せりふの時代
日本の雑誌
『せりふの時代』(せりふのじだい)は、小学館が発行した季刊の戯曲雑誌。1996年10月創刊で、井上ひさし、清水邦夫、別役実+日本劇作家協会が責任編集。編集委員は、井上ひさし、川村毅、小松幹生、斎藤憐、坂手洋二、清水邦夫、永井愛、別役実の8人。
「最新戯曲」や「劇作家が書く劇評連載」などが載る。
2010年、7月1日発売号(夏号)をもって休刊となる[1]。
2021年4月、『せりふの時代2021』と題された特別編集版を刊行。書き下ろし戯曲の他、創刊号掲載の対談、戯曲などが再録された。
掲載戯曲
編集- 1998年夏号/vol.8
- 1998年秋号/vol.9
- 「音楽劇 ブッダ」原作:手塚治虫、脚本:佐藤信
- 「水の駅-3」太田省吾
- 「フローズン・ビーチ」ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- 「Zenmai」春口洋
- 1998年冬号/vol.10
- 1999年春号/vol.11
- 1999年夏号/vol.12
- 1999年秋号/vol.13
- 1999年冬号/vol.14
- 2000年春号/vol.15
- 2000年夏号/vol.16
- 2000年秋号/vol.17
- 2000年冬号/vol.18
- 「真情あふるる軽薄さ2001」清水邦夫
- 「南洋くじら部隊」坂手洋二
- 「世界に一家」深津篤史
- 2001年春号/vol.19
- 2001年夏号/vol.20
- 2001年秋号/vol.21
- 2001年冬号/vol.22
- 2002年春号/vol.23
- 2002年夏号/vol.24
- 「詩のしの詩」渡辺えり子
- 「売り言葉」野田秀樹
- 「また、あした。」山崎哲
- 「橋を渡ったら泣け」土田英生
- 2002年秋号/vol.25
- 「アチャラカ再誕生」空飛ぶ雲の上団五郎一座文芸部(いとうせいこう、井上ひさし、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、筒井康隆、別役実)
- 「ミレナ」斎藤憐
- 「→ヤジルシ(→:正確には、右斜め上矢印)-誘われて」太田省吾
- 「クラブ・オブ・アリス」高泉淳子、遊◎機械/全自動シアター、THE LAST SHOW
- 「クリッジ丸」ロジャー・パルバース
- 2002年冬号/vol.26
- 2003年春号/vol.27
- 「スラップスティックス」ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- 「青いインクとトランクと」北村想
- 「ちゃんとした道」小川未玲
- 「最新放送台本 ひょっこりひょうたん島 人間レコードの巻」井上ひさし
- 2003年夏号/vol.28
- 「絶対飛行機」佐藤信
- 「涙の谷、銀河の丘」松田正隆
- 「ニューパラダイスタウン 帰郷編」大橋泰彦
- 「みつばち」長塚圭史
- 2003年秋号/vol.29
- 「野田版 鼠小僧」野田秀樹
- 「りぼん」渡辺えり子
- 「バラード」川村毅
- 「西へゆく女」岩松了
- 2003年冬号/vol.30
- 「心と意志」坂手洋二
- 「南島俘虜記」平田オリザ
- 「THE OTHER SIDE/線のむこう側」アリエル・ドーフマン、水谷八也・訳
- 「贋作少年」東憲司(サジキドウジ)
- 2004年春号/vol.31
- 「津波」唐十郎
- 「かけがえのない日々」清水邦夫
- 「ワニを素手でつかまえる方法」岩松了
- 「カメレオンズ・リップ」ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- 2004年夏号/vol.32
- 「アオイバラ」渡辺えり子
- 「渚家にて」大橋泰彦
- 「もやしの唄」小川未玲
- 「留守太平間」莊梅岩
- 2004年秋号/vol.33
- 「キネマ作戦」空飛ぶ雲の上団五郎一座文芸部(いとうせいこう、井上ひさし、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、筒井康隆、ブルースカイ、別役実)
- 「トラップ・ストリート」別役実
- 「天の煙」松田正隆
