このガイドラインでは、アイコンとして使われる小さな画像 = 画像ファイル、表意文字の絵柄、絵文字で作成されているロゴ紋章、シール、などについて説明します。

このガイドラインの対象は、記事のページ内の各編集者が編集可能な部分です。

主に箇条書き・表・インフォボックス・ナビゲーションボックスにおいて、アイコンの使用はウィキペディアの百科事典プロジェクトのコンテンツに有用な視覚的手がかりを提供することができる一方、いくつかの問題点もあります。主な問題に関するガイダンスを以下に示し、それぞれの詳細な説明を行います。

基本的な考え方

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アイコンの適切な使用は、ウィキペディアの百科事典プロジェクトのコンテンツに有用な視覚的手がかりを提供することができます。しかし、不適切な使用は、読者に誤った情報を与えたり読者にとって邪魔な存在となり、百科事典としての品質を落とすことにもつながります。

ウィキペディア日本語版におけるアイコンの使用についての基本的な考えは以下の通りです。

画像利用の方針に従い、適切な画像を使う

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アイコンで使用する画像は、他の画像と同様、画像利用の方針に従わなければなりません。また、既存の画像の表示サイズだけを縮小して使う場合は、縮小した画像の視認性などアイコンとして使える品質かどうかにも気をつけてください。そして、使用する画像が適切なものであるかは特に重要です。例えば、歴史的に見て誤った国旗を使っていないかなど、注意すべき点は多数あります。詳しくは、#アイコン#旗#ロゴの各節をご覧ください。

百科事典の目的で使用する

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アイコンは装飾的なものではなく、百科事典の目的として使用すべきです。記事の主題に関する有用な情報の追加、読者の理解を助ける視覚的手がかり、あるいはナビゲーションの改善として提供すべきです。

日本語をよく理解できない読者の理解を助けるだけの目的でアイコンを追加する必要は特にありません。ウィキペディアにおいては、読者がよく理解できる他言語版のウィキペディアがその役目を担います。

言葉による説明を行う

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アイコンを追加することによって、必ずしも「分かりやすくなる」とは限りません。ある分野ではよく知られているデザインのアイコンであっても、すべての読者がそれを知っているとは限りませんので、言葉による説明が必要です。国旗についても、すべての読者がすべての国の国旗を知っているとは限りません。

複数の同じ事柄を同じアイコンで示す場合は、冒頭に凡例の説明を追記してください。

アイコンの持つ強調効果に注意する

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アイコンの存在により視覚探索が容易になり、アイコンのある場所がより見つけやすくなります。しかし、それは同時にその項目をより大きく強調することにもなります。アイコンを使う場所によっては、不必要な強調効果を与え、以下の懸念を発生させます。

  • 中立的な観点の抵触 (WP:UNDUE) - 特に、2つ以上の対立する事柄を扱う場合、国旗やそれに準ずる旗を扱う場合、箇条書きや表でアイコンがある項目と無い項目が混在している場合はご注意ください。
  • 広告宣伝と受け取られる - アイコンや国旗が示す対象が強調されることで、肯定的文脈・否定的文脈を問わずアピール効果や煽動的効果を与えることがあります。

アイコンの存在により法的・政治的・歴史的懸念が発生する場合や、ウィキペディアの方針に違反するおそれが発生する場合は、アイコンを除去してください。

詳細は合意形成で

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編集者の間で、ある項目に対してアイコンを追加した方がいい、または除去したほうがいいと意見が分かれることがあるかもしれません。また、本ガイドラインから逸脱した不適切な記事が見つかることもあるでしょう。そのような場合は、編集合戦を防ぐために、ノートページを活用したりプロジェクト内で合意形成を図りましょう。特に除去時においては、これまでの自分の努力を否定された、あるいは重箱の隅を突く取り締まり行為だと感じる編集者もいるかもしれません。他の同様な記事におけるアイコンの使用状況を確認し、除去すべき理由を示した上で合意形成を図ることをお勧めします。

