アレックスキッド 天空魔城

アレックスキッド 天空魔城』(アレックスキッド てんくうまじょう、英題:Alex Kidd in the Enchanted Castle)は、1989年2月10日に日本のセガから発売されたメガドライブ横スクロールアクションゲーム。「アレックスキッドシリーズ」の第6作目。

アレックスキッド 天空魔城
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 メガドライブ (MD)
Wii
Windows (Win)
Linux
Macintosh (Mac)
開発元 セガ第7AM研究開発部
発売元 セガ
プロデューサー 林田浩太郎
ディレクター 林田浩太郎
安原広和
デザイナー 林田浩太郎
西山彰則
安原広和
中裕司
プログラマー 中裕司
音楽 鎌谷千佳子
上保徳彦
美術 林田浩太郎
小玉理恵子
大島直人
湯田高志
山口恭史
中裕司
人数 1人
メディア 2メガビットロムカセット[1]
発売日 MD
日本の旗 1989年2月10日
アメリカ合衆国の旗 1989年12月
欧州連合の旗 1990年
Wii
日本の旗 2007年3月20日
アメリカ合衆国の旗 2007年4月9日
欧州連合の旗 2007年5月4日
Win
2010年9月13日
Linux,Mac
2018年5月29日
その他 型式
日本 G-4004
アメリカ合衆国 1005
ヨーロッパ 1005-50
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2007年Wii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、2010年にはWindows用ソフトとして、2018年にはLinuxMacintosh用ソフトとしてSteamにて配信された。欧米ではPlayStation 2およびPlayStation Portable用ソフト『セガジェネシスコレクション』(2006年)やPlayStation 3およびXbox 360用ソフト『ソニック アルティメット ジェネシスコレクション』(2009年)に収録された。

ゲーム内容

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物語は主人公アレク(アレックス・キッド・オサール)がジャンバリク星に存在する天空魔城の支配者ジャン・アシュレーを打ち倒し、幽閉されている父サンダーを助け出すという内容になっている。基本システムは第1作のセガ・マークIII用ソフト『アレックスキッドのミラクルワールド』(1986年)を踏襲している。

システム

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本作は、パンチとジャンプキックや乗り物(ホッパー、スコパコサイクル、プチコプター)アイテムを駆使し敵やブロックを破壊しながら、全11ラウンドクリアをめざす。

ボス戦は野球拳ルールのじゃんけんで負けた方が脱衣する。 脱衣させればアイテムやお金などが手に入る。

じゃんけんをするには、一定のお金が必要。

各ラウンドで最終地点におにぎりがあり、取るとラウンドクリア。

その他

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  • ラウンド10はプチコプターで移動する。
  • 乗り物ごとにBGMが用意されており、乗っている間はラウンド曲の代わりに乗り物専用の曲が流れる。
  • 日本版では前述の通りじゃんけんで負けた方は脱衣して全裸になるが、海外版では表現規制の関係で、落下してきたおもりに潰されるという演出に変更されている。

ステージ構成

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  • ROUND 1 ビギナの町
  • ROUND 2 パラッパ草原
  • ROUND 3 アルト海
  • ROUND 4 ラホーレ砂漠
  • ROUND 5 ピラミッド
  • ROUND 6 キッコリーの森
  • ROUND 7 サモアリタウン
  • ROUND 8 ロック山1
  • ROUND 9 ロック山2
  • ROUND 10 天空へ…
  • ROUND 11 天空魔城

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 メガドライブ プレイTV2   200504022005年4月2日
メガドライブ プレイTV セガ セガトイズ プリインストール - 本体にあらかじめ収録されている6タイトルの中の一つ。
ジェネシス版(北米版)の「Alex Kidd in the Enchanted Castle」を収録。
2   Sega Genesis Collection
  Sega Mega Drive Collection
  200611072006年11月7日
  200702022007年2月2日
  200702082007年2月8日
PlayStation 2 Digital Eclipse セガ DVD-ROM   SLUS-21542
  SLES-54333
3   Sega Genesis Collection
  Sega Mega Drive Collection
  200611162006年11月16日
  200702022007年2月2日
  200702082007年2月8日
PlayStation Portable Digital Eclipse セガ UMD   ULUS-10192
  ULES-00556
  ULES-00556
4   アレックスキッド 天空魔城
  Alex Kidd in the Enchanted Castle
  Alex Kidd in the Enchanted Castle
  2007年3月20日[2]
  200704092007年4月9日
  200705042007年5月4日
Wii セガ セガ ダウンロード
バーチャルコンソール
- 2019年1月31日配信・販売終了
5   Sonic's Ultimate Genesis Collection
  SEGA Mega Drive Ultimate Collection
  200902102009年2月10日
  200902202009年2月20日
  200902202009年2月20日
PlayStation 3
Xbox 360
Backbone Entertainment セガ BD-ROM
DVD-ROM
PS3:
  BLUS-30259
  BLES-00475
X36:
  68034
  384-40210
6 Alex Kidd in the Enchanted Castle INT 201009132010年9月13日
Windows セガ セガ ダウンロード
(Steam)
34283
7 Sega Genesis Classics   201805292018年5月29日
  201805292018年5月29日
Switch
  201812072018年12月7日
  201812062018年12月6日
Linux
macOS
PlayStation 4
Xbox One
Nintendo Switch
d3t
セガ
セガ ダウンロード
(Steam、PlayStation Store
Microsoft Store
ニンテンドーeショップ)
BD-ROM
Nintendo Switch専用ゲームカード
PS4:
  CUSA-10828
  CUSA-09771

