ひとがた流し
北村薫の小説。テレビドラマ化作品
『ひとがた流し』(ひとがたながし)は、北村薫の小説。2005年8月20日から2006年3月23日まで『朝日新聞』夕刊に連載された。また、これを原作としたテレビドラマ。
概要
編集アナウンサーの千波、作家の牧子、元編集者で写真家の妻である美々は、3人とも高校の同級生で友人、40代になる女性。千波は母を看取ってからは一人暮らしの身、牧子と美々共に子連れで離婚し、美々は写真家の類と再婚した。美々の娘の玲は、類を本当の父親と信じ、類と同じ写真家の道を志している。それぞれ三者三様の生活を送り、また繋がりもある。玲や牧子の娘のさきにとって、千波は、母でも姉でもないけれど、大切な存在になっている。そんな千波が、念願だった夜のニュース番組のメインキャスターに大抜擢される。しかし、直後に受けた検診で千波に病気が見つかる。
テレビドラマ版
編集『土曜ドラマ・ひとがた流し』(どようドラマ ひとがたながし)として、2007年12月1日から同年12月15日までの土曜日に、NHK総合とBSハイビジョンで、全3話が放送された。高木美保は、日本テレビの『たたかうお嫁さま』以来、およそ11年振りの女優活動。
放送時間
編集- 総合テレビ 21:00 - 21:58
- BSハイビジョン 18:00 - 18:58 - 初回は「NHK杯フィギュア」中継のため30分繰り下げ
出演者
編集- 石川千波:沢口靖子
- 水沢牧子:松田美由紀
- 日高美々:高木美保
- 鴨足屋(いちょうや)良秋:瀬川亮
- 日高玲:森田彩華
- 水沢さき:寺島咲
- 石川千代子:水木薫(千波の母で故人、回想シーン)
- 大谷香織:大谷允保
- 秋山菜緒:渋谷琴乃(1話・3話のみ)
- 村上俊彦:坂田聡(1話・3話のみ)
- 袴田編集長:諏訪太朗(2話のみ)
- 高村洋子:円城寺あや(2話のみ)
- 足立徹:ベンガル
- 常磐医師:寺泉憲
- 近藤和雄:大和田伸也
- 日高類:佐野史郎
サブタイトル
編集各話 | 放送日 | サブタイトル | 新聞発表上のタイトル | 視聴率 |
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第1話 | 2007年12月1日 | 女友達 | 支えあう女達・心にしみる友情物語 | 10.9% |
第2話 | 2007年12月8日 | 絆 | 家族でも恋人でもない、女友達の役割とは? | 7.6% |
第3話 (最終回) |
2007年12月15日 | 永遠に | 乳がんとの闘い・極限の恋そして永遠の友情 | 7.2% |
平均視聴率8.6%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
スタッフ
編集- 原作:北村薫
- 脚本:江頭美智留
- 題字:おーなり由子
- 演出:池添博
- 共同制作:NHKエンタープライズ
- 製作著作:NHK・東宝
外部リンク
編集- NHK「土曜ドラマ・ひとがた流し」 - ウェイバックマシン(2007年11月30日アーカイブ分)
NHK 土曜ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ジャッジ 〜島の裁判官奮闘記〜
(2007年10月6日 - 2007年11月10日) |
ひとがた流し
(2007年12月1日 - 2007年12月15日) |
フルスイング
(2008年1月19日 - 2008年2月23日) |