アイコン

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この節では、「アイコン」全般の使用についての説明を行います。

適切な使用例

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  • 表またはインフォボックス内で、同じ事柄を示す場合。これは、先にそのアイコンの示す内容を説明する必要があります。
  • 国際的なスポーツイベントや、代表的な競技者の国籍(法的な国籍と異なる場合がある)を示すのに有用です。
  • 主に表や箇条書きで、事柄を簡潔、明確に示すためのピクトグラム。記述スタイルの統一を図るために、プロジェクト内で合意形成の上で使用することをお勧めします。

不適切な使用例

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本文中でアイコンを使わない

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記事の本文にはアイコンを使用しないでください。例:「出版後、ジャクソンは2004年4月に  イングランドブリストルに引っ越した」。これはテキストの連続性を破壊し、読者を邪魔します()。

もしアイコンの図案自体の説明をする場合は、その図案を適切な大きさのサムネイル形式またはフレーム形式で表示することを検討してください。詳しくはHelp:画像の表示をご覧ください。

装飾目的でアイコンを使わない

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アイコンは見た目を良くする理由だけでは使わないでください。ある読者にとって無害な装飾は、他の読者にとって邪魔になるかもしれません。アイコンは、もし記事の主題の理解度を向上させずナビゲーションの機能を提供しなければ、純粋に装飾的です。アイコンがレイアウト目的でのみ使用される場合は、代わりに箇条書き点を使用することを検討してください。

章見出し内にアイコンを入れないでください。これはアクセシビリティの問題です。詳しくはWikipedia:アクセシビリティおよびWikipedia:スタイルマニュアル/見出しをご覧ください。

あまりにも多くのアイコンを使用しない

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過度にアイコンを追加すると、このスポーツ選手のインフォボックスのようにページが乱雑になり、冗長になります。

正当な範囲を超えてアイコンを再利用しない

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アイコンは特定の属性を表すことができますが、適切な旗を使用できないなどの理由で、別の何かを表現するために使わないでください。例:世界全体を表現するために国際連合旗は使わない。

アイコンを歪ませない

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ウィキペディア以外で特に使用されていない方法で、一般的でないアイコンを変更したり、使用したりしないでください。さらに詳しい説明は、Wikipedia:独自研究は載せない#オリジナル画像をご覧ください。例: (アメリカ合衆国とカナダの国旗を組み合わせて作成したアイコン)

未発表のアイデアを説明したり紹介しない

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視覚障害者のためのアクセシビリティを考慮する

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すべての機能アイコンには、イメージの外観を示すテキストである代替テキストが必要です。この代替テキストを入力しないと、スクリーンリーダーやテキストのみのブラウザを使用しているユーザーにとってアイコンが意味を持たないか混乱することがよくあります。

この節では、説明内の「アイコン」は特に明示しない限り旗などの画像を指します。白い背景を区別できる旗を作成するためのガイドラインについては、「Help:画像の表示#border」をご覧ください。 ノート:以下に使用される「国」などの用語は、国の下位区分や国際機関その他の旗についても適用すべきです。また、これらの勧告の大部分は紋章など、同様の目的で使われる画像にも適用します。

適切な使用

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旗のアイコンは、指し示す対象の国または国籍を簡明、直接的に示すことができます。

旗のアイコンは、対象となるものがその国または国籍を実際に表すいくつかの(軍隊や国家スポーツチームなど)と関連している場合があります。箇条書きまたは表では、そのような異なるサブジェクトの表現が箇条書きまたは表自体の目的に関連している場合、旗アイコンが関連している可能性があります。具体的には以下のような例があります:

  • 軍事的衝突 - 対戦国や地域勢力と、その指揮官の所属
  • FIFAワールドカップやオリンピックなどの国際的競技大会 - 参加国と、出場選手の所属国

コミュニケーションの主要な手段として、言葉は、旗よりも優先されるべきです。

もし旗アイコンの使用が適切であると想定される場合でも、今一度、旗を使わない場合の#不適切な使用をご確認ください(旗アイコンを使わない場合は、単語形式で内容を追加してください)。

