ZOMBIE

日本のヴィジュアル系ロックバンド
ぞんびから転送)

ZOMBIE(ゾンビ)は、日本ヴィジュアル系ロックバンドである。2013年結成[1]所属事務所ユークリッド・エージェンシー[2]。レーベルはユークリッド・ミュージックエンターテイメント傘下のZany Zap。2019年12月までのバンド名は平仮名表記の「ぞんび」。2020年2月24日より現メンバー現表記で活動スタート。

ZOMBIE
別名 ぞんび(旧バンド名)
(2013年 - 2019年12月)
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ロック
活動期間 2013年 -
レーベル Zany Zap(2015年 - )
事務所 ユークリッド・エージェンシー
共同作業者 tatsuoeverset
公式サイト ZOMBIE Official WebSite
メンバー 奏多(ボーカル
izuna(ギター
青井ミドリ(ベース
旧メンバー

atom(ボーカル)
伽児-kaji-(ドラムス)
翔(ギター

REIKA(ドラムス)

メンバー

編集

旧メンバー

編集
  • atom(アトム)
    • ボーカル。
    • 2015年6月13日脱退。
  • 伽児-kaji-(カジ)
    • ドラムス。
    • 2015年2月6日脱退。
  • (しょう、3月6日 - )
    • ギター
    • バンドを始めたきっかけは母親が聴いていたGLAY[5]
    • メロディーの立った曲を好む一方で、映画『イレイザーヘッド』『SAW』など暗くアンダーグラウンドな世界も好むため、ぞんびは自身に合っていると述べている[5]
    • 2019年4月25日付で、重大な契約違反によって事務所が契約を解除、脱退[6]

略歴

編集
  • 2013年
    • 結成、始動[1]
  • 2015年
  • 2016年
    • 4月12日:1stシングル「腐り姫」をリリース[2]。配信サイト、ドワンゴジェイピーではデイリーランキング1位を獲得[7]
    • 9月13日:2ndシングル「墓場 de ラヴソング」をリリース[2]。インディーズチャートで1位を獲得する[2][5]
    • 10月16日幕張メッセで開催されたVISUAL JAPAN SUMMIT最終日に、VISUAL STAGEのトップバッターとして出演[2][8]
  • 2017年
    • 1月3日:1stアルバム『ぼくらはみんな死んでいる。』をリリース[2][5]
    • 7月18日:初の映像作品「ぞんび ワンマンツアー2017~全国完全感染~「ぼくらはみんな死んでいる。」@TSUTAYA O-WEST 2017.3.24」をリリース[2]。オリコンデイリーDVDチャート音楽部門で5位、総合部門で10位を記録[2]
    • 9月27日:3rdシングル「だいっきらい東京/神様ごめんなさい」をリリース[2]
  • 2018年
    • 4月11日:4thシングル「クソったれが」をリリース[2]
    • 8月20日:映像作品「ぞんび全国5大都市 感染拡大ONEMAN TOUR2018「クソったれが」2018.5.4恵比寿LIQUIDROOM」をリリース[2]。オリコンデイリーDVDチャート音楽部門で2位、総合部門で3位を記録[2]
    • 10月23日:5thシングル「ウィーアーゾンビ!! / 紅」をリリース[2][9]X JAPANの「」をカバーした[10]
  • 2019年
    • 4月25日:ギターの翔が、重大な契約違反により事務所との契約を解除され脱退[6]
    • 5月28日:6thシングル「すべてが終わる夜に / 肉食バクテリアン」をリリース[2]
    • 12月21日:「ゾンビ死ス」TOUR FINALにて「ぞんび」を解散し[11]、ギターにizunaを迎えて「ZOMBIE」として始動することを発表した[12]
  • 2020年
    • 4月29日:1st(2st)アルバム「100%死んでる」をリリース。izunaが入るCDはこれで初めて。

