いすみ鉄道いすみ300型気動車
いすみ鉄道いすみ300型気動車(いすみてつどういすみ300がたきどうしゃ)は、いすみ鉄道の普通列車用気動車(ディーゼル動車)である。本形式と同様の車内設備等を備えるキハ20形についても本項で扱う。
いすみ鉄道いすみ300型気動車 | |
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いすみ300型(2012年3月) | |
基本情報 | |
製造所 | 新潟トランシス |
主要諸元 | |
最高速度 | 95km/h |
車両定員 | 113名(着席43名・立席70名) |
自重 | 31.4t |
最大寸法 (長・幅・高) | 18,500mm×3,168mm×3,925mm |
車体 | 普通鋼製 |
台車 |
動台車:NF01MD形(2軸駆動台車) 従台車:NF01MT形 |
機関 | コマツディーゼル製横形直噴式ディーゼル機関SA6D125HE-1形 |
機関出力 | 330ps/2100rpm |
変速機 | 日立ニコトランスミッション製TACN33-1629形3要素変速[要出典] |
変速段 | 変速1段・直結2段自動切替 |
搭載数 | 1 |
制動装置 | 電気指令式空気ブレーキ、抑速ブレーキ、留置ブレーキ |
保安装置 | ATS-SN形・デッドマン装置・列車無線装置・ワンマン運転対応 |
概要
編集本形式は、開業時から使用してきたいすみ200'型の老朽化に伴う代替車両として、2012年(平成24年)から導入された車両で、同年1月3日にいすみ鉄道社長のブログで車体イメージ図[1]が公表された。運用は同年3月28日に臨時列車として開始されたのち、同年4月1日より定期列車としても開始された[2]。
車体は新潟トランシス製軽快気動車の標準的なもので、貫通型の両運転台車である。前照灯と尾灯は左右の前面窓の上部に両者が一体化して装備されている。
車内
編集なつかしい昭和の雰囲気をイメージして紺のモケットに下段上昇式に開く窓に設計され、バリアフリー対応の洋式トイレも設置されている。座席配置は「ムーミン列車」など観光列車としての運用を考慮してクロスシートとなった[3]。
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車内全景
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運転台
キハ20形
編集いすみ鉄道キハ20型気動車 | |
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キハ20 1303(2015年10月) | |
基本情報 | |
製造所 | 新潟トランシス |
本形式は、2014年度までに3両を導入する予定であったが、2015年(平成27年)6月22日に最後の1両が搬入された。この車両は、本形式同様クロスシート装備のトイレ付で、いすみ350型同様、前面・側窓の形状が国鉄キハ20系気動車を模したものとなっており、さらに塗装もクリーム4号と朱色4号の塗り分け(国鉄気動車一般色)である。形式はモデルとなった国鉄キハ20形に因んでキハ20形とされ、番号は仕様が同じいすみ300形の続番の303となるところであったが、かつて国鉄に在籍した同名車両に敬意を表して1000番台とし、「キハ20 1303」となっている[4][5]。
脚注
編集- ^ いすみ鉄道 社長ブログ. “新型車両のご案内(2012年1月3日エントリー)”. 2012年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
- ^ いすみ鉄道 社長ブログ. “新型車両 いすみ300形 運転開始(2012年3月28日エントリー)”. 2015年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
- ^ いすみ鉄道 社長ブログ. “いすみ350形誕生秘話(2013年3月28日エントリー)”. 2015年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
- ^ いすみ鉄道 社長ブログ. “新型車両が到着しました。(2015年6月22日エントリー)”. 2015年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
- ^ いすみ鉄道 社長ブログ. “新型車両 キハ20について(2015年6月23日エントリー)”. 2015年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
参考文献
編集- 『鉄道ファン』2012年5月号 (No.613) 、交友社
- いすみ鉄道 社長ブログ