アーロン・フィッツジェラルド・マッキーAaron Fitzgerald McKie1972年10月2日 - )はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身の元プロバスケットボール選手。指導者。現在は母校のテンプル大学の陸上競技特別顧問を務めている。現役時代はシューティングガードポイントガードスモールフォワードとしてプレーした。

アーロン・マッキー
Aaron McKie
テンプル大学AC時代のマッキー
(2023年)
テンプル・アウルズ
ポジション G / SF
役職 陸上競技特別顧問
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1972-10-02) 1972年10月2日(52歳)
出身地 ペンシルベニア州の旗 ペンシルベニア州フィラデルフィア
身長(現役時) 196cm (6 ft 5 in)
体重(現役時) 95kg (209 lb)
キャリア情報
出身 テンプル大学
NBAドラフト 1994年 / 1巡目 / 全体17位[1]
プロ選手期間 1994年–2007年
背番号歴 23, 8, 2
指導者期間 2007年–現在
選手経歴
1994-1997
1997
1997-2005
2005-2007
ポートランド・トレイルブレイザーズ
デトロイト・ピストンズ
フィラデルフィア・76ers
ロサンゼルス・レイカーズ
指導者経歴
2007-2013
2014-2019
2019-2023
フィラデルフィア・76ers (AC)
テンプル大学 (AC)
テンプル大学
受賞歴
  • NBAシックスマン賞 (2001)
  • アトランティック10最優秀選手賞 (1993)
  • ロバート・V・ギーシー賞 (1993)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

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テンプル大学で3年間プレーした彼は出場した92試合すべてで先発し、大学歴代6位タイの1,650得点、1試合平均17.9点をあげた。チームメートには後にNBAオールスターゲームに選ばれるエディー・ジョーンズがいた[1]。大学3年次の1993年には1試合平均20.6得点をあげてアトランティック・テン・カンファレンスの最優秀選手に選ばれた[2]

1994年のNBAドラフトで彼は1巡目全体17位でポートランド・トレイルブレイザーズに指名されて入団した[1]1997年シーズン中にランドルフ・チルドレスレジー・ジョーダンと共にステイシー・オーグモンとの引き換えでデトロイト・ピストンズへ移籍した[1]。その後同年テオ・ラトリフと共にジェリー・スタックハウスエリック・モントロスとの引き換えでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍した[1]

2000-2001シーズンにはエリック・スノウアレン・アイバーソンの控えとして2000年12月30日のサクラメント・キングス戦、2001年1月3日のアトランタ・ホークス戦ではトリプルダブルをあげるなどの活躍を見せてNBAファイナル進出に貢献[3][4]NBAシックスマン賞に選ばれた。これはシクサーズの選手として1982-1983シーズンボビー・ジョーンズ以来のことであった。

2005年8月12日、シクサーズがラグジュアリ・タックス(選手の総年俸が高いチームにNBAから課される金額)を回避するためにウェーバーされ8月22日、ロサンゼルス・レイカーズと契約したが怪我のため2シーズンで24試合のみの出場に終わった[5]

2007年10月3日より無報酬でシクサーズのモーリス・チークスヘッドコーチの下でアシスタントコーチとなったが現役引退は表明しておらず2008年2月1日のメンフィス・グリズリーズのパウ・ガソルと前所属のロサンゼルス・レイカーズのクワミ・ブラウンジャバリス・クリッテントンマルク・ガソル、複数のドラフト1巡目指名権と共にメンフィス・グリズリーズへ放出され3月9日に解雇され、同年9月、シクサーズのアシスタントコーチに復帰した[6][7]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  リーグリーダー

