いとう けんいち1982年5月8日 - )は、四足走行世界記録保持者。四足走行創設者。日本実業家。四足歩行を世界で初めて競技化した人物であり、四足最速の人類として、ギネス世界記録の認定を受けている。株式会社 all fours代表取締役社長。本名、伊藤 健一(いとう けんいち)。東京都出身。

いとう けんいち
生誕 1982年5月8日
住居 東京都
国籍 日本
身長 163 cm (5 ft 4 in)
体重 53 kg (117 lb)
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記録

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  • 四足走行50m7秒89(世界記録
  • 四足走行100m15秒71(世界記録

四足走行のスタイル

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  • 左利き型の四足歩行である。
  • アカゲザルニホンザルパタスモンキーの走り方をモデルにしている。
  • 四足走行のフォームは、「ギャロップ走行」を得意としている。ギャロップ走行とは、チーターなどが全力で走る際に使用する走法であり、走行中に一時、四又全てが空中に浮いている状態になる。

来歴

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  • 2003年11月、動物園で見た、の走り方に憧れて、四足歩行の練習と研究を始める。
  • 2008年9月、四足最速の人類として、ギネス世界記録を樹立。記録100m18秒58。
  • 2009年6月、日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』にて、いとうの四足歩行を題材にした企画、「犬部」が放送される。いとうは、犬部名人として出演し、ガキの使いレギュラー陣に四足歩行を教える。デモンストレーションとして、四足走行のいとうと、普通に走る番組スタッフ(ヘイポー)で50m対決をしたが、いとうの圧勝であった。「犬部」は、同番組で同年末に放送された「ガキの使い2009おもしろVTRベスト10」の2位にランクインしている。
  • 2009年10月、朝日新聞の「人」欄で紹介された記事が、朝日新聞の月間最優秀ひと賞を受賞している[1]
  • 2011年11月、日本テレビ系『KAT-TUNの絶対マネたくなるTV』、番組内で記録更新。記録100m18秒25。
  • 2012年1月27日放送の『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)に、「ギネス記録保持者であるいとうけんいちに四足走行で勝ちたい」という内容の依頼が寄せられた。依頼者は、特技が四足走行であるといい、相当な自信を持っていた。実際に周りの人と四足走行で対戦しても、依頼者が圧倒し、勝負にすらならないらしく、対戦相手を探した結果、世界記録保持者のいとうを見つけたという。依頼内容を知らずに番組の収録に呼ばれたいとうだったが、依頼者から対戦を申し込まれ快諾した。いとうに四足走行の種類の説明と実技を求め、いとうの体力は万全の状態で、対戦は長居陸上競技場にて開催された。いとうと依頼者が100mで勝負すると、いとうが勝利した。その後依頼者の希望により50mで再戦したところ、今度は依頼者が勝利した。いとうは「四足歩行で負けたの初めてです」「悔しいです」とコメントした。2012年今年の名作4選に選出されている。
  • 2012年4月、ロイター通信が取材した記事が、海外と日本のYahoo!トップニュースで紹介される。その際のインタビューで、「500年以内に、陸上短距離走の全選手が、四足歩行になっている。」という奇抜予言をしている[2][3]
  • 2012年11月、いとう自身が保持している、四足走行世界記録を更新。記録100m17秒47。[4][5]
  • 2013年8月、中国国営放送CCTV『正大総芸』にて新記録達成。記録17秒23[6]
  • 2013年11月、「第1回 四足走行100m世界大会!!」を主催。四足走者は合計20人。予選が4回行われた。主催者であるいとう自身も大会に参加して、自身が持つ17秒23の世界記録を、16秒87に更新[7][注 1]
  • 2014年11月、「第2回 四足走行100m世界大会!!」を主催。参加者は25人。予選は5回行われた。いとうは16秒85の記録で2位となり、玉腰活未にギネス世界記録の座を奪われた。
  • 2015年1月、ヒツジアルパカプードルと四足走行のレースをして勝利。この様子は、元旦、日本テレビ系『新春ZIP!』にて生放送された。
  • 2015年11月、四足走行100mで15秒71を達成し、王座奪還。再びギネス世界記録保持者となる。
  • 2016年2月、株式会社all fours設立
  • 2019年4月、NHK総合ひるまえほっと番組内で、日光猿軍団のニホンザルと四足走行50m対決を決行。僅差でいとうが勝利した。同年11月、非公式計測にて四足走行100m14秒88達成。

