みねぐも (護衛艦)

海上自衛隊の護衛艦、みねぐも型護衛艦の1番艦

みねぐもローマ字JDS Minegumo, DD-116TV-3509)は、海上自衛隊護衛艦みねぐも型護衛艦の1番艦。艦名は「峰にかかる雲」に由来する。日本の艦艇としては旧海軍朝潮型駆逐艦8番艦「峯雲」に続き2代目。

みねぐも
基本情報
建造所 三井造船玉野造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 護衛艦(DDK)
級名 みねぐも型
艦歴
発注 1965年
起工 1967年3月14日
進水 1967年12月16日
就役 1968年8月31日
1995年8月1日(練習艦に種別変更)
退役 1999年3月18日
その後 解体処分
要目
基準排水量 2,100 トン
満載排水量 2,800 トン
全長 114m
最大幅 11.8m
深さ 7.8m
吃水 3.9m
機関 マルチプル・ディーゼル方式
主機 三井造船1228V3BU-38Vディーゼル × 4基
三井造船1628V3BU-38Vディーゼル × 2基
出力 26,500PS
推進器 スクリュープロペラ×2軸
速力 28ノット
乗員 210名
兵装 68式3インチ50口径連装速射砲 × 2基
74式アスロック8連装発射機 × 1基(1982年5月新設)
71式ボフォース対潜ロケット4連装発射機 × 1基
68式3連装短魚雷発射管 × 2基
搭載機 QH-50 DASH×2機(1982年5月廃止)
FCS Mk.56Mk.63
レーダー OPS-11B 対空
OPS-17 水上
ソナー 66式探信儀 OQS-3
電子戦
対抗手段
NOLR-1B ESM
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艦歴

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「みねぐも」は、第2次防衛力整備計画に基づく昭和40年度計画2,100トン型護衛艦2204号艦として、三井造船玉野造船所で1967年3月14日に起工され、1967年12月16日に進水、1968年8月31日に就役し、第1護衛隊群に直轄艦として編入されに配備された。以後、除籍されるまで一度も総監部を転籍することなく呉を母港とする[1]

1969年4月25日、第1護衛隊群隷下に第22護衛隊が新編され、同日付で就役した「なつぐも」とともに編入。なお、両艦は除籍されるまで30年間同一の隊を編成した[1]

1981年11月24日から1982年5月12日の間で特別改装工事を行い後甲板のダッシュ装置を撤去し、アスロック発射機を装備。

1982年3月27日、第22護衛艦隊が第2護衛隊群隷下に編成替え。

1986年3月19日、第22護衛隊が呉地方隊隷下に編成替え。

1995年6月11日午前8時30分頃、紀伊水道で試験航海中に機械室で火災が発生し、乗員1名が死亡、2名が負傷した[2]

同年8月1日練習艦に種別変更され、艦籍番号がTV-3509に変更。練習艦隊第1練習隊に編入。

1999年3月18日、除籍。総航程は、674,753.1浬であった[1]

脚注

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  1. ^ a b c 海上自衛新聞・1999年(平成11年)4月9日(金)第1面「みねぐも・なつぐも自衛艦旗を返納」
  2. ^ 「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』第501号、海人社、1995年9月、158頁。 

参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船 第750集』海人社、2011年11月号