アレクサンドル・ピロゴフ
アレクサンドル・ステパノヴィチ・ピロゴフ(露: Александр Степанович Пирогов;英語: Alexander Stepanovich Pirogov、1899年8月4日(ユリウス暦7月22日) リャザン - 1964年6月26日 リャザン州)はソビエト連邦のオペラ歌手(バス)。ボリショイ劇場ソリスト、ソ連人民芸術家(1937年授与)、スターリン賞受賞者。
アレクサンドル・ステパノヴィチ・ピロゴフ | |
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基本情報 | |
生誕 | 1899年8月4日 |
出身地 | ソビエト連邦 |
死没 | 1964年6月28日(64歳没) |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 声楽家(バス) |
経歴
編集ロシア帝国リャザンに生まれる。兄弟五人のうちグリゴリー、アレクセイ、ミハイル、アレクサンドルの四人が歌手となった。1918年、モスクワ・フィルハーモニー協会附属音楽演劇学校でバス歌手のヴァシーリー・チュチュンニクに声楽を学ぶ。1919年から1922年まで革命軍事会議モスクワ劇場のソリストを務め、1922年から1924年まではジミーン自由歌劇場のソリストとなった。
同劇場の解散後は、1924年から1954年までの30年間にわたりボリショイ劇場のソリストを務め、ロシアや諸外国の古典オペラだけでなく、ソ連の新作オペラまで幅広く役をこなした。ロシア・ロマンス、ロシア民謡もレパートリーとしていた。
1964年、リャザン州で没。
受賞
編集出演映画
編集- 1951年:『大演奏会 Большой концерт』(フィルム・コンサート、DVD発売時のタイトルは『ボリショイ黄金期の芸術家たち』)
- 1954年:『ボリス・ゴドゥノフ』(オペラ映画、ネボルシン指揮)
オペラ録音
編集- 1936年:チャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』ネボルシン指揮 グレーミン公爵役)
- 1947年:リムスキー=コルサコフ『プスコフの娘』(サハロフ指揮 イヴァン雷帝役)
- 1947年:リムスキー=コルサコフ『モーツァルトとサリエリ』(サモスード指揮 サリエリ役)
- 1949年:ムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』(ゴロワノフ指揮 タイトル・ロール)
- 1954年:シャポーリン『デカブリスト』(メリク=パシャーエフ指揮 パーヴェル・ペステリ役)
- 1955年:ボロディン『イーゴリ公』(メリク=パシャーエフ指揮 ガーリチ公ウラディーミル・ヤロスラーヴィチ役)
参考文献
編集- MELODIYA A Soviet Russian L.P.Discography ISBN 0-313-22596-6
外部リンク
編集脚注
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