Wikipedia‐ノート:出典を明記する/「出典の示し方」節の改訂提案
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「出典の示し方」節の改訂提案
編集- この節は次の利用者の依頼で過去ログ化されました: iwaim(会話) 2018年6月4日 (月) 17:16 (UTC)
(1)現在の方針では、「inline citation」の語は「本文中に注釈を入れる方法」と訳されていますが、この語はあたかも、「脚注として記す方法」と対比しての「本文中に注釈を入れる方法」であるかのように読むことができると思います。しかし、英語版Wikipedia:Citing sourcesでは、「inline citation」の語は下記のように説明されており、むしろ「general citation」と対比すべきものとされていると思います(訳は仮訳です)。
- An inline citation means any citation added close to the material it supports, for example after the sentence or paragraph, normally in the form of a footnote.
- 「個別参照(inline citation)」とは、それが補足説明する文章の近くに付されたあらゆる参照のことをいい、例えば1文ごと、あるいは1段落ごとに、通常は脚注の形式で付されます。
- A general reference is a citation that supports content, but is not linked to any particular piece of material in the article through an inline citation. General references are usually listed at the end of the article in a References section. They are usually found in underdeveloped articles, especially when all article content is supported by a single source. They may also be listed in more developed articles as a supplement to inline citations.
- 「総合参照(general reference)」とは、文章を補足説明するものの、個別参照によって記事の特定の一部分に関連付けられていない参照のことをいいます。総合参照は、通常、記事の後に「参考文献」の節を設けて一覧化されています。総合参照は通常、あまり発達していない記事に見受けられ、特に記事の全ての内容が単一の出典による場合にありがちです。また総合参照は、より発達した記事においても、個別参照を補完するものとして一覧化されています。
既にある1.2「個別参照法」の節では、ハーバード方式などの参照方法について説明されていますが、上記の英語版の説明によれば、ハーバード方式などは、「個別参照を略記し、総合参照と併記する方法」であり、個別参照とは異なる方法だと思います。日本語版では、Wikipedia:出典テンプレートにおいて短縮脚注参照との訳語があり、この語は『「個別参照」とも「総合参照」とも異なり個別参照の脚注を略記する』という実像に近い訳語で、英語のShortened footnotesにも対応していると感じますが、この方針やWikipedia:出典を明記する/個別参照法のように「個別参照法」と訳すと、混乱を生じるのではないかと思います。
(2)また、例示が特に個別参照法を中心にいくつか挙げられていますが、総合参照法や短縮脚注参照法も含めて、それぞれの方法の違いが分かるように、系統だった例示をした方がいいと思いました。
(3)更に、総合参照法の説明内容では、「ISBNは必須ではない」ということが強調されていますが、「ISBNや全国書誌番号などを付すといい」「出典情報整理用のテンプレートが用意されている」といった情報が記載されていません。使う・使わないはともかくとして、そうした機能・ツールが存在することを知ってもらうことは重要だと思います。
(4)総合参照法の説明の中で、参考文献のソート順を(1)著者名(あいうえお順・アルファベット順)(2)出版年と指定しており、これは初版作成当初、ハーバード方式による参考文献一覧表示を企図したものと考えられますが、その後、書誌情報についてはハーバード方式と不整合な並び順が許容されており、ソート順のみを特定する意義は薄いと考えられます。(2016年11月24日追加)