- 「動物ダウト」はせひろいち
- 2004年冬号/vol.34
- 「眠りオルゴール」唐十郎
- 「あの山〜我が夏は永久にめぐりぬパティオにて」北村想
- 「れもん」平田俊子
- 「消失」ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- 2005年春号/vol.35
- 「クリオネ」川村毅
- 「二人の女兵士の物語」坂手洋二
- 「御前会議」平田オリザ
- 「悪魔の唄」長塚圭史
- 2005年夏号/vol.36
- 「コミュニケーションズ-現代劇作家たちによるコント集」渡辺えり子・構成、綾田俊樹、いとうせいこう、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、鄭義信、土田英生、別役実、筒井康隆ほか作
- 「春、忍び難きを」斎藤憐
- 「ぬけがら」佃典彦
- 2005年秋号/vol.37
- 「芝居〜朱鷺雄の城」山崎正和
- 「風回廊(前編)」渡辺えり子
- 「トーキョーあたり」ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- 「ブラウニング・バージョン」テレンス・ラティガン作、鈴木裕美・訳
- 2005年冬号/vol.38
- 2006年春号/vol.39
- 「マテリアル・ママ」岩松了
- 「桜飛沫」長塚圭史
- 「ヒラカタ・ノート」ごまのは
- 2006年夏号/vol.40
- 「やわらかい服を着て」永井愛
- 「断崖絶壁」岡部耕大
- 「労働者M」ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- 2006年秋号/vol.41
- 「Goin' Home 〜遠まわりして帰ろ〜」北村想
- 「蝶のやうな私の郷愁」松田正隆
- 「記者たち」「河原町物語」ロジャー・パルバース
- 「獏のゆりかご」青木豪
- 2006年冬号/vol.42
- 「夢ノかたち 第一部『私の船』 第二部『緑の指』」渡辺えり子
- 「チェックポイント黒点島」坂手洋二
- 「遭難、」本谷有希子
- 2007年春号/vol.43
- 「僕たちの好きだった革命」鴻上尚史
- 「別れの唄」平田オリザ
- 「殺人者」赤堀雅秋
- 2007年夏号/vol.44
- 「犬が西むきゃ尾は東〜『にしむくさむらい』後日譚」別役実
- 「船上のピクニック」岩松了
- 「妻の家族」鈴木聡
- 2007年秋号/vol.45
- 「たとえば野に咲く花のように」鄭義信
- 「人間◆失格」三浦大輔
- 「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」本谷有希子
- 2007年冬号/vol.46
- 「監視カメラが忘れたアリア」鴻上尚史
- 「森の中の海」渡辺えり
- 「ワールド・トレード・センター」坂手洋二
- 2008年春号/vol.47
- 「ワニの涙」川村毅
- 「わが闇」ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- 「偉大なる生活の冒険」前田司郎
- 2008年夏号/vol.48
- 「グローブ・ジャングル」鴻上尚史
- 「焼肉ドラゴン」鄭義信
- 「眠れない夜なんてない」平田オリザ
- 2008年秋号/vol.49
- 「羊と兵隊」岩松了
- 「新・水滸伝」横内謙介
- 「黙読」加藤一浩
- 2008年冬号/vol.50
- 2009年春号/vol.51
- 「風のセールスマン」別役実
- 「初夜と蓮根」土田英夫
- 「トワイライツ」蓬莱竜太
- 2009年夏号/vol.52
- 短編戯曲の饗宴
- 2009年秋号/vol.53
- 2009年冬号/vol.54
- 「マレーヒルの幻影」岩松了
- 「ハシムラ東郷」坂手洋二
- 「照準 Zero in」樋口ミユ
- 2010年春号/vol.55
- 「かたりの椅子」永井愛
- 「大市民」川村毅
- 2010年夏号/vol.56
- 「姉とおとうと」唐十郎
- 「乙女の祈り」サリngRock、石原燃、芳崎洋子、樋口ミユ 作/渡辺えり 構成
- 「甘え」本谷有希子
- 「2010億光年」早船聡