なみはや大橋
大阪市の橋
なみはや大橋(なみはやおおはし)とは、大阪市港区と大正区を結ぶ、尻無川に架かる全長1,740mの橋。大阪市道路公社が尻無川新橋有料道路として1995年2月供用開始し管理していたが、2014年4月1日に大阪市道路公社の解散に伴い無料開放された[1]。海岸通(大阪府道5号大阪港八尾線)の一部であり、徒歩でも渡れる。
なみはや大橋 | |
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なみはや大橋(2008年11月) | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 大阪府港区 - 大正区 |
交差物件 | 尻無川 |
建設 | 1977年 - 1995年 |
座標 |
北緯34度38分37.3秒 東経135度26分59.4秒 / 北緯34.643694度 東経135.449833度座標: 北緯34度38分37.3秒 東経135度26分59.4秒 / 北緯34.643694度 東経135.449833度 |
構造諸元 | |
形式 | 3径間連続鋼床版曲線箱桁 |
材料 | コンクリート |
全長 | 1.74 km |
幅 | 11.0m - 15.4 m |
高さ | 47m |
最大支間長 | 250 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集水面上高さ47m・尻無川の最河口部の幅100mの航路に船を通すための橋で、橋の両端の道路の方向が違っているため橋は「く」の字型の曲線となっている。また橋の両端は6.9%の急勾配になっており島根と鳥取にまたがる江島大橋に倣い「大阪版ベタ踏み坂」とも呼ばれる[2][3]。橋上から大阪市内の夜景が綺麗なことでも知られる[2]。 また、橋を通る大阪シティバスの路線もある(72号系統)。
- 形式:3径間連続鋼床版曲線箱桁
- 橋長:1,740m
- 支間長:最大250.00m
- 幅員:11.00 - 15.40m
- 橋脚:鉄筋コンクリート
- 基礎:鋼管矢板井筒他
- 着工:1977年(昭和52年)12月
- 完成:1995年(平成7年)2月
- 無料開放:2014年(平成26年)4月1日
- 工費:217億円
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大正区側
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大正区→港区
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港区側
無料化前の通行料金
編集車種 | 料金 |
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普通車 | 100円 |
大型車 (1) | 150円 |
大型車 (2) | 360円 |
原付等 | 10円 |
歩行者 自転車 |
無料 |
- 無料化直前の2014年3月現在の料金
- 料金所は大正区側に存在した
参考文献
編集- 『大阪の橋 - 大阪市における橋梁技術のあゆみ』大阪市土木技術協会、1997年
脚注
編集- ^ “なみはや大橋回数券販売終了及び払い戻しについて”. 大阪市道路公社. 2014年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月9日閲覧。
- ^ a b “大阪版ベタ踏み坂「なみはや大橋」(とことんサーチ)”. 日本経済新聞 (2015年10月24日). 2022年6月9日閲覧。
- ^ “大阪にもある“ベタ踏み坂”「なみはや大橋」でスリルと眺望を満喫”. ORICON NEWS (2021年1月26日). 2022年6月9日閲覧。