登録ユーザーは、ユーザー固有のスタイルシート.flagicon {display:none;}のCSSルールを追加して、flagiconクラス(ほとんどのフラグテンプレートで使用されている)でコンテンツを非表示にすることができます。

一貫性は重要ではありません 

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箇条書き、表、インフォボックス内で旗を使うことが不明瞭で曖昧で議論の余地がある場合は、箇条書き、表、インフォボックス内で問題のない同じタイプのものと矛盾する場合でも、旗を削除したほうが良いです。

国名つきで旗をつける

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旗の国家の名称はすべての旗に精通している読者がいないため、旗の最初の使用に隣接して表示されるべきであり、多くの旗は軽微な細部のみが異なります。近い位置での旗の使用は、特に箇条書きや表で名前を繰り返す必要はありません。(例えば、このインフォボックスでは、戦闘に参加した国の旗に最初に名前が付けられ、その後、旗だけで軍司令官の国籍が特定されます)。これを達成するために、旗と名前のテンプレート{{flag|Japan}} (または{{flag|JPN}}) が最初に使用され、後で{{flagicon|JPN}}が使用されます。しかし、一部の編集者は、スポーツ統計情報()を含む表のように、全体を通して{{flag}}が使用されていると読みやすいと感じています。

しかし、特に、テンプレートへのリンクを対象とした他の記事からのリンクを介して出現する可能性が高い場合は、長い記事の異なるセクション、表、箇条書きの最初の出現で名前の繰り返しが必要になることがあります。色覚異常のある読者が理解しやすいようにレンダリングされたイメージは難しいため、国名のないフラグテンプレートを使用することもアクセシビリティの問題です。さらに、旗をアイコンサイズに縮小すると、旗が区別しにくくなります。

国名つきで旗をつけるために便利なテンプレートがあります。詳しくはWikipedia:Template国名3レターコードをご覧ください。

歴史的考察の注意点

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旗が変更され、旗が適用される地理的または政治的領域が変更されることもあります。

違いが重要なコンテキストで昔の旗を使用する

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歴史的な旗とそれに関連する国名は、半正式に適用可能な根拠がある場合に使用してください。たとえば、オリンピックメダリストの箇条書きでは、ロシア連邦またはCISのものではなく、1992年以前の報告にはソビエト社会主義共和国連邦の旗と国名を使用する必要があります。

いくつかの軍事史の文脈では

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いくつかの狭い軍事史の状況においては旗を使うことがふさわしいかもしれません。旗について記載する時は、軍旗を含め、国名(または、より狭い地域の名前)つきで記述してください。私たち読者は軍事歴史家ではないと考えられるからです。例としては、知られている旗を持つ数多くの軍隊が関わっている有名な戦闘の詳細な調査があります。そのような旗をサマリー表で使用して、特定の詳細についてどの勢力が参照されたかを明確にすることができます。

特定の時点まで旗を持たない行政区画

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いくつかの行政区画は、最近まで(例えば、ウェールズ旗は1959年までは公式ではなかった)旗を掲げていません。この旗は一般的にウェールズを代表することができますが、文脈が具体的には旗の前の期間である場合は、国を表すのに使用すべきではありません。いくつかの国はまた、新しいものであり、1つ以上の他の国の一部から構成されているか、または完全に包含されています。トピックが2つの期間を横切って、トピックがどのコンテキストでどの国に関係しているかに関して矛盾が生じた場合、どの旗を使用するかは、ケース・バイ・ケースで合意によって決定する必要があるかもしれません。

政治問題の注意点

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政治的落とし穴に注意し、他の編集者が提起した懸念を聞いてください。幾つかの旗は(時々または常に)政治的主張であり、人を政治的意義に結びつけることができます。 他のケースでは、旗は限られた非常に特殊な公式の用途を持ち、その文脈外に応用することは政治的(例えば、ナショナリストまたは反ナショナリスト)意味を持つ可能性があります。