そこで、こうした問題点を解消するため、下記のとおり、「出典の示し方」節の改訂をご提案します。
文案
編集出典の示し方には、各文・段落の後にその文・段落の出典を示す注釈(出典注)を(通常は脚注の形式で)付す方法(inline citation:個別参照法)や、(通常は文章全体の後に「参考文献」節を設けて)各文・段落と結び付けずに、参考文献の一覧を挙げる方法(general reference:総合参照法)があります。個別参照法は正確性に優れていますが、閲覧しづらいものとなることがあります。総合参照法は、参考文献を閲覧しやすいですが、正確性に劣るものとなることがあります。
総合参照法は、あまり発達していない記事で、全ての文が1つの参考文献を出典とするような場合に用いられることがあり、より発達した記事でも個別参照法を補完するものとして用いられますが、単独での使用は推奨されていません。
- 手順
- 出典を付したい文または段落の直後に(----参照)と書き添えます。引用の場合、(----から引用)のように引用であることを明示します。
- 参照する箇所、範囲を正確に示すようにします。通常はページ番号を付記します。
- できれば、脚注機能(Help:脚注)を使用して、本文の見た目をすっきりとさせてください。具体的には、出典を <ref> と </ref> とで囲み、脚注の一覧を表示させるための「脚注節(セクション)」を本文の後に設けて、そこに {{reflist}} と書いてください。
例
- 文の直後に記す
- 脚注機能を用いて記す
- (入力)
- (出力)
- 参考文献の一覧を記事の最後に記載します。== 参考文献 == という節見出しの下に、書誌情報を箇条書き (*) で記します。
- 文献を記載する順序は、著者名の五十音順またはアルファベット順、発行年順など、読者が探しやすい順序で統一することが考えられます。
文献を記載する順序は、著者名別の五十音順、またはアルファベット順で統一します。姓を先行させ、姓が同じ場合は名前で順序をつけます。同一著者は年代順にしてください。(2016年11月24日修正) - 参照すべき箇所、範囲を明確に示してください。通常はページ番号を付記します。
- 個別参照法を併用して出典注(脚注)にページ番号など参照すべき箇所、範囲を明確にするための情報を記す場合、総合参照法では重複する情報は省略して差し支えないでしょう。(2016年11月24日追加)
- ウィキペディア上に参考文献の記事が存在する場合、参考文献情報のタイトルをその記事にリンクさせることができます。ただし、その場合も、参考文献情報は省略せず、完全に記すようにしてください。ウィキペディア上に参考文献の著者や出版社の記事が存在する場合も、同様です。
- ISBNや、全国書誌番号などの書誌番号、デジタルオブジェクト識別子(doi)や国立国会図書館デジタルライブラリーなど外部アーカイブの参照番号を付せば、読者が参考文献を検索・参照するのに
の信頼性の裏付けに役立つでしょう。(2016年12月14日修正)- 書誌番号や外部アーカイブの参照番号を付記するかどうかは任意です。なお、ISBNは規格が変更され、2007年1月1日以降は従来の10桁から13桁になっています。Template:13桁ISBNを使用することで10桁の情報を13桁に変換できますが、ISBNの有無同様、13桁で記入するかどうかは任意です(Help:ISBNのリンク参照)。
- 論文など記事がネット上に存在する場合には、タイトルをオンライン版にリンクさせることができます。
- Wikipediaには、Template:Cite book、Template:Cite journal、Template:Cite webなど、メディアごとに出典の参照に必要な情報を整理して記載するための出典テンプレートが用意されています。
例
- 書誌情報整理用のテンプレートを用いた場合
(入力)
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|author= [[朝永振一郎]] |title= 物理学とは何だろうか 上 |publisher= [[岩波書店]] |series= 岩波新書 |issue= 黄 85 ||year= 1979 |id= {{全国書誌番号|79020785}} }}
(出力)
個別参照法による出典注(脚注)と、総合参照法による参考文献の一覧を併記して、脚注をハーバード方式などの方式によって短縮表記する方法を利用すれば、閲覧しやすさを損なわずに正確性を確保することができます。この方法は、個別参照法において、同一著者による異なる著書や、同一書籍中の異なる箇所(ページ)を繰り返し参照する場合に生じる、脚注一覧の閲覧しにくさの問題を解消するために役立ちます。