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1994–95 POR 45 20 18.4 .444 .393 .685 2.9 2.0 .8 .4 6.5
1995–96 81 73 27.9 .467 .325 .764 3.8 2.5 1.1 .3 10.7
1996–97 41 8 18.9 .340 .418 .837 2.3 2.0 .8 .4 4.1
DET 42 3 20.2 .464 .375 .836 3.0 1.8 1.0 .2 6.3
1996-97計 83* 11 19.6 .411 .398 .836 2.7 1.9 .9 .3 5.2
1997–98 24 1 19.7 .413 .176 .870 2.8 1.6 1.0 .0 4.5
PHI 57 31 23.5 .347 .196 .688 2.9 2.4 1.4 .2 3.9
1997-98計 81 32 22.4 .365 .190 .764 2.9 2.2 1.2 .2 4.1
1998–99 50* 4 19.2 .401 .194 .710 2.8 2.0 1.3 .1 4.8
1999–00 82 14 23.8 .411 .364 .829 3.0 2.9 1.3 .2 8.0
2000–01 76 33 31.5 .473 .312 .768 4.1 5.0 1.4 .1 11.6
2001–02 48 16 30.6 .449 .398 .787 4.0 3.7 1.2 .3 12.2
2002–03 80 40 29.7 .429 .330 .836 4.4 3.5 1.6 .1 9.0
2003–04 75 41 28.2 .459 .436 .757 3.4 2.6 1.1 .3 9.2
2004–05 68 3 16.4 .430 .323 .625 2.5 1.5 .7 .3 2.2
2005–06 LAL 14 0 8.6 .250 .000 .500 1.4 .8 .4 .0 .5
2006–07 10 0 13.1 .647 .000 .000 1.8 1.3 .4 .0 2.2
通算 793 287 24.2 .438 .350 .779 3.3 2.7 1.2 .2 7.4

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1995 POR 3 0 11.3 .571 .500 .000 .7 .3 1.0 .0 5.7
1996 5 4 26.8 .367 .250 .778 3.6 1.8 1.2 .4 6.2
1997 DET 5 0 19.4 .350 .200 .000 2.0 2.0 1.2 .4 3.0
1999 PHI 6 0 16.2 .304 .000 .857 2.5 1.8 .7 .0 3.3
2000 10 6 33.1 .485 .343 .839 3.6 4.6 .4 .2 13.8
2001 23 16 38.8 .415 .422 .787 5.2 5.3 1.5 .1 14.6
2002 5 0 29.2 .435 .375 .700 3.6 2.4 2.0 .0 10.6
2003 12 0 26.3 .535 .556 .857 3.6 1.8 .8 .2 7.8
2005 5 0 17.0 .429 .333 .000 2.4 1.0 .8 .0 1.4
2006 LAL 1 0 8.0 .000 .000 .000 .0 .0 .0 .0 .0
通算 75 26 28.5 .437 .385 .801 3.6 3.2 1.1 .1 9.5

プレースタイル

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彼はマイケル・クーパーとしばしば比較されクイックネスや跳躍力は劣るものの3ポイントシュート、ディフェンスの能力に優れている。クリス・ウェバーは彼について過小評価されている選手でいつでも激しくプレーする選手であると評した[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e The book on . . . Aaron McKie”. USAトゥデイ (2001年4月1日). 2011年4月29日閲覧。
  2. ^ Aaron McKie joins Temple Hall of Fame”. phillytrib.com (2011年2月14日). 2011年4月29日閲覧。
  3. ^ Talking With: Aaron McKie”. ロサンゼルス・タイムズ (2006年11月24日). 2011年4月29日閲覧。
  4. ^ Best of the Decade – 76ers”. phinallyphilly.com (2010年1月4日). 2011年4月29日閲覧。
  5. ^ McKie ready to play, teach for Griz”. commercialappeal.com (2008年2月12日). 2011年4月29日閲覧。
  6. ^ Aaron McKie rejoins Sixers coaching staff”. nba.com (2008年9月30日). 2011年4月29日閲覧。
  7. ^ Kidd's trade to Mavs could still happen, but may require Van Horn”. ESPN (2008年2月15日). 2011年4月29日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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