アンドーヤ空軍基地ブークモールAndøya Flystasjon)は、ノルウェー王国ヌールラン県アンドイに所在するノルウェー空軍飛行場。ノルウェー中北部のアン島北東岸に位置し、冷戦時代はノルウェーと西欧防衛のための重要拠点であった。

アンドーヤ空軍基地
Andøya Flystasjon
IATA: ANX - ICAO: ENAN
概要
国・地域  ノルウェー
所在地 ヌールラン県アンドイ
種類 軍用
運営者 ノルウェー空軍
標高 13 m (43 ft)
座標 北緯69度17分33秒 東経016度08分39秒 / 北緯69.29250度 東経16.14417度 / 69.29250; 16.14417座標: 北緯69度17分33秒 東経016度08分39秒 / 北緯69.29250度 東経16.14417度 / 69.29250; 16.14417
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
03/21 YES 1,672×45 舗装
14/32 YES 2,468×45 舗装
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歴史

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当地に軍用飛行場を建設する構想が出されたのは、1951年のリスボンにおけるNATO会合が最初であった。1952年3月にニルス・ラングヘラ国防相(en:Nils Langhelle)によって、当基地の建設が発表された。複数の候補地の中からHaugnes村が選ばれ、310人の住人については建設に際し、土地収用が行なわれた。また、当時のアンドイ基礎自治体は人口約2,000人程度であり、基地建設に伴い、その後の大きな成長が期待された。

1954年9月17日、基地への最初の着陸機として、DC-3輸送機が到着した。空軍基地としては1957年秋から運用を開始している。また、NATO分散戦術の一環として司令部は約13km離れたスカーステインダーレン(Skarsteindalen)に所在していた。1961年に最初の配置部隊として第333飛行隊がグラマン HU-16飛行艇とともにソラ空軍基地から移転している。若干の民生部門が必要とされ、首都オスロとの航路が、1964年4月2日にスカンジナビア航空によって開設された。1968年に第2滑走路が完成した。

1970年代、飛行場はロフォーテン諸島ベステローデン諸島間など地域航空路の新ネットワークの一部を構成し、政府助成金を受けたヴィデロー航空によって20人座席型のデ・ハビランド・カナダ DHC-6旅客機が運航される。

配備機種は、1969年にはHU-16飛行艇からロッキード P-3B哨戒機に更新される。この機体は沿岸警備隊任務を遂行するにも能力不足であり、1989年にスペインに売却され新たにP-3C哨戒機に更新される。1982年2月1日に尾翼番号980号機のロッキード SR-71偵察機が当基地にダイバートで着陸している[1]。1988年7月31日に私有のセスナ 172が離陸直後に飛行場西に墜落し乗員4人が死亡した[2]

1990年代の冷戦終結に伴い飛行場の機能は縮小されている。

配置部隊

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  • 第133航空団

脚注

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外部リンク

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