非主権国家と国のための旗の使用

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「国 (state / nation / country) 」の正確な定義はしばしば政治的に分裂し、旗の選択以上の議論につながることがあります。例えば、イングランドスコットランドウェールズ北アイルランド連合王国内の「国」と呼ばれています。カナダの下院はケベック州を「カナダ内の国」と認識しました。アメリカ合衆国は多くのネイティブ・アメリカンの部族グループを半独立の「国」と認識しています。

これは部分的にはウィキペディアの一貫性のためですが、国の法的市民権が検証可能である一方で、国の「国籍」は多孔性、不確定性、シフト可能性があるためです。イングランド人のパスポートは、「English」ではなく「British citizen」であることは、ほとんどの場合、検証可能な合法性ではなく、自己識別の問題であると述べています。しかし、多くの編集者は、特に連合王国の構成国はスポーツの場面では例外であり、もし構成国の話題に関する記事において、この主権国家の一般原則が強制されれば論争が生じそうだと思っています。

政治化された意味での旗の範囲を超えた使用

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いくつかの旗は政治的論争です。不適切な文脈でそれらを使用することを避けるために注意してください。いくつかの例があります:

不適切な使用

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正当な理由なしに国籍を強調しない

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ウィキペディアは国家主義の誇りのための場所ではありません。旗は視覚的に目立ち、何かの隣に国旗を表示すると、その国籍や場所が他のものよりも重要なものに見えることがあります。例えば人名の横にイギリスの旗があると、ポール・マッカートニーは「ビートルズにいたリバプールのイギリス人シンガーソングライター」のように見えます。人名の横に旗がないと、文章は「ビートルズにいたリバプールのイギリス人シンガーソングライター」のように見えます。

このように、旗によって個人の市民権または国籍が重要であると強調することは、ウィキペディア方針の「中立的な観点」に違反するおそれがあります。

対象の画像が利用できないときに旗を使用しない

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旗(または他の象徴的イメージ)は経歴の記事などの画像のプレースホルダー(placeholder)として使わないでください。組織実体エンティティのインフォボックスの主な画像として旗やシールを使用するのが適切かもしれませんが(例:FBI)、ほとんどの場合、これらの記事は旗やシールの画像を持つインフォボックスを持っています(例:[1])。

直接関連性のない地方旗を使わない

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地方旗(地域、都市など)は、通常、記事に直接関連する場合にのみ使用してください。このような旗は、一般の人々にはほとんど認識されず、簡略化の有用性を損ない、記事の主題とはほとんど関係しません。たとえばフロリダ州タンパの旗は、タンパの記事で適切に使用されています。しかし、タンパの旗は一般的に、タンパの住民に関する記事では使用しないでください。有益ではなく、視覚的に不自然になります。

地方旗の一般的な使用例は、特定の国の細分化に関係する一覧のものです。#非主権国家と国のための旗の使用もご覧ください。

直接関連性のないスーパーナショナル・フラグを使用しない

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スーパーナショナル・フラグ(国際機関の旗)は、一般的に記事に直接関連する場合にのみ使用すべきです。例えば、欧州旗は、欧州連合、欧州理事会およびこの旗がヨーロッパを代表するために使用できるその他の状況に関連する記事に適切に使用されます。スポーツでは、スーパーナショナル・フラグを使用するのは、スーパーナショナル・フラグを使用するスーパーナショナル・チームまたはスーパーナショナル・コンペティションのみです。欧州旗は、EU加盟国の居住者に関する記事の国旗とともに一般に使用されるべきではありません。それは有益ではなく、不必要に視覚的に気を散らすでしょう。

