アキュラ・CSX
本田技研工業がかつてアキュラブランドで販売していたセダン型の小型乗用車
CSX(シーエスエックス)は、本田技研工業がかつて生産し、アキュラブランドで販売していたセダン型の小型乗用車である。
アキュラ・CSX FA2 | |
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2007年モデル | |
2009年モデル | |
タイプS リヤ | |
概要 | |
別名 | ホンダ・シビック(8代目) |
製造国 | カナダ |
販売期間 | 2005年 - 2011年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン | K20Z型 1,998cc 直列4気筒DOHC i-VTEC |
最高出力 |
115kW(157ps)/6,000rpm 147kW(200ps)/7,800rpm (Type-S) |
最大トルク |
188Nm(19.2kgm)/4,500rpm 188Nm(19.2kgm)/6,200rpm |
変速機 | 5速AT/5速MT/6速MT |
サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット |
後 | ダブルウィッシュボーン |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,700mm |
全長 | 4,544mm |
全幅 | 1,752mm |
全高 | 1,435mm |
系譜 | |
先代 | アキュラ・EL |
後継 | アキュラ・ILX |
概要
編集アキュラ・ELに代わるカナダ専売車種として、8代目ホンダ・シビックをベースにした車両である。内装はアキュラ向けに若干豪華になっており、価格もシビックより高く設定されている。外装は欧州市場向けシビック・ハイブリッドとほぼ同一なものの、北米仕様シビックとは多少デザインが変更されているため、若干の差別化がなされていることになる。
EL同様にカナダのオンタリオ州アリストンで製造されており、日本仕様シビックに対する顕著な差異として、155hpのK20Z2エンジンを搭載していることが挙げられたが、日本仕様のシビックにも2006年4月7日から同等のエンジンを搭載した「2.0GL」が追加された。
2006年11月には「Type-S」が追加された。基本的に北米仕様シビック「Si」と同様で、197hpのK20Z3には6速MTとヘリカルLSDが組み合されている。サスペンションにはスポーツチューンが施され、215/45 R17サイズのタイヤが装着されている。
2009年、アキュラのトレンドに合わせ、「パワープレミアムグリル」と名付けられた新意匠のフロントグリルの採用、ヘッドランプユニット内をクロームから黒へ、リアコンビランプを丸形から八角形へ、など、外観の変更が行われた。
搭載エンジン
編集初代
- 標準グレード
- ホンダ・K20Z型
- エンジン種類:水冷直列4気筒横置き
- 弁機構:DOHCチェーン駆動 吸気2 排気2 i-VTEC
- 最高出力:155hp(116kw)/6,000rpm
- 最大トルク:139lbs·ft(188N·m)/4,500rpm
- 総排気量:1,998cc
- 内径×行程:86.0mm×86.0mm
- 圧縮比:9.6
- 燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
- 使用燃料種類:レギュラーガソリン
- 燃料タンク容量:50L
- Type-S
- ホンダ・K20Z型
- エンジン種類:水冷直列4気筒横置き
- 弁機構:DOHCチェーン駆動 吸気2 排気2 i-VTEC
- 最高出力:197hp(147kw)/7,800rpm
- 最大トルク:139lbs·ft(188N·m)/6,100rpm
- 総排気量:1,998cc
- 内径×行程:86.0mm×86.0mm
- 圧縮比11.0
- 燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
- 使用燃料種類:無鉛プレミアムガソリン(91オクタンを推奨)
- 燃料タンク容量:初代標準グレードを参照
初代 FA2型(2005-2011年)
編集- 2005年11月 - アキュラ・1.7ELの後継車として発売された。
- 2006年11月 - 「Type-S」が追加された。
- 2007年 - 2008年モデルへのマイナーチェンジにおいて、VSAが標準装備され、「Premium」(グレード名)を「Technology」へ改称された。
- 2008年 - 2009年モデルへのマイナーチェンジにおいて、デジタルオーディオプレーヤー用USBポートを全車に、ハンズフリーマイク用Bluetoothモジュールを「Technology」と「Type-S」に標準装備された。
- 2009年 - シビックに合わせて'10モデルへのマイナーチェンジにおいてベースグレードが廃止され、これにより最廉価となる「Technology」を 「iTech」へ改称された。
- 2011年 - 製造を終了した。後継車であるアキュラ・ILXは、2012年春に発売される[1] 。