XBO:
  INL-SE10663080

Switch:
  HAC-P-AQGKB
  HAC-P-AQGKA
-
8 Alex Kidd in the Enchanted Castle   201909192019年9月19日
  201910042019年10月4日
SEGA Genesis Mini
SEGA Mega Drive Mini
エムツー
(移植担当)
セガゲームス プリインストール - 本体にあらかじめ収録されている42タイトルの中の一つ。
日本版・アジア版「メガドライブ ミニ」には未収録。

開発

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音楽は後にメガドライブ用ソフト『孔雀王2 幻影城』(1989年)を手掛けた鎌谷千佳子および『ファンタシースター』を手掛けた上保徳彦が担当している。このうち、メインBGM、じゃんけん、ゲームオーバーのBGMは上保が作曲した前作の曲が流用された。また、背景の大半は2年前にセガに入社した小玉理恵子が手掛けた[3]。小玉はSEGA AGEES版『アレックスキッドのミラクルワールド』のインタビューの中で、「無我夢中で作っていたため、細かいことは覚えていない」としている[3]

スタッフ

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  • エグゼクティブ・プロデューサー:中山隼雄
  • プロデューサー:Ossale Kohta(林田浩太郎)
  • ディレクター:Ossale Kohta(林田浩太郎)、Carol Yas(安原広和
  • ゲーム・デザイナー:Ossale Kohta(林田浩太郎)、Chiemshi(西山彰則)、Carol Yas(安原広和)、Muuuuu Yuji(中裕司
  • プログラム:Muuuuu Yuji(中裕司)
  • 音楽:Tarnya(鎌谷千佳子)、Bo(上保徳彦)
  • 美術: Ossale Kohta(林田浩太郎)、Phoenix Rie(小玉理恵子)、BigIsland(大島直人)、Thomas Yuuda(湯田高志)、Judy Totoya(山口恭史)、Muuuuu Yuji(中裕司)
  • アレックス・キッドの声:竹内出穂

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
Eurogamer4/10点 (Wii)[4]
ファミ通26/40点 (MD)[5]
GameSpot3.8/10点 (Wii)[4]
IGN4.5/10点 (Wii)[4]
NintendoLife           (Wii)[4]
メガドライブFAN15.78/30点 (MD)[1]
Aktueller Software Markt9.8/12点 (MD)[6]
Raze68% (MD)[6]
メガドライブ大全否定的[7]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.33 2.53 2.44 2.40 2.34 2.72 15.76
  • ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年太田出版)では、大きなキャラクターを動かす技術力の高さを好意的に評価したが、敵キャラクターとわずかに接触すただけでミスとなるシステムについては「お互いの魅力を相殺」と否定的に評価した[7]。また敵意の感じられないオブジェによってミスになる点、ヒットさせにくいキック攻撃、困難な道中を抜けたボス戦がじゃんけん勝負である事などを酷評した[7]

脚注

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  1. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、7頁。 
  2. ^ バーチャルコンソール配信ソフト4タイトル追加!(3/20)”. iNSIDE. イード (2007年3月20日). 2020年3月7日閲覧。
  3. ^ a b 「SEGA AGES アレックスキッドのミラクルワールド」インタビュー 原作開発者の小玉さんがいるからこそ挑める追加要素を搭載して、“俺たちのアレク”登場!”. GAME Watch. インプレス (2019年2月21日). 2020年5月4日閲覧。
  4. ^ a b c d Alex Kidd in the Enchanted Castle for Wii (2007)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2020年3月7日閲覧。
  5. ^ a b アレックスキッド 天空魔城 まとめ [メガドライブ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年3月7日閲覧。
  6. ^ a b Alex Kidd in the Enchanted Castle for Genesis (1989)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2020年3月7日閲覧。
  7. ^ a b c 「Chapter 02 1989年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』太田出版、2004年9月29日、21頁。ISBN 9784872338805 

外部リンク

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