アレックス・カルーソ
アレックス・マイケル・カルーソ(Alex Michael Caruso, 1994年2月28日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州カレッジステーション出身のバスケットボール選手。NBAのオクラホマシティ・サンダーに所属している。ポジションはポイントガードまたはシューティングガード。愛称はGOAT[2]やBald Mamba、Carushow[3][4]など。
シカゴ・ブルズでのカルーソ (2022年) | |
オクラホマシティ・サンダー No.9 | |
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ポジション | PG / SG |
所属リーグ | NBA |
基本情報 | |
愛称 | GOAT |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1994年2月28日(30歳) |
出身地 | テキサス州カレッジステーション |
身長 | 196cm (6 ft 5 in) |
体重 | 84kg (185 lb) |
キャリア情報 | |
高校 | A&Mコンソリデーティド高等学校 |
大学 | テキサスA&M大学 |
NBAドラフト | 2016年 / ドラフト外 |
プロ選手期間 | 2016年–現在 |
経歴 | |
2016–2017 | オクラホマシティ・ブルー |
2017–2021 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2021–2024 | シカゴ・ブルズ |
2024– | オクラホマシティ・サンダー |
受賞歴 | |
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Stats Basketball-Reference.com | |
経歴
編集カレッジ
編集高校卒業後はテキサスA&M大学に進学した。4年間のキャリアで137試合に出場し、平均8.0得点、4.7アシスト、2.02スティールを記録、キャリア通算では649のアシストと276のスティールを記録し同大学出身のデイビット・エドワーズの保持していた記録を塗り替えるなど、テキサスA&M史上最高の選手の1人として活躍した[5]。大学4年時には、オールSECセカンドチームとオールSECディフェンシブセカンドチームに選ばれた[6][7]。
オクラホマシティ・ブルー
編集2016年のNBAドラフトでは指名されなかったが、2016年のNBAサマーリーグにシクサーズの一員として参加した[8]。サマーリーグの終了後、2016年9月23日にオクラホマシティ・サンダーと契約したが[7]、同年10月17日に契約を破棄された[9]。11月3日にNBAデベロップメント・リーグのオクラホマシティ・ブルーと契約した[10]。
ロサンゼルス・レイカーズ
編集2017年のNBAサマーリーグにロサンゼルス・レイカーズの選手として参加した。負傷したロンゾ・ボールの代わりとして出場し、サマーリーグの終了後の2017年7月13日にレイカーズと2Way契約を結んだ。そしてDリーグ(現在のGリーグ)からNBAに直接行きかう初選手となった[11]。
2017年10月19日のロサンゼルス・クリッパーズ戦でNBAデビューを果たし[12]、チームは108-92で敗北したがカルーソは12分間出場を果たし、2得点、2アシスト、1リバウンドを記録した。クリッパーズとのシーズン最終戦で、キャリアハイの15得点、7リバウンドを記録した。
2018年のサマーリーグの終了後、レイカーズと再び2Way契約を結んだ。2019年3月6日のデンバー・ナゲッツ戦にてチームは115-99で敗北したものの、シーズンハイの15得点、6リバウンド、3アシストを記録した。4月5日のクリッパーズ戦では、キャリアハイの32得点を記録しチームは122–117で勝利した[13]。また、2018-19シーズンのおいてレイカーズのレブロン・ジェームズを除く選手の中で、30得点、10リバウンド、5アシストを記録した唯一の選手となった[14]。2019年4月7日のユタ・ジャズ戦では、レブロンが欠場の中、18得点、キャリアハイとなる11アシストを記録し113-109で勝利した[15]。
2019年7月6日にレイカーズと2年総額550万ドルの契約に合意[16][17]。2019-20シーズンはNBAチャンピオンを経験した。
シカゴ・ブルズ
編集2021年8月10日にシカゴ・ブルズと4年総額3700万ドルの契約を結んだ[18]。2023-24シーズン、ペリメーターディフェンダーとして活躍するなど、NBAが集計したハッスルスタッツに基き、このシーズンのハッスルアウォードを受賞した[19]。
オクラホマシティ・サンダー
編集2024年6月21日にジョシュ・ギディーとのトレードで、オクラホマシティ・サンダーへ移籍した[20]。
個人成績
編集略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
NBA
編集レギュラーシーズン
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017–18 | LAL | 37 | 7 | 15.2 | .431 | .302 | .700 | 1.8 | 2.0 | .6 | .3 | 3.6 |
2018–19 | 25 | 4 | 21.2 | .445 | .480 | .797 | 2.7 | 3.1 | 1.0 | .4 | 9.2 | |
2019–20 | 64 | 2 | 18.4 | .412 | .333 | .737 | 1.9 | 1.9 | 1.1 | .3 | 5.5 | |
2020–21 | 58 | 6 | 21.0 | .436 | .401 | .645 | 2.9 | 2.8 | 1.1 | .3 | 6.4 | |
2021–22 | CHI | 41 | 18 | 28.0 | .398 | .333 | .795 | 3.6 | 4.0 | 1.7 | .4 | 7.4 |
2022–23 | 67 | 36 | 23.5 | .455 | .364 | .808 | 2.9 | 2.9 | 1.5 | .7 | 5.6 | |
2023–24 | 71 | 57 | 28.7 | .468 | .408 | .760 | 3.8 | 3.5 | 1.7 | 1.0 | 10.1 | |
通算 | 363 | 130 | 22.7 | .440 | .380 | .751 | 2.9 | 2.9 | 1.3 | .5 | 6.8 |
プレーオフ
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | LAL | 21 | 1 | 24.3 | .425 | .279 | .800 | 2.3 | 2.8 | 1.1 | .6 | 6.5 |
2021 | 6 | 0 | 20.2 | .368 | .294 | 1.000 | 1.3 | .5 | .2 | .7 | 5.8 | |
2022 | CHI | 4 | 4 | 28.3 | .391 | .389 | --- | 2.8 | 4.3 | 1.3 | 1.0 | 6.3 |
通算 | 31 | 5 | 24.0 | .408 | .302 | .813 | 2.2 | 2.5 | .9 | .6 | 6.4 |
カレッジ