特徴・音楽性

編集

バンド名は候補の中で最もインパクトのある名前として選ばれ、またバンドや音楽性の先入観を与えずかつ後述する音楽性とのギャップを狙う目的と、ヴィジュアル系バンドに平仮名の名前が少なく覚えてもらえやすいという理由から平仮名の「ぞんび」表記となった[2]。ぞんびのファンは感染者と呼称される[2]

ゾンビをイメージした、毒々しいビジュアル[7]や両手を突き出して両手首を垂らしフラフラと歩き回る「ゾンビポーズ」のパフォーマンス[13]、死後の世界をコンセプトとした独特の世界観を持つ[13]。一方で楽曲は雰囲気こそホラーテイストながらも[5]、楽曲を制作する青井ミドリがJ-POPに影響を受けたことによるキャッチーで[5][7]振り幅の広い[7]、現代的なロックである[13]。ヴィジュアル系ライターの輸血子はライブレポートで「ガッツリと世界観を作り込んでいるということではなく、“ぞんび”というコンセプトをオーディエンスとの共通手段としているとでも言おうか、そこを盛り上がるアイテムとしてエンタテインメント性の高いライヴを作り上げている」と評価している[13]

ディスコグラフィ

編集
ZOMIE(旧バンド名「ぞんび」名義作品含む)のディスコグラフィ
リリースリスト
スタジオ・アルバム 1
コンピレーション・アルバム 1
シングル 10(ワンコインシングルを含む)
映像作品 2

ワンコインシングル

編集
  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2015年10月30日 死ねばいいのに。/ハッピーハッピーグロテスク EAZZ-0150
  1. 死ねばいいのに。
  2. ハッピーハッピーグロテスク

[CD extra]

  1. 「死ねばいいのに。」live at 東高円寺二万電圧 2015.8.15
2015年10月30日 腐り姫/マダム・フローレンスの人体調理講座 EAZZ-0151
  1. 腐り姫
  2. マダム・フローレンスの人体調理講座
2015年11月13日 21世紀の精神異常者/夕闇行進曲 EAZZ-0152
  1. 21世紀の精神異常者
  2. 夕闇行進曲

[CD extra] 

  1. 「21世紀の精神異常者」live at 東高円寺二万電圧 2015.8.15
2016年1月21日 細菌マン/リビングデッド・マーチ EAZZ-0157
  1. 細菌マン
  2. リビングデッド・マーチ

[CD extra]

  1. 「細菌マン」live at 東高円寺二万電圧 2015.8.15
2016年1月30日 四丁目アパート殺害事件/午前五時、絶望 EAZZ-0158
  1. 四丁目アパート殺害事件
  2. 午前五時、絶望

[CD extra]

  1. 「四丁目アパート殺害事件」live at 東高円寺二万電圧 2015.8.15

シングル

編集
  発売日 タイトル 規格品番 オリコン最高位
1st 2016年4月12日 腐り姫 EAZZ-0159
EAZZ-0160
EAZZ-0161
26位[14]
2nd 2016年9月13日 墓場 de ラヴソング EAZZ-0168
EAZZ-0169
EAZZ-0170
31位[15]
3rd 2017年9月27日 だいっきらい東京/神様ごめんなさい EAZZ-0180
EAZZ-0181
EAZZ-0182
18位[16]
4th 2018年4月11日 クソったれが EAZZ-0251
EAZZ-0252
EAZZ-0253
22位[17]
5th 2018年10月23日 ウィーアーゾンビ!! / 紅 EAZZ-5004
EAZZ-5005
EAZZ-5006
36位[18]
6th 2019年5月28日 すべてが終わる夜に / 肉食バクテリアン EAZZ-5011
EAZZ-5012
EAZZ-5013
31位
7th 2022年4月27日 気絶ダンシングガール EAZZ-5033
EAZZ-5034
30位
8th 2023年3月15日 シン・細菌マン EAZZ-5041
EAZZ-5042
44位
9th 2023年11月29日 ごめんなさいのメロディー/Mr.ゴミ人間 EAZZ-5049
EAZZ-5050
30位

