こおろぎ橋
石川県加賀市山中温泉の大聖寺川にかかる橋
こおろぎ橋(こおろぎばし)は、石川県加賀市山中温泉の大聖寺川にかかる橋である。
こおろぎ橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 石川県加賀市 |
交差物件 | 大聖寺川(鶴仙渓) |
設計者 | 国土開発センター[注釈 1] |
施工者 | ダイド建設[注釈 1] |
座標 | 北緯36度14分27秒 東経136度22分17秒 / 北緯36.24083度 東経136.37139度 |
構造諸元 | |
形式 | 複方丈橋 |
材料 | ヒノキ |
全長 | 20.8m[1][2] |
幅 | 4.0m[1][2] |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
解説
編集江戸時代に造られた橋と言われ、現在の総檜造りの橋になったのは1941年(昭和16年)とされる[2][3]。1990年(平成2年)にかつての形や構造をほとんど変えず新たに架け替えた(3代目)[1][4]。その後、老朽化のため、加賀市は、2019年5月に架け替えに着工し[5]、同年10月12日、架け替え工事が終了[3][6]。2019年に架け替えされた橋は4代目となる[2]。
山中温泉のシンボル的存在であり、1978年に同名のテレビドラマが樋口可南子主演で放映された。大聖寺川はこの橋から下流へ約1km余りの黒谷橋にかけて鶴仙渓(かくせんけい)と呼ばれる渓谷を作り景勝地として知られる。
名前の由来は落ちると危険なことから「行路危」が転じたという説[1][2]と昆虫のコオロギが秋に鳴くからによるという説[1][2]が伝えられてきたが、最近では「清ら木」から転じたとされる。
元禄年間(1688年から1704年まで)には橋が存在したとされるが、元禄2年(1689年ごろ)に山中温泉で長逗留した松尾芭蕉の奥の細道や同行した河合曾良の日記には登場しない。
「漁火(いさりび)に かじか(河鹿)や波の 下むせび」と松尾芭蕉が詠んだ句碑が橋の傍にある。
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3代目 こおろぎ橋
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3代目 こおろぎ橋
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架け替え後のこおろぎ橋(2020年2月)
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4代目 こおろぎ橋(2021年1月)
舞台になったドラマ
編集こおろぎ橋にちなんだ楽曲
編集脚注
編集- 注記
- 出典
- ^ a b c d e “文化薫る温泉地のシンボル こおろぎ橋(石川県)”. 朝日新聞デジタル (2010年3月26日). 2020年5月3日閲覧。
- ^ a b c d e f “令和で生まれ変わった。山中温泉のシンボル・四代目『こおろぎ橋』誕生。”. 日々URALA (2019年10月18日). 2020年5月3日閲覧。
- ^ a b “こおろぎ橋の架け替え完了 山中温泉、12日開通”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北國新聞). (2019年10月8日) 2020年5月3日閲覧。
- ^ “風雅な総檜造りの橋、こうろぎ橋” (PDF). 福岡大学. 2009年4月28日閲覧。
- ^ “こおろぎ橋、感謝の清掃 山中温泉、架橋から28年、来年架け替え”. 北國新聞 (2018年7月2日). 2018年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月8日閲覧。
- ^ “こおろぎ橋が開通しました”. 加賀市 (2019年10月16日). 2020年2月10日閲覧。
外部リンク
編集- KAGA旅・まちネット こおろぎ橋 - 加賀市観光交流機構
- ほっと石川旅ねっと こおろぎ橋 - 石川県観光連盟