- Wikipediaには、短縮脚注参照法による出典記載を支援するためのテンプレートが用意されています。
- 手順
- 本文全体の後に「参考文献」節を設けて、出典の一覧を記します。その際、著者の姓・発行年など、出典注(脚注)と参考文献を対応させるために必要な情報を、閲覧しやすい形式で記載します。(次節 #記事末尾に参考文献を記載する を参照)
- 出典注(脚注)には、著者の姓・発行年など、参考文献の一覧と対応させるために必要な最低限の情報と、ページ番号など、参照する箇所・範囲を正確に特定するための情報を記載します。
例
- 脚注機能を用いた場合(出力のみ)
- 脚注機能と、短縮脚注参照法用のテンプレートを用いた場合
(入力)
(出力):実際には、脚注と参考文献の間にリンクが設定されます。
以上です。ご意見よろしくお願いします。--宇井木辺出夫(会話) 2016年11月19日 (土) 17:15 (UTC)
- 議論告知し、Wikipedia:出典を明記する/個別参照法について改名提案をした関係で、もうしばらくご意見をお待ちしております。--宇井木辺出夫(会話) 2016年12月10日 (土) 05:37 (UTC)
ご意見欄
編集現行の規定でもそうなっていますが、総合参照法で「文献を記載する順序は、著者名別の五十音順、またはアルファベット順で統一します。姓を先行させ、姓が同じ場合は名前で順序をつけます。同一著者は年代順にしてください」というのは、意味があるのでしょうか。ハーバード方式で脚注を振ることを暗黙の前提にしていないでしょうか。脚注では姓名と年で参照する方式だから、その順番で並べる必要があるのですよね。私はハーバード方式を使わないので、文献の登場順序をこのように指定されるのは意味がないように思います(現状、守っていません)。今回の改定提案と直接関係がないところだと思いますが、気づいたもので意見させていただきました。--Tam0031(会話) 2016年11月19日 (土) 17:20 (UTC)
- こんにちは。コメントありがとうございます。とくに意味はないです。縛りのきつい規定だなと思いましたが、今回の論点とあまり関係ないと考え、存置していました。
- 問題の一文は2004年1月14日の初版[1]のときから原形が存在しており、確かにソート順はハーバード方式と整合的だと思いす。ただその後、同年10月12日にさららゆらさんのこの編集[2]で書誌情報の並び順は「日本語の書式」に改訂され(Wikipedia‐ノート:出典を明記する/過去ログ1#日本語の書式に同月11日付で「日本語の書式を追加しました。学術論文の作用を採用しています。」とあります)、和文のハーバード方式(和文でも、ハーバード方式では検索子である姓・版年を最初に書きます)とも整合的でなくなり、ソート順だけがそのまま残ったようです。ハーバード方式以外でもあいうえお順・アルファベット順が論文を書くのに一般的なソート順とされていたので、そのまま今日に至ったのかなと思います。
- なお私も現状、参考文献一覧は、あいうおえ順ではなく版年降順にソートしていますし、別にあいうえお順・アルファベット順に限らなくてもいいのではないかと思っています。変更点に加えた方がよろしければ加えますが、どうされますか。文案「文献を記載する順序は、著者名別の五十音順またはアルファベット順、版年順等の順序で統一することが考えられます。
著者名は、姓を先行させ、姓が同じ場合は名前で順序をつけます。同一著者は年代順にしてください」--宇井木辺出夫(会話) 2016年11月22日 (火) 15:15 (UTC)- 私は、書籍については出典として多く使った重要なものから順に並べ、論文雑誌記事等の場合は、雑誌ごとに発行年順ということが多いです。その文案で、あくまで方法の案だということが明確になっていると思うので、賛同します。--Tam0031(会話) 2016年11月23日 (水) 13:53 (UTC)
- コメント「この方法以外は認めない」というのでも無い限り、いいのではないでしょうか。私の場合は大筋でTam0031さんと一緒で、中心的な出典を上に、残りは発行年順に並べる事が多いです。文献の分野が幅広い場合には、分野別に固めたりもしますね。まあ「紙ベースの論文」と「ネット上のサイト」が同じ形式でなければいかん、ということもないので、ネット上のサイトらしい工夫をしてもいいとは思います。たとえば、きっと誰も賛同しないでしょうけど、ソート可能な表形式で並べておいて、著者順、題名順、発行年順、など自由に並べ替えできるようにするとか。--柒月例祭(会話) 2016年11月23日 (水) 14:58 (UTC)