歴史を書き換えない

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歴史的な人物、出来事、物などの国籍を誤って表すために旗を使用すべきではありません。政治的な領域は、多くの場合、伝記記事の生涯にわたり変化します。あいまいさや混乱の原因となる可能性がある場合は、旗をまったく使用しない方が良いです。本当に必要な場所であれば、歴史的に正確な旗を使用してください。

たとえば、作家のオスカー・ワイルドアイルランド出身。当時その島は英国の一部でしたが、アイルランドの旗も英国の旗も持たず、旗の使用は読者を混乱させるでしょう)。

虐殺関連の一覧や記事に旗を使わない

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旗は、一般的に、そのような紛争における側面の表現が貧弱で単純なものであり、理解を助けるものはほとんどありません。それらが持ちうるあらゆる価値よりも、そのような文脈における旗の過度に煽動的な性質による影響力があります。

インフォボックスにおける旗アイコンの扱い

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英語版ウィキペディアにおいては、会社、映画、人物、サッカー選手等のインフォボックスで明示的に旗の使用を明確に禁止していますが、日本語版では禁止にはしていません。しかし、国旗、国籍または同等のフィールドがある場合でも、旗アイコンのインフォボックスでの積極的な使用は推奨しません。不必要に邪魔になり、多数のフィールドのうちの1つのフィールドに過度の誇張を与え、過剰に使うことで不必要な論争が発生する懸念があります。

上記の例外は、旗のアイコンでテキストに加えて情報を伝える場合です。例として、軍事的衝突、FIFAワールドカップやオリンピックなどの国際的競争についてのインフォボックステンプレートが挙げられます。旗のアイコンは国や地域と、対象者(指揮官、選手など)を明確に関連付けることができます。

スポーツ選手個人の記事のインフォボックスについては、「国」「国籍」「スポーツにおける国籍」または同等のフィールドのいずれかにだけ挿入することで、旗のあるフィールドに過度の誇張を与えてしまうことに留意してください。人物の記事における旗アイコンの扱いは、#人物伝における使用もあわせてご覧ください。

船舶の記事のインフォボックスには、登録簿の国旗および国際信号旗を使用することが適切です。

人口地理的な記事(例えば、居住地および行政区画)は、国旗と同様に地方旗を持ち、記事に挿入されることがあります。しかし、島、山、渓谷、川、湖沼、湿地などの物理的・地理的な事柄の記事には地方旗を挿入しないでください。人文的と、物理的・地理的な項目の両方をカバーする1つの記事(例:マンハッタンは自治区のニューヨーク市と、同じ名前の島を両方をカバーする記事である)については、編集者の間でインフォボックス内の旗の使用が好ましいかどうか、合意形成により決定してください。

人物伝における使用

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国旗は単純で直截な言明をしますが、言葉は事実をより複雑に表現できます。

例えば、女優ナオミ・ワッツは、文脈や見解に応じて、英国人、イングランド人、ウェールズ人、オーストラリア人のいずれかまたはすべてであると言えるでしょう。彼女はイングランドの連合王国(英国)市民として生まれ、長い間ウェールズに住んでいた後、オーストラリアに移住し、オーストラリアの市民になりました。そのための単一の旗はなく、4つの旗をすべて使用することは役に立ちません。