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012–13 | テキサスA&M | 33 | 17 | 24.7 | .373 | .265 | .600 | 3.2 | 3.4 | 1.8 | .5 | 5.5 |
2013–14 | 34 | 33 | 29.8 | .460 | .333 | .685 | 3.6 | 5.0 | 2.0 | .8 | 9.0 | |
2014–15 | 33 | 33 | 31.5 | .463 | .366 | .685 | 4.5 | 5.5 | 2.1 | .2 | 9.1 | |
2015–16 | 37 | 37 | 28.8 | .502 | .368 | .785 | 3.6 | 5.0 | 2.1 | .2 | 8.1 | |
通算 | 137 | 120 | 28.7 | .455 | .340 | .685 | 3.7 | 4.7 | 2.0 | .4 | 8.0 |
私生活
編集マイクとジャッキー・カルーソの息子であり、テキサスA&M大学(通称:アギー)に通う2人の姉妹がいる。父親はクレイトン大学で4年間バスケットボールをプレーしていた経験があり、現在はテキサスA&Mの準スポーツディレクターである[21]。
大学時代、カルーソはA&Mプログラムを中心に育ち、ボールボーイとして多くのシーズンを過ごした[21]。学問においてはスポーツマネジメントについて専攻していた[21]。
脚注
編集- ^ a b “レイカーズのアレックス・カルーソが『ANTA』と複数年のシューズ契約を締結”. バスケットボールキング (2021年2月20日). 2021年2月23日閲覧。
- ^ “Alex Caruso explains why his teammates call him ‘the GOAT,’ which he thinks is ‘funny’” (英語). www.silverscreenandroll.com. 2021年10月16日閲覧。
- ^ “How Lakers Guard Alex Caruso Really Feels About His 'Bald Mamba' Nickname”. Sportscasting (June 5, 2021). June 6, 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。October 24, 2021閲覧。
- ^ “The People's Superstar in Los Angeles, Alex "Carushow"”. Medium (February 19, 2021). October 24, 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。October 24, 2021閲覧。
- ^ “Former Texas A&M basketball player David Edwards dead at 48” (英語). USA Today. Associated Press. (March 25, 2020) June 3, 2020閲覧。
- ^ “Texas A&M bio” (英語). The12thMan.com. October 7, 2016閲覧。
- ^ a b “Thunder Adds Caruso, Tarczewski and Wright to Training Camp Roster” (英語). NBA.com (September 23, 2016). October 7, 2016閲覧。
- ^ Stuter, Bret (2016年7月1日). “Philadelphia 76ers Release Full Summer League Roster” (英語). TheSixerSense.com. Fansided. 2020年9月15日閲覧。
- ^ “Thunder sign Reggie Williams” (英語). NBA.com (2016年10月17日). 2016年10月17日閲覧。
- ^ “Oklahoma City Blue Announces Training Camp Roster” (英語). NBA.com (2016年11月3日). 2016年11月5日閲覧。
- ^ “Lakers Sign Alex Caruso” (英語). Los Angeles Lakers. (July 13, 2017) July 13, 2017閲覧。
- ^ “Alex Caruso makes NBA debut” (英語). kbtx.com (October 20, 2017). March 14, 2018閲覧。
- ^ Duarte (April 5, 2019). “Alex Caruso Scores Career-High 32 Points as Lakers Upset Clippers in Final Matchup of Season” (英語). nbclosangeles.com. April 7, 2019閲覧。
- ^ Irving (April 4, 2019). “Alex Who is Alex Caruso? Fast facts on the Los Angeles Lakers guard” (英語). ca.nba.com. April 8, 2019閲覧。
- ^ GOLDBERG (April 8, 2019). “LeBron James-Less Lakers Beat Donovan Mitchell, Jazz as Alex Caruso Scores 18” (英語). bleacherreport.com. April 8, 2019閲覧。
- ^ “Lakers Rumors: Alex Caruso Re-Signs on 2-Year, $5.5M Contract” (英語) (2019年7月7日). 2020年8月18日閲覧。
- ^ “Lakers' Alex Caruso: Returning to Lakers” (英語) (2019年7月6日). 2020年8月18日閲覧。
- ^ “Bulls Sign Alex Caruso” (英語). Chicago Bulls. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “ブルズを多方面で支えたアレックス・カルーソが今季のハッスルアウォードを受賞”. バスケットボールキング (may 3, 2024). May 3, 2024閲覧。
- ^ “Chicago Bulls acquire Josh Giddey in trade with Oklahoma City Thunder” (英語). www.nba.com. 2024年6月21日閲覧。
- ^ a b c “Texas A&M bio” (英語). The12thMan.com. October 7, 2016閲覧。
外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、Basketball-Reference (G League)、ESPN、Eurobasket、RealGM
- カレッジ通算成績と情報 Sports-Reference、Rivals、247Sports
- Texas A&M Aggies bio
- アレックス・カルーソ (@ACFresh21) - X(旧Twitter)