- コメントありがとうございます。「重要だった順」は主観的な判断が入ると思いますので、実際問題そうされているにしても、規定にはしづらいですね。例えば別の編者の方が、参考文献一覧にないものの「重要な」参考文献を見つけて加筆したとき、どの位置に追加すればいいかわかりませんし、読む側も「これ一体何順なの?」みたいに思うと思います(ただしかし、あまり重要でない出典は脚注止まりにして参考文献一覧に記さない、などいろいろやり方はあると思います)。また紙ベースとネット上とでルールが違って…というところは同感で、私の場合は脚注と内部リンクさせておけば参考文献一覧はソートしなくてもいいのではないか、くらいに考えております。ということで、ご意見を反映して、論点を追加し、「版年順」は「発行年順」に改め、「読者が探しやすい」の文言を追加して、改訂案を修正しました。--宇井木辺出夫(会話) 2016年11月24日 (木) 07:42 (UTC)
ご提案の整理の方向自体には賛成なんですが、ちょっと細かいことになりますが、短縮脚注参照法を個別参照法の一種である、と位置付けるようにしてほしいなと思います。具体的に要望を言うと、
- 個別参照法セクション直下に、宇井木辺出夫さんが英語版から翻訳したような文章、例えば「個別参照法とは、文章の近くにその文章の内容を支持する出典を記す方法をいいます。」といった文章を追加する
- 短縮脚注参照法のセクションを、個別参照法セクションのサブセクションの位置に移動する
- 短縮脚注参照法セクションの最初の1行を、例えば「個別参照法の一種で、出典注(脚注)と参考文献の一覧を併記して、脚注をハーバード方式などの方式によって短縮表記する方法です。閲覧しやすさを損なわずに正確性を確保することができます。」といった具合の文面にする
という風に提案を変更してほしいということです。今の短縮脚注参照法という語は、英語版で言うところのShort citationsとParenthetical referencingを包括する概念になるかと思いますが、英語版でも目次などを見てもらえればわかるとおり、Short citationsとParenthetical referencingは個別参照法(Inline citations)に属するものとして位置づけられています。他に必要がなければ英語版と言葉の概念を合わせておいたほうが無難で混乱がないと思います。他の方針・ガイドラインで「脚注や括弧書きによる出典が必要」とか書かれているときにも、個別参照法にリンクするだけ済みます。--Yapparina(会話) 2016年12月10日 (土) 22:57 (UTC)
コメント おおむね賛成ですが、私も、上のYapparinaさんのご意見と同じく、短縮脚注参照法は個別参照法の一種という位置付けで説明していただきたいと思います。具体的な書き方についてはYapparinaさんのご提案どおりでよいと思います。
もう一つ気になる部分は、総合参照法の5にある、「ISBNや・・・の参照番号を付せば、参考文献の信頼性の裏付けに役立つでしょう。」という文面です。言うまでもないことですが、ISBNをはじめとする各種の参照番号は、単なるデータ管理のためのものであり、資料の信頼性を保障するものではありません。自費出版物にだって申請すればISBNを付けることはできますから。参照番号はむしろ検索性や書誌情報の補完などに役立つ情報です。たとえば、同じ著者による同じタイトルの本(つまり実質的に「同じ本」)が同じ出版社から複数の版(ハードカバ版ーと文庫版と新書版など)で出版されているとか、同じ版でも改定新版になっているとか、マンガのように別レーベル版が存在するような場合、たいがいISBNは変わるので(変らない場合もありますが)、書誌情報に版やレーベルなどの情報が書かれてなくても参照番号が書かれていれば、出典に使われた版を特定する助けにはなると思います。そこで、この部分は「ISBNや・・・の参照番号を付せば、参考文献の検索や版の特定などに役立つでしょう。」とするのがよいと思います。あるいはもっと単純に「読者の利便性に役立つでしょう」でも良いかもしれません。何にせよ「参照番号が・・・信頼性の裏付け」という記述はいただけません。
この二点についてはぜひ改定をお願いしたいと思います。--Loasa(会話) 2016年12月11日 (日) 03:36 (UTC)