人物・その他

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  • に憧れを抱いている。
  • 19歳で単身渡米。3年間NYで生活していた。
  • が、フジテレビ系『HEY!HEY!HEY!』に出演した際、お勧めのパフォーマーとして、いとうを紹介している。
  • 童顔で、背が低く、痩せ型である。天真爛漫な性格だが、四足走行に関しては非常にストイックな考えを持つ。
  • アディダス・オリジナルス(2012年秋冬モデル all originals represent らしさを、楽しめ。)のCMに抜擢されるも、未公開に終わる(詳細は不明)。きゃりーぱみゅぱみゅILMARIRIP SLYME)、綾小路翔氣志團)、香川真司らと同シリーズであった[8]
  • 辛い物が食べられない。
  • 義務教育を受けていない。
  • アンタッチャブル柴田英嗣が、TBSラジオLINDA!〜今夜はあなたをねらい撃ち〜』にて、「以前、いとうけんいちと武井壮に四足歩行対決をしてもらったが、いとう君がぶっちぎりで勝った。」と発言している。
  • いとうが陸上短距離男子100mを四足走行で走る事に対し、陸上競技連盟は「ルール上、良いとも言えないが、悪いとも言えない。議論の必要がある。」と、テレビ朝日系『ワイド!スクランブル』にてコメントしている。いとうは「陸上短距離走のルールでは、転んで地面に手をついても、完走すれば記録になる為、手を地面に付くこと自体は問題ない。なら手をついたまま完走しても問題ないはずだ。」と、日経新聞のエッセイに綴っている。
  • 海外メディアに多数出演しているため、海外での知名度がある。海外では、モンキーマン・クレイジーモンキー・リアル悟空などと呼ばれることもある[9]
  • 生き様や容姿が漫画的であるため、漫画のキャラクターに間違われる事が多い。
  • アメリカン・コミックスのパイオニア、スタン・リーが、いとうの活動を高く評価している。

エピソード

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  • 夜な夜な小学校付近の公園で四足歩行の練習をしていたため、近所の小学生の間で、夜になると四足歩行で走る人が現れると、いとうの存在が都市伝説化していた。
  • 山で、四足歩行だけで生活するという合宿を行った際、猟師イノシシと間違えられ、撃ち殺されそうになっている。

株式会社all fours

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いとうが代表取締役社長を務める会社。2014年に個人事業主として太陽光発電施設と、2015年に養殖事業を立ち上げたのち、2016年2月に会社設立。TOKYO MX系『5時に夢中!』にて、「太陽光発電から鰻の養殖まで幅広い事業を展開する会社の社長」と紹介され、会社の存在を公表している。

出演

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TV番組

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ラジオ番組

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  • The Jezabels「My Love Is My Disease」2016年5月〜

雑誌・本・新聞・その他

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海外

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  • ABC News(アメリカ)2008年11月14日
  • Veja o Câmera Record na íntegra(ブラジル)2009年12月5日
  • Stan Lee's Superhumans(アメリカ)2011年11月3日-「Human 4×4」としてゲスト出演。
  • iol news(南アフリカ)2012年4月
  • Reuters(イギリス)2012年4月18日-2012年11月15日-2013年11月14日-2013年11月15日
  • origo(ハンガリー)2012年4月19日-2012年11月15日-2012年12月30日
  • Asianet News(UAE)2012年4月24日
  • MBC TV특종 놀라운세상(韓国)2012年5月1日
  • 기발한 세계여행‐이제 곧 RIGHT NOW(韓国)2012年5月21日
  • 50 por 1(ブラジル)2012年6月
  • Associated Press(アメリカ)2012年11月15日-2013年11月15日-2014年11月13日
  • THE STER(カナダ)2012年11月15日
  • The voice of Russia(ロシア)2012年11月
  • 湖北广电新聞(中国)2012年11月21日
  • Officially Amazing(イギリス)2013年3月13日
  • 쇼킹 70억(韓国)2013年6月
  • 正大総芸(中国)2013年10月7日
  • AFP(フランス)2013年11月15日
  • Runner's World(スペイン)2013年12月
  • ARD German Radio(ドイツ)2014年1月
  • Spor TV(ブラジル)2015年1月
  • Extraordinary Humans(イギリス)2016年1月-Season1ゲスト出演
  • 슈퍼맨을 만나다(韓国)2016年11月
  • Running Man(韓国)2017年
  • RUNEDIA(スペイン)2018年6月

脚注

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注釈

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  1. ^ なお、2位は朝日放送『探偵!ナイトスクープ』の依頼(2012年1月27日放送「四足走行世界一は俺だ!」)で対戦したことがある河原未来也 (17秒05) 、3位は翌年にギネス世界記録を獲得した玉腰活末 (18秒04) であった(共に当時高校生)。

出典

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外部リンク

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