25日 - 名古屋市の第3回都市計画審議会で当地区(茶屋新田地区)を「開発整備促進区」に指定する地区計画をが可決[新聞 5]。
- 6月6日 - (仮称)イオンモール西茶屋として開発計画を発表。[WEB 10]。
2014年(平成26年)
- 4月18日 - 開業日や専門店などを発表[WEB 11]。
- 6月8日 - 「イオン ふるさとの森」植樹祭を開催[WEB 12]。
- 6月24日 - 報道関係者向けの内覧会を開催[WEB 13]。
- 6月25日 - ソフトオープン。[要出典]
- 6月27日 - 正式開業[新聞 1]。
2015年(平成27年)
- 3月27日[要出典] - 土日祝日限定でイオン名古屋茶屋店とイオンモール名古屋みなとを結ぶ無料シャトルバス運行開始[WEB 9][WEB 14]。
2021年(令和3年)
- 2月28日 - イオンモール名古屋みなと閉館。よって、両モール間のシャトルバスの運行も終了。
主なテナント
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
周辺
周辺の今後
2021年(令和3年)5月1日の名古屋第二環状自動車道(名古屋環状2号線 / 国道302号の専用部)・飛島JCT - 名古屋西JCT間の開通後、イオンモールの正面側の市道と国道302号(名古屋環状2号線)が交差する両茶橋東交差点に南陽ICが開業。
2021年(令和3年)7月24日の名古屋市都市計画道路万場藤前線の全線開通に伴い、国道1号や八熊通(愛知県道29号弥富名古屋線)から一本道でアクセスできるようになった。
脚註
注釈
出典
WEB
- ^ a b c 『25-4(新設):平成25年6月14日届出 イオンモール西茶屋:港区茶屋新田(縦覧期間:平成25年10月28日まで)』 名古屋市、2014年2月13日。
- ^ a b c “25-4(新設):平成25年6月14日届出 イオンモール西茶屋:港区茶屋新田(縦覧期間:平成25年10月28日まで)”. 名古屋市. 2015年6月6日閲覧。
- ^ イオンスタイル名古屋茶屋 - イオンリテール公式ウェブサイト、2016年2月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “イオンモール名古屋茶屋 フロアコンセプト”. イオンモール. 2014年7月18日閲覧。
- ^ 名古屋市交通局 (2014年6月14日). “市バスの運行経路の一部変更等の実施について|お知らせ|お知らせ一覧|名古屋市交通局”. 2014年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月28日閲覧。
- ^ 名鉄バスセンター発着でますます便利に!名古屋南陽高速線 (PDF) - 三重交通 2017年4月25日(2017年5月14日閲覧)
- ^ 三重交通 (2014年6月16日). “平成26年6月25日(水)より栄南陽高速線の運行を開始いたします”. 2014年6月26日閲覧。
- ^ [1]
- ^ a b イオンモール株式会社. “無料シャトルバス運行のご案内”. 2021年1月28日閲覧。
- ^ イオンモール株式会社 (2013年6月6日). “「(仮称)イオンモール西茶屋」の開発計画について”. 2014年6月25日閲覧。
- ^ イオンモール株式会社 (2014年4月18日). “〜ざっくばらんに Do MALL!!〜 「イオンモール名古屋茶屋」6月27日(金)AM9:00 グランドオープン”. 2014年6月25日閲覧。
- ^ “イオンモール名古屋茶屋公式ホームページ ::「イオン ふるさとの森」植樹祭”. 2014年6月25日閲覧。
- ^ “イオンモール名古屋茶屋、6月27日のオープンに先駆け内部を公開”. 2014年6月25日閲覧。
- ^ 名古屋茶屋 イオンシネマ 2021年1月28日閲覧
- ^ “中部圏で初めてドルビーアトモスがイオンシネマ名古屋茶屋に導入”. 2014年4月18日閲覧。
新聞
- ^ a b c d e f g h i j k “イオンモール名古屋茶屋がオープン”. 朝日新聞(朝日新聞社).(2014年6月28日)
- ^ 外国人の誘客テーマに「おもてなし」など3点提言 - 毎日新聞地方版(愛知)、2016年2月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “名古屋市、「開発整備促進区」導入、規制区域に大型商業施設、港区のイオンに初適用”. 日本経済新聞(日本経済新聞社).(2013年2月7日)
- ^ a b c d e f g h “名古屋市住宅都市局 茶屋新田地区 地区計画原案をまとめる”. 建通新聞(建通新聞社).(2012年8月22日)
- ^ a b “茶屋新田を名古屋市初の開発整備促進区に指定”. 建通新聞(建通新聞社).(2013年1月28日)
- ^ “名古屋第2斎場が完成 港区に市が整備、100年ぶり”. 中日新聞(中日新聞社).(2015年7月9日)
外部リンク
- ^ “名古屋市内の路線再編について(令和2年4月1日実施)”. 三重交通 (2020年3月11日). 2020年4月2日閲覧。