- コメントありがとうございます。Loasaさんの2点目はご指摘をふまえ改訂案を修正しました。YapparinaさんとLoasaさんの1点目のご指摘については「短縮脚注参照法」の指示内容を明確にすることを含めて、少し推敲させてください。用語の整理については、個別参照法の内訳に短縮参照法(short citation)があり、短縮参照法には短縮参照が本文中の括弧書きに記される場合(日本語訳「本文中括弧書き参照法」? Parenthetical referencing)と、脚注に記される場合(短縮脚注参照法 shortened footnotes)があり、前者は参考文献一覧の完全参照(full citation)情報を参照する一択、後者は既出の脚注に記した完全参照情報を参照する場合と、参考文献一覧の完全参照情報を参照する場合がある、また短縮参照を参考文献一覧で補完する場合、その参考文献一覧は総合参照法による参考文献一覧とは区別すべきとされている、と理解しました。それでそうした細かいことをどうしたら簡潔に説明できるか少し考えてみます。--宇井木辺出夫(会話) 2016年12月13日 (火) 15:54 (UTC)
「個別参照法」はウィキペディアで以前から使用されていますが、「総合参照法」とか「短縮脚注参照法」などという呼び方は、宇井木辺出夫氏による創作(英語の直訳)、となりますよね? 「総合参照法」とか「短縮脚注参照法」という造語は使用せずに、「個別参照法」、「本文中に注釈を挿入する」、「記事末尾に参考文献を記載する」などの従来の区分けのなかで、詳細を説明したほうがベターでしょう。「総合参照法」などというなにがなんだかまったく想像できない呼び方を創作するよりは、従来通り「記事末尾に参考文献を記載する」として説明がなされていたほうが、まだ、混乱を招かないと考えます。書誌学で使用されている呼び方などを参考とし、造語は作成しない方向で検討し直した方が良いと考えます。--Husa(会話) 2016年12月24日 (土) 07:16 (UTC)
- 個人的には、これらに関しては造語を導入したほうがむしろ良いかなという結論に至っています。以前に「個別参照法」という語に疑問を抱いて、ウィキペディア外部で正当に使われているこういった出典掲示方法の呼び名はないかを、general referenceに対応する日本語とかも含め、少し調べてみたんですがピッタリ合致するものはどうも無いようです。かといって、呼び名を与えずに毎回毎回「記事末尾に参考文献を記載して、それぞれの文との関係は明示しない方法」とか「記事末尾に参考文献情報の詳細を書き、その省略形をそれぞれの文の直近に脚注、括弧書きなどで示す方法」とか書いているとどうにも面倒です。そういうわけで現在のところ私は、「○○という方法を個別参照法/短縮脚注参照法/総合参照法とウィキペディア日本語の中で呼んでいます。」と文書中で造語であることをはっきり述べたうえで、外部でもそう呼ぶと勘違いさせないような形であれば、新たなウィキペディア日本語版用語として導入してしまった方が良さそうだという考えを持っています。日本語版の方針やガイドラインは英語版が下地になることも多いですので、inline citationやgeneral referenceに該当する語を持っていないとWikipedia名前空間文書の体系化や整理がやりづらいんじゃないかなと思っています。今の「個別参照法/短縮脚注参照法/総合参照法」という語にこだわりは無いので、より良い名称があればそれでもいいです。--Yapparina(会話) 2016年12月26日 (月) 13:22 (UTC)
英語版に対応する日本語を設定する前提で考えますと、「「Inline citation」は、「本文中に注釈を入れる方法(inline citation)」という意味で使用する際は「インライン引用」と呼んだほうがわかりやすいのではと考えます。ウィキペディアで採用しているインライン引用「Inline citation」を「個別参照法」と呼ぶということで、「Inline citation」は「インライン引用」と「個別参照法」の両方の概念を含んでいるということになり、従来の表記との整合性がとれます。
「末尾に記事全体に関する参考文献として一覧で挙げる方法、記事末尾に参考文献を記載する(general reference)」をあえて訳すとすれば、「一般的なリファレンス」、「一般的な参照(法)」、「書誌的引用(法)」等のほうが、「総合的」よりはしっくりくるように思います。いわゆる書籍などで一般的に巻末に参考文献が羅列されるケースを想定しやすいでしょう。「短縮脚注参照 (Shortened footnotes)」は、従来通り、「短縮脚注参照」のままとし、「〜法」は不要ではないでしょうか。
まとめますと、inline citationをインライン引用、ウィキペディアにおける方法を従来通り「個別参照法」とし、general referenceは「一般的なリファレンス」、「一般的な参照(法)」、「書誌的引用(法)」等のいずれか、Shortened footnotesは、従来通り、「短縮脚注参照」となります。
