アルクォズスプリント
(アルクォーツスプリントから転送)
アルクオーツ スプリント(Al Quoz Sprint, アラビア語: القوز للسرعة)とは、ドバイレーシングクラブが毎年3月にアラブ首長国連邦のメイダン競馬場の芝1200mで施行する競馬の国際競走である。
アルクオーツスプリント Al Quoz Sprint | |
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2019年アルクオーツスプリント | |
主催者 | ドバイレーシングクラブ |
競馬場 | メイダン競馬場 |
距離 | 芝直線1200m[1] |
格付け | G1[1] |
賞金 |
1着賞金58万ドル[1] 賞金総額100万ドル |
出走条件 | サラブレッド両半球産馬3歳以上 |
負担重量 |
北半球産3歳馬55.5kg[1] 南半球3歳馬58.5kg 両半球産馬4歳以上59.5キロ、 牝馬2kg減 ※北半球3歳産馬未出走の場合 南半球産3歳馬56キロ 両半球産馬4歳以上57キロ |
概要
編集2010年からドバイワールドカップミーティングに指定されている。2017年から芝直線1200mに変更されている[2]。
日本からは2012年に前年のサマースプリントシリーズチャンピオンのエーシンヴァーゴウが選出され出走した(12着)。
2021年の賞金は以下のように定められている[1]。
- 賞金総額 - 1,000,000米ドル(約1億円)
- 1着 - 賞金580,000米ドル(約5800万円)
- 2着 - 賞金200,000米ドル(約2000万円)
- 3着 - 賞金100,000米ドル(約1000万円)
- 4着 - 賞金50,000米ドル(約500万円)
- 5着 - 賞金30,000米ドル(約300万円)
- 6着 - 賞金20,000米ドル(約200万円)
- 7着 - 賞金10,000米ドル(約100万円)
- 8着 - 賞金10,000米ドル(約100万円)
歴史
編集- 2007年 - 準重賞(LR)競走として創設。3月に施行。
- 2008年
- この年以降2月に施行。
- この年は分割して施行。
- 2009年
- 2010年
- 開催場がメイダン競馬場に移行し、施行距離が芝直線1200mに変更。
- ドバイワールドカップミーティングに参加。
- 香港のジョイアンドファンがUAE以外の海外調教馬で初優勝。
- 2011年
- この年より格付けがG2となる。
- 施行距離が芝直線1000mに変更。
- ジェイジェイザジェットプレーンが史上初となる2度目の優勝。ドバイワールドカップミーティング史上最高齢優勝。
- 2012年 - この年より格付けがG1となる。オーストラリアのオルテンシアがオセアニア勢初優勝。
- 2013年 - シンガポールのミスタービックが5着に敗れ、デビューからの連対が19で止まった。
- 2014年 - サモ・ハン・キンポーが所有する、アンバースカイが香港馬2頭目の優勝。
- 2017年
- 施行距離が芝直線1200mに変更。
- 当年のみグローバル・スプリント・チャレンジの対象競走に指定される[3]。
- 2020年 - covid-19の世界的な感染の拡がりに伴い、参加者の健康を守るため中止[4]。
歴代優勝馬
編集回数 | 施行日 | 調教国・優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 2007年3月8日 | Great Britain | 牡5 | 1:12.16 | L.デットーリ | S.ビン・スルール |
第2回 | 2008年2月28日 | Mutamarres | 騸5 | 1:12.81 | R.ヒルズ | D.ワトソン |
Instant Recall | 牡7 | 1:13.09 | W.スミス | M.アル・ムハイリ | ||
第3回 | 2009年2月26日 | J J The Jet Plane | 騸7 | 1:11.72 | K.シーア | M.デ・コック |
第4回 | 2010年3月27日 | Joy And Fun | 騸8 | 1:09.80 | B.ドイル | D.クルーズ |
第5回 | 2011年3月26日 | J J The Jet Plane | 騸9 | 0:59.14 | B.ファイドエルブ | M.ホウダラキス |
第6回 | 2012年3月31日 | Ortensia | 牝6 | 0:57.98 | C.ウィリアムズ | P.メッサーラ |
第7回 | 2013年3月30日 | Shea Shea | 騸6 | 0:56.41 | C.スミヨン | M.デ・コック |
第8回 | 2014年3月29日 | Amber Sky | 騸5 | 0:56.21 | J.モレイラ | P.イウ |
第9回[5] | 2015年3月28日 | Sole Power | 騸8 | 0:57.24 | R.ヒューズ | E.ライナム |
第10回[6] | 2016年3月26日 | Buffering | 騸8 | 0:56.34 | D.ブラウン | R.ヒースコート |
第11回[7] | 2017年3月25日 | The Right Man | 騸5 | 1:09.59 | F.Bertras | D.Guillemin |
第12回[8] | 2018年3月31日 | Jungle Cat | 牡6 | 1:09.37 | J.Doyle | C.Appleby |
第13回[9] | 2019年3月30日 | Blue Point | 牡5 | 1:08.39 | W.Buick | C.Appleby |
第14回[10] | 2021年3月27日 | Extravagant Kid | 騸8 | 1:09.26 | R.Moore | B.Walsh |
第15回 | 2022年3月26日 | A Case Of You | 牡4 | 1:08.82 | R.ウィーラン | A.マクギネス |
第16回[11] | 2023年3月25日 | Danyah | 騸6 | 1:08.61 | D.O'Neill | M.Al Mheiri |
第17回[12] | 2024年3月30日 | California Spangle | 騸6 | 1:07.50 | B.Avdulla | A.Cruz |
- 馬齢表記は北半球の基準で表記。
日本調教馬の成績
編集→詳細は「日本調教馬の日本国外への遠征 § アルクォズスプリント」を参照
脚注
編集- ^ a b c d e 2021 ドバイ・ワールドカップ・デイ施行競走 登録要綱(簡易版) - ジャパン・スタッドブック・インターナショナル、2021年2月26日閲覧
- ^ ドバイのアルクオーツスプリント 芝1200mへの距離延長が決定UMAJIN、2016年10月3日閲覧
- ^ Al Quoz Sprint part of Global ChallengeESPN、2017年1月6日閲覧
- ^ “ドバイWCデーの中止が決定、アーモンドアイらはすでに現地入り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年8月11日閲覧。
- ^ 2015年レース結果 - レーシングポスト 2015年3月29日閲覧
- ^ 2016年レース結果 - エミレーツ・レーシング・オーソリティー 2016年3月31日閲覧
- ^ 2017年レース結果 - レーシングポスト 2017年3月26日閲覧
- ^ 2018年レース結果 - レーシングポスト 2018年3月31日閲覧
- ^ “2019年レース結果”. レーシングポスト (2019年3月30日). 2019年3月30日閲覧。
- ^ “2021年レース結果”. レーシングポスト (2021年3月27日). 2021年3月28日閲覧。
- ^ “2023年レース結果”. レーシングポスト (2023年3月25日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ “2024年レース結果”. レーシングポスト (2024年3月30日). 2024年3月30日閲覧。
外部リンク
編集- Emirares Racing Authority - アラブ首長国連邦の競馬統括団体