配信限定シングル

編集
発売日 タイトル
2019年12月22日 ゾンビ死ス
2021年8月25日 抹殺せよ!!
2022年5月22日 ウルトラムシケラボーイ

アルバム

編集
  発売日 タイトル 規格品番 CD収録曲 オリコン最高位
1st 2017年1月3日 ぼくらはみんな死んでいる。 EAZZ-0173
EAZZ-0174
EAZZ-0175
  1. アンデッド・ヒーロー
  2. 死ねばいいのに。
  3. 腐り姫
  4. 「闇夜のセレナーデ」
  5. 四丁目アパート殺害事件
  6. マダム・フローレンスの人体調理講座
  7. 交響曲第9番「真夜中の第二音楽室」
  8. まっくら
  9. 夕闇行進曲
  10. アブノーマル・セラピー
  11. リビングデッド・マーチ
  12. 21世紀の精神異常者
  13. 墓場 de ラヴソング
24位[19]
2nd 2020年4月29日 ぼくら100%死んでる EAZZ-5019
EAZZ-0520
EAZZ-5021
  1. NUMBER 13’s
  2. 100%死んでる
  3. 死ねばいいのに。
  4. クソったれが
  5. ZOMBIE-新生-
  6. 肉食バクテリアン
  7. 神様ごめんなさい
  8. 餞の唄
  9. だいっきらい東京
  10. ウィーアーゾンビ!!
  11. ゾンビ死ス
  12. すべてが終わる夜に
  13. song for me...
46位[20]

コンピレーション・アルバム

編集
  発売日 タイトル 収録曲 備考
2018年10月8日 はじめてのぞんび
  1. 腐り姫
  2. 死ねばいいのに。
  3. クソったれが(Retake)
  4. 闇夜のセレナーデ
  5. にわか雨
  6. アブノーマル・セラピー
  7. だいっきらい東京
配信限定リリース。

映像作品

編集
  発売日 タイトル 規格品番
1st 2017年7月18日 ぞんび ワンマンツアー2017~全国完全感染~「ぼくらはみんな死んでいる。」@TSUTAYA O-WEST 2017.3.24 EAZV-0150
2nd 2018年8月20日 ぞんび全国5大都市 感染拡大ONEMAN TOUR2018「クソったれが」2018.5.4恵比寿LIQUIDROOM EAZV-0169

主なライブ

編集

ワンマンライブ・主催イベント

編集
開催日 タイトル 備考
2016年11月26日〜12月18日 感染拡大作戦~其の五~ ぞんび 東名阪ONEMAN TOUR 「明日で世界が終わるとしても」
2017年3月19日〜3月25日 1st ALBUM「ぼくらはみんな死んでいる。」インストアイベント
2017年8月26日 恐怖!!真夏の最終公演 青井ミドリ生誕祭「ミドリの日-2017-」 原宿ASTRO HALL
2018年7月1日〜7月22日 ぞんび主催 4days ツーマンライブ「まさに死闘と呼ぶに相応しい四日間の戦い」 w/LEZARD / POIDOL / ジャックケイパー / ダウト
2019年3月2日〜7月12日 ぞんび全国ワンマンツアー2019春「GO GO BACTERIA TOUR」
2019年6月23日〜6月30日 ぞんび×POIDOL 東名阪2MAN TOUR「墓場でDANCING!」
2019年8月11日〜9月8日 真夏の死闘-2019- 恐怖の東名阪ワンマンツアー編
2019年10月17日 グロフェス-ぞんリザ編-
2019年10月18日 グロフェス 池袋EDGE
2019年11月1日〜12月21日 ぞんび FINAL ONEMAN TOUR 「ゾンビ死ス」
2020年2月24日 ZOMBIE 1st ONEMAN LIVE「ZOMBIE-新生-」 池袋EDGE
2020年8月22日 ZOMBIE主催「くらいともだち」 オンラインライブ
2020年10月21日 ZOMBIE 無観客生配信ライブ「This is ZOMBIE」 オンラインライブ
2020年12月27日 有観客+生配信ワンマン「-再怪-」 TSUTAYA O-WEST
2021年3月20日〜5月4日 ZOMBIE 全国5大都市ツアー「-再怪-ツアー編」
2021年9月1日〜9月30日 ZOMBIE主催 5days ツーマンライブ「死闘」 w/BabyKingdom / Develop One's Faculties / FEST VAINQUEUR / ギルド / ザアザア
2021年10月14日〜10月15日 ZOMBIE<ハロウィンワンマンライブ>グロフェス 高田馬場CLUB PHASE