宇井木辺出夫氏案の「個別参照法」は、英語版のinline citationとも、従来の「個別参照法」とも異なった概念として捉えられているようですので、英語版の単語と対応する日本語を作成するのであれば、英語版と大きく異なる概念として捉えておられる宇井木辺出夫氏の本文案を採用することは適切ではないと考えます。個別参照法の一方式である、Shortened footnotesを、「短縮脚注参照法」として、並列的に記述してしまうことが、最も混乱しやすいでしょう。宇井木辺出夫氏の「短縮脚注参照法」を読んだところでまったく運用できないため、必要があればWikipedia:出典テンプレート#短縮脚注参照に加筆するなどのほうが、利用者にとってわかりやすいのではないでしょうか。
従来の記述と宇井木辺出夫氏案を比較しても、全体的に従来の記述のほうが優れていると思うのですが、あえて、宇井木辺出夫氏の案に改訂するメリットも十分に理解できません。名称を新たに設定するのであれば、「記事末尾に参考文献を記載する」を「一般的なリファレンス」、「一般的な参照(法)」、「書誌的引用(法)」のいずれかとする程度で大幅な改定をする必要はないと考えます。ましてや、Wikipedia:出典を明記する/個別参照法→Wikipedia:出典を明記する/短縮脚注参照法などに改名してしまったら、宇井木辺出夫氏のいう短縮脚注参照法に該当しない個別参照法を除去なり、分割なりしなくてはならないとか、Wikipedia:出典テンプレート#短縮脚注参照との重複記載になるとか、様々な問題が新たに発生してしまいます。
具体的に比較しても、Wikipedia:出典を明記する#記事末尾に参考文献を記載するの従来の表記が「参照すべき場所、範囲を明確に示す。通常はページ番号を付記する。」であるのに対し、宇井木辺出夫氏案は「参照する箇所、範囲を正確に示すようにします。通常はページ番号を付記します。」となっています。「参照すべき場所」のほうが「参照する箇所」より文意が明確ですし、「範囲を明確に示す」のほうが「範囲を正確に示すようにします」よりも簡潔で主旨を適切に表現していると感じます。
ちなみに、提案者についてですが、方針やガイドラインについて無理解が目立つ行動をとられている一方で(Wikipedia:コメント依頼/宇井木辺出夫)、他人への執筆スタイルの押しつけ(ノート:後藤新平#大量の除去行為について、[3])の強い方であると感じております。そのため、他のページと整合性がとれず混乱を生むような提案をなさったり、また、「明確に」を「正確に示すように」へ変更しようとされるなど、自身の好むスタイルでない場合には、「正確に記述してください」などと注意してまわる等の根拠を捻出されている等の危険性を強く懸念しております。以前、宇井木辺出夫氏は、著書に書いてある正確な記述を行うべきだ、などと主張し、中立的な観点に著しく反する記述に固執されていた経緯を考えると(ノート:日本の降伏#無条件降伏)、自身が信じるイデオロギー・思想等をもつ著者が書いた中立的な観点を損なう記述を、ウィキペディアに既成事実として反映定着させるために、「正確に」などと改定されたいのではなかろうか、とも感じられます。そういう経緯もあるので、おそらく、どこかに爆弾が仕掛けられているであろう(「明確に」を「正確に示すように」へ変更する等)宇井木辺出夫氏案は、廃案とすることを強く提案いたします。同主旨の提案であっても、方針やガイドラインを理解している他の利用者からの提案を妨げるものではありません。--Husa(会話) 2016年12月27日 (火) 05:03 (UTC)
- コメント具体的な内容や細かいことはおまかせしますが、「ウィキペディア専用造語」を作るならば、それがウィキペディア専用語であることがはっきりわかるようなものにして欲しいなあと思います。WP:Nの「Notability」と「特筆性」では、一般文脈における「これは特筆に値するよ」の意味で「特筆性がある」と発言してしまう例が多発していて、そのことが特筆性をめぐる議論を混乱させていると思うからです。誰も賛成しないでしょうけど、私だったら「ウィキペディアA方式」「ウィキペディアB方式」みたいな表現のほうがいいなあ。「[[WP:CITEA]]」、「[[WP:CITEB]]」みたいなショートカットを作って「[[WP:CITEA|なんちゃら参照法]]」でもいいですけれど。--柒月例祭(会話) 2016年12月27日 (火) 05:36 (UTC)