旗は、個人用記事の個々のインフォボックスではお勧めしません。以下の状況では、旗テンプレートの伝記的使用に特別な注意を払う必要があります。

  • 市民権または国籍が正しくないことを意味する出生地または死亡場所には旗を使用しないでください。生誕地または死亡した場所に旗を使うことは、市民権または国籍が正しくないことを意味する可能性があるため、避けて下さい。非常に多くの人々が市民権または国籍と違う場所で生まれたり亡くなりました(たとえば、俳優のジョニー・ガレッキベルギーで生まれたので、何らかの理由でベルギーの旗を彼のインフォボックスに入れると、不注意な読者は彼がベルギー人であると思われるかもしれません)。
  • 移住または外国居住の場合、法的市民権が達成されない限り、居住国の国旗を使用しないでください。
  • ある国の市民権の放棄が確実に行われている場合は、その国の旗と名前を使用して記事の国籍を示すことはできません。もし旗が全然使われない場合場合は、変更後の国籍の旗を使用します。
  • 市民権が国境を越えて法的に変更された場合は、変更後のほうではなく歴史的に正しい国の指定を使い、記事の中で新しい国名を言及してください。例えば「ベオグラード、ユーゴスラビア(今日はセルビア)」。または、旗をまったく使用しないことをお勧めします。
  • スポーツの統計情報などにフラグテンプレートを使用する場合は、市民権にかかわらず、公式に代表者(またはチーム)が代表する国(または国家)の旗と名前を使用します。フランスの選手がドイツチームでプレーするためのメダルを獲得した場合、ドイツの旗は賞の表に使用されます。スコットランドの旗は、FIFAワールドカップ関係で使われますが、オリンピックでは連合王国のそれとしてみなされます。混乱した結果が生じる可能性があるため、この規則をスポーツ以外の場面に拡張する際には注意が必要です。例外は、公式に特定の国を代表するが、いくつかの国の市民であるメンバーで構成されているスポーツチームに関する記事です。そのような記事のプレーヤーの表は、実際の市民権または公証された国籍の国によってそれらを一覧します。
  • 伝記的な主題に関する政治的または事実上の事柄に関する編集上の論争を起こす可能性が高い記事では、特に中立的な観点を提示するために旗の使用を避けてください。

他の関連する推奨事項については、#歴史的考察の注意点もあわせてご覧ください。

スポーツ選手

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旗がそのスポーツ選手のインフォボックスの表内で使用され、混乱が生じる可能性がある場合には、法的な国籍または代表の国籍のどちらに対応しているかを明確に示す必要があります。

旗は一般的に、スポーツ選手が関連する最高レベルを示すべきです。たとえば、スポーツ選手が国を代表している、あるいは国のために宣言している場合は、スポーツ管理団体が決定した国旗を使用する必要があります(これらは国の政治的な国旗とは異なる場合があります)。競技者が国際レベルで競技していない場合は、国際スポーツ管理機関(IRB、FIFA、IAAFなど)の規則を適用する必要があります。これらのルールによってプレーヤーが2つ以上の国を代表することができれば、スポンサーが誰を代表して選んだかを示すために信頼性の高い情報源を使用する必要があります。

スポーツ選手が特定の国(例えばドイツ)を代表しているが、場合によってはより大きな、超国家主体(例えばヨーロッパ)を代表している場合は、国旗を使用する方が適切かもしれません。これはしばしば記事ごとに決める必要があります。

構成国の旗(例えば、連合王国ではなくイングランド)は、スポーツによって伝統的に使用されており、合意なしに国旗に変更すべきではありません。合意形成の例として、プロジェクト‐ノート:サッカー選手/Archive2017#サッカー選手記事に旗を使用することについての議論があります。

ロゴ

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以下の理由により、記事にアイコンとしてロゴを挿入しないことを強く推奨します。ロゴのイラストは、ロゴが関連するトピックのメイン記事では適切かもしれませんが、アイコンとしてのロゴの使用は読者にとっては有用ではなく、しばしば法的な問題を引き起こします。

  • 一般に、記事の本文または表のデータにロゴを追加しても、百科事典の内容は改善されず視覚的混乱を招きます。
  • ロゴの存在によって、広告宣伝のような印象を与える可能性があります。
  • 表や箇条書きで一部の項目のみロゴを追加した場合やロゴの大きさが不揃いな場合、その項目のみを強調することになり、中立的な観点の問題を引き起こす可能性があります。
  • 会社のロゴ、スポーツチームの紋章などで、著作物商標、その他知的財産として保護されている画像の使用は、これらに関係する法律や権利者が定めたガイドラインの制限を受ける場合があります。そのため、これらの画像が使用可能であるかどうかの判断が個々で必要になります。

関連項目

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