出演イベント

編集

脚注

編集
  1. ^ a b c ぞんび”. レコチョク. 2019年3月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s Biography”. ぞんび Official WebSite. 2019年3月19日閲覧。
  3. ^ a b c d e f Profile”. ぞんび Official WebSite. 2019年1月22日閲覧。
  4. ^ ※ぞんびからのお知らせ”. ぞんび 青井ミドリオフィシャルブログ「所詮、凡人です。」 (2015年6月23日). 2019年1月22日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j 藤谷千明 (2016年12月28日). “※【V系】期待の新鋭バンド「ぞんび」インタビュー! バンド名とのギャップに注目!?”. ウレぴあ総研」. 2019年3月19日閲覧。
  6. ^ a b <ぞんび ギター翔・契約解除および脱退のご報告>”. ぞんび Official WebSite (2019年4月25日). 2019年4月25日閲覧。
  7. ^ a b c d e V系バンドぞんび 2ndシングルを独占先行配信”. ドワンゴジェイピーnews (2016年9月2日). 2019年3月19日閲覧。
  8. ^ 【ライブレポート】ぞんびがVJS2016最終日のトップバッターで登場!朝から狂乱の「死んじまえ」コール炸裂!”. WWSチャンネル (2016年10月28日). 2019年3月19日閲覧。
  9. ^ V系バンドぞんびがX JAPAN「紅」カバー、単独ツアー「全国感染に向かって」開催”. 音楽ナタリー (2018年8月30日). 2019年1月22日閲覧。
  10. ^ ぞんび、X JAPANの「紅」をカバーしたホラー感漂うMV解禁”. Billboard JAPAN (2018年9月29日). 2019年1月22日閲覧。
  11. ^ @zonbi_official (2019年12月20日). "【ぞんび】明日、解散". X(旧Twitter)より2019年12月23日閲覧
  12. ^ @zonbi_official (2019年12月21日). "【ぞんび】明日、解散". X(旧Twitter)より2019年12月23日閲覧
  13. ^ a b c d 輸血子 (2018年11月12日). “【ライブレポート】ぞんび×Leetspeak monsters、“死者の日”に開いた狂宴”. BARKS. 2019年3月19日閲覧。
  14. ^ 週間 シングルランキング 2016年04月25日付(2016年04月11日~2016年04月17日)21位~30位”. ORICON NEWS. 2019年1月22日閲覧。
  15. ^ 週間 シングルランキング 2016年09月26日付(2016年09月12日~2016年09月18日)31位~40位”. ORICON NEWS. 2019年1月22日閲覧。
  16. ^ 週間 シングルランキング 2017年10月09日付(2017年09月25日~2017年10月01日) 11位~20位”. ORICON NEWS. 2019年3月19日閲覧。
  17. ^ 週間 シングルランキング 2018年4月23日付(2018年04月09日~2018年04月15日) 21位~30位”. ORICON NEWS. 2019年3月19日閲覧。
  18. ^ 週間 シングルランキング 2018年11月05日付(2018年10月22日~2018年10月28日) 31位~40位”. ORICON NEWS. 2019年3月19日閲覧。
  19. ^ 週間 アルバムランキング 2017年01月16日付(2017年01月02日~2017年01月08日) 21位~30位”. ORICON NEWS. 2019年3月19日閲覧。
  20. ^ 週間 アルバムランキング 2020年05月11日付(2020年04月27日~2020年05月03日) 41位~50位”. ORICON NEWS. 2020年10月5日閲覧。

外部リンク

編集