反対 改訂案中の次の文言に疑問を感じました。「個別参照法は正確性に優れていますが、閲覧しづらいものとなることがあります」「脚注をハーバード方式などの方式によって短縮表記する方法を利用すれば、閲覧しやすさを損なわずに正確性を確保することができます。この方法は、個別参照法において、同一著者による異なる著書や、同一書籍中の異なる箇所(ページ)を繰り返し参照する場合に生じる、脚注一覧の閲覧しにくさの問題を解消するために役立ちます」。これらの文章から考えると、この改訂案には(宇井木辺出夫さんの案の用語でいう)「個別参照法」を否定し、「短縮脚注参照法」のみを認めることにしようという意図があるのではないでしょうか。また、この提案の直前に、宇井木辺出男さん自身が関わったノート:徳川義親における論争の経緯を踏まえますと、論争をご自身に有利なように進めるための改訂案である可能性も否定できません。--伊佐坂安物(会話) 2016年12月27日 (火) 08:36 (UTC)
- 伊佐坂安物さんが仰るような意図はないというか、方向性としてはむしろ、多様な参照スタイルを許容し、スタイルのみの編集は行なわないようにすべきだ、と思っています。ノート:徳川義親で揉めた原因は、私がQuark Logoさん編集を「記事の品質向上に貢献しない独断的なスタイル改変(WP:VAN)」を理由に差し戻したからで、同氏と議論が折り合わなかった一因は、氏がWP:LAY#注と出典に「補足注と出典注は分けても分けなくてもいい」旨の規定があるにもかかわらず、Help:脚注#注釈リストと出典リストを分離したいときの規定に基づいて、補足注と出典注を区分するスタイルを「優れたもの」であり「脚注の数が多くなる場合には補足注と出典注を区分すべきだ」と主張されていたからだと思いますが、そういう風な、参照スタイルに優劣をつけて、記事内容を加筆するわけでもないのに、スタイルを「劣ったものから優れたものにしてやる」的な編集を最初からしないようにしてもらうのに、英語版のen:Wikipedia:Citing sources#Variation in citation methodsのように参照スタイルの多様性を認めるような規定が本記事にもあった方がいいのではないかな、と思っております。以上は私が思っているだけで、今回のご提案は、その話とも直接関係がなく、日本語版の本記事では「個別参照」の語が「短縮脚注参照」にあたる訳語のように用いられていて、混乱が生じていると思うので、他の用語の語義も含めて、英語版との対応関係が正しくなるように修正したい、というご提案です。
- それで、まだ各位のご意見を反映した改訂案のご提示を保留している状態ですが、Wikipedia:管理者伝言板/投稿ブロック/ソックパペット#ログインユーザーの件で上でコメントされている利用者:Husa(会話 / 投稿記録 / 記録)さんの多重アカウントの不正使用疑惑の議論に加わったことや、Quark Logoさんとの議論がこじれたこと等々から、Wikipedia:コメント依頼/宇井木辺出夫が提出され、Wikipedia:投稿ブロック依頼/宇井木辺出夫も提出されておりますので、投稿が出来なくなってしまうかもしれません。伊佐坂さんからは2度にわたりコメント依頼への対処をご案内いただき、ありがたく思っておりますが、私の到らない所ということで、第三者の皆様が議論して、投稿ブロック妥当と結論されるのであれば仕方ないかなと思っております。これまでご意見いただいた各位には、結局改訂を実現できず、大変申し訳ございませんでした。先にお詫びしておきます。--宇井木辺出夫(会話) 2016年12月29日 (木) 16:08 (UTC)
- 返信 (宇井木辺出夫氏宛) - この期に及んで、また暴言ですか。ノート:徳川義親のどこを読んでも「劣ったものから優れたものにしてやる」なんて誰も言ってないので、宇井木辺出夫氏の勝手な思い込みと言わざる得ません。そういう言ってないこと、見えないことを勝手に妄想されて、言われても困ります。そして宇井木辺出夫氏が分けない編集を否定したことは一度もなく、私が注釈と脚注を分けたのを差し戻すなと言っていただけです。それが不正な差し戻しだからなのです。他人の編集判断は荒らしではないのです。ノート:徳川義親で(意見募集の)コメント依頼をしたときも、宇井木辺出夫氏に賛同した人は一人もいなかったのであって、独善的なのはまさしく宇井木辺出夫氏の方なのですよ。ほんとうに誰1人もいないわけですから・・・。宇井木辺出夫氏が分けないのは勝手ですが、私は分けるわけで、他の編集者がした分けるという編集を荒らし呼ばわりして差し戻したから強く批判されているのです。誰1人として、宇井木辺出夫氏に注釈と脚注を分ける編集を強要していません。過剰な差し戻しをするな、と言っているだけ。当たり前のこと。分けなくてもいいが、他人の編集を妨害すれば、宇井木辺出夫氏が妨害編集者として批判を受けるのが当然です。