アーニャは、きっと来る

ベン・クックソンによる2020年の映画

アーニャは、きっと来る』(アーニャはきっとくる、Waiting for Anya)は、2020年イギリスベルギードラマ映画。 監督はベン・クックソン、出演はノア・シュナップトーマス・クレッチマンなど。 第二次世界大戦中、ナチス占領下のフランスの小さな村で起きた奇跡を描く。マイケル・モーパーゴ原作の同名小説英語版の映画化[5]

アーニャは、きっと来る
Waiting for Anya
監督 ベン・クックソン
脚本 トビー・トーレス
ベン・クックソン
原作 マイケル・モーパーゴ
アーニャは、きっと来る英語版
製作 アラン・レイサム
フィン・グリン
製作総指揮 タンナズ・アニシ
クリスティ・ベル
アラステア・バーリンガム
フィル・マッケンジー
ジェフリー・アイルズ
グレッグ・シェンズ
ポール・ウォード
ナレーター ジャン=フランソワ・バルメ英語版
出演者 ノア・シュナップ
トーマス・クレッチマン
フレデリック・シュミット英語版
ジャン・レノ
アンジェリカ・ヒューストン
音楽 ジェームズ・シーモア・ブレット英語版
撮影 ジェリー・ヴァスベンター
編集 クリス・ギル
サンドリーヌ・ディーガン
製作会社 Goldfinch Family Films
配給 イギリスの旗 Vue Cinemas英語版
日本の旗 ショウゲート
公開 イギリスの旗 2020年2月14日
日本の旗 2020年11月27日[1]
上映時間 109分
製作国 イギリスの旗 イギリス
ベルギーの旗 ベルギー
言語 フランス語
英語
ドイツ語
製作費 $10,000,000[2]
興行収入 イギリスの旗 $36,404[3]
日本の旗 2000万円(2021年1月時点)[4]
テンプレートを表示

ストーリー

編集

第二次世界大戦、ナチス占領下にあるフランス。ピレネー山脈の羊飼いの少年ジョーは、森で見慣れぬ男と知り合った。男の名はベンジャミン。村はずれに住むアリス婆さんの娘(故人)の夫だが、彼の存在は村人たちも知らない。ベンジャミンは、ナチスから逃れて来たユダヤ人だったのだ。

山さへ越えればスペイン領で、ナチスの手は及ばない。しかし、ベンジャミンはアリス婆さんの家から動かなかった。パリで生き別れた娘アーニャと、婆さんの家で落ち合う約束だったのだ。アーニャは必ず現れると固く信じているベンジャミン。

ベンジャミンは、幼いユダヤ人の少女レアを匿っていた。他にも、スペインに逃がすため、密かにユダヤの子供たちが送られて来た。しかし、平和な村にもついにドイツ軍が現れた。山の洞窟に潜伏したベンジャミンと子供たちのために、食料の買出しを手伝うジョー。

ナチスの隊長の中尉は冷酷な男だったが、兵士たちは気さくで、特に伍長には人間味があった。劣勢のドイツは首都ベルリンを連合国軍に空爆され、伍長の娘が亡くなったという。傷心の伍長の山歩きに付き合い、ユダヤ人のことは隠したまま友達になるジョー。

やがて、ジョーの家族や村の人々も、ユダヤ人の存在を知るに至った。ナチスに占領された村で、密かに進行する脱出計画。

羊の大移動の日。村人たちの協力で、ユダヤの子供たちは羊飼いに紛れ、無事にスペインに逃げ延びた。しかし、アーニャを待つベンジャミンと、彼を慕って離れないレアは居残り、ナチスに発見されてしまった。

列車で連行されるベンジャミンとレア。やがてドイツは敗北し、フランスは開放された。

一年後、平和が戻った村で、消息の知れないベンジャミンからの連絡を待つアリス婆さん。そんな村に、娘のアーニャが到着した。

キャスト

編集

作品の評価

編集

Rotten Tomatoesによれば、24件の評論のうち高評価は38%にあたる9件で、平均点は10点満点中5点となっている[6]

出典

編集
  1. ^ “ノア・シュナップ主演、ナチス占領下で少年が秘密の救出作戦に参加「アーニャは、きっと来る」11月27日公開”. 映画.com. (2020年8月7日). https://eiga.com/news/20200807/8/ 2020年8月7日閲覧。 
  2. ^ Waiting for Anya (2020)” (英語). IMDb. 2020年8月8日閲覧。
  3. ^ Waiting for Anya” (英語). Box Office Mojo. 2020年8月8日閲覧。
  4. ^ 『キネマ旬報』2021年3月下旬特別号 p.53
  5. ^ “「ストレンジャー・シングス」のノア・シュナップ主演「アーニャは、きっと来る」公開”. 映画ナタリー. (2020年8月7日). https://natalie.mu/eiga/news/391035 2020年8月7日閲覧。 
  6. ^ Waiting for Anya” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年8月21日閲覧。

外部リンク

編集