「読みづらいし、編集しづらくて嫌だから使わないようにしている」だけという宇井木辺出夫氏が使わないのは結構。しかし他人の妨害をする権限はないということを理解できていないから、そういう編集姿勢が積もり積もってこうなったというのはまさに自業自得です。多様性というものの、宇井木辺出夫氏のこれまでの主張はその対極にあります。タグの使い方までノート:徳川義親で口出ししていていた人なので、多様性に寛容であるべきだと思っていたとは、呆れました。多様性というよりも、自分の編集方法以外を不当と思っていたのが、宇井木辺出夫氏であったと認識していますし、そのためには手段を選ばず、ありもしないガイドラインやらを持ち出して苦しい抗弁していた。ガイドラインも方針も他の利用者も尊重しないで、そんなことをやらかしたら追放されても致し方ないでしょう。ちなみに下の改名議論のリンク先が正しくなかったことも、投票をパスするために宇井木辺出夫氏の故意でやったのではないかと当然疑っています。--Quark Logo(会話) 2016年12月30日 (金) 02:00 (UTC)
- 宇井木辺出夫さんへ、こちらの「宇井木辺出夫(会話) 2016年12月29日 (木) 16:08 (UTC)」の発言について、会話ページにてコメントを入れておきました。ご確認ください。--湖紫陽(会話) 2016年12月30日 (金) 02:47 (UTC)
- 個別参照法初案作成者のakanijiです。みなさんこんにちは。上の方で、inline citation, shortened footnotesの訳語として個別参照法等云々の話が出ていましたが、「個別参照法」は「本文中や脚注内から(レイアウトの指針でいう)文末付録の各文献を個別に指し示す」という意味で作った用語で、inline citationと対応する訳語と考えてのものです。改名議論の方にも同じような意見を書きました。ご確認いただきたいと思います。…思えば、個別参照法の制定時にめんどくさがってGENREFの手当てをしなかったのが、いろいろな問題を生んでいるような気がして、申し訳ないです。遅ればせながら、GENREFを含めた改定案を作ってみました:user:akaniji/Wikipedia:出典を明記する。仕切り直しの参考までに、ご覧いただければ幸いです。--Akaniji(会話) 2016年12月30日 (金) 09:20 (UTC)
- 返信 (宇井木辺出夫氏宛) - この期に及んで、また暴言ですか。ノート:徳川義親のどこを読んでも「劣ったものから優れたものにしてやる」なんて誰も言ってないので、宇井木辺出夫氏の勝手な思い込みと言わざる得ません。そういう言ってないこと、見えないことを勝手に妄想されて、言われても困ります。そして宇井木辺出夫氏が分けない編集を否定したことは一度もなく、私が注釈と脚注を分けたのを差し戻すなと言っていただけです。それが不正な差し戻しだからなのです。他人の編集判断は荒らしではないのです。ノート:徳川義親で(意見募集の)コメント依頼をしたときも、宇井木辺出夫氏に賛同した人は一人もいなかったのであって、独善的なのはまさしく宇井木辺出夫氏の方なのですよ。ほんとうに誰1人もいないわけですから・・・。宇井木辺出夫氏が分けないのは勝手ですが、私は分けるわけで、他の編集者がした分けるという編集を荒らし呼ばわりして差し戻したから強く批判されているのです。誰1人として、宇井木辺出夫氏に注釈と脚注を分ける編集を強要していません。過剰な差し戻しをするな、と言っているだけ。当たり前のこと。分けなくてもいいが、他人の編集を妨害すれば、宇井木辺出夫氏が妨害編集者として批判を受けるのが当然です。「読みづらいし、編集しづらくて嫌だから使わないようにしている」だけという宇井木辺出夫氏が使わないのは結構。しかし他人の妨害をする権限はないということを理解できていないから、そういう編集姿勢が積もり積もってこうなったというのはまさに自業自得です。多様性というものの、宇井木辺出夫氏のこれまでの主張はその対極にあります。タグの使い方までノート:徳川義親で口出ししていていた人なので、多様性に寛容であるべきだと思っていたとは、呆れました。多様性というよりも、自分の編集方法以外を不当と思っていたのが、宇井木辺出夫氏であったと認識していますし、そのためには手段を選ばず、ありもしないガイドラインやらを持ち出して苦しい抗弁していた。ガイドラインも方針も他の利用者も尊重しないで、そんなことをやらかしたら追放されても致し方ないでしょう。ちなみに下の改名議論のリンク先が正しくなかったことも、投票をパスするために宇井木辺出夫氏の故意でやったのではないかと当然疑っています。--Quark Logo(会話) 2016年12月30日 (金) 02:00 (UTC)