WWWA世界タッグ王座(スリーダブリュー・エーせかいタッグおうざ)は、全日本女子プロレスが管理、WWWAが認定していた王座。「WWWA」は「World Women's Wrestling Association(世界女子レスリング協会)」の略。

WWWA世界タッグ王座
詳細
管理団体 全日本女子プロレス
創立 1971年6月30日
廃止 2005年4月17日
統計
初代王者 京愛子&ジャンボ宮本

歴史

編集

1971年WWWAが王座認定組織「AGWA」を吸収。6月30日、WWWAが最後のAGWAインターコンチネンタルタッグ王者であった京愛子&ジャンボ宮本組を初代王者に認定。同日、全日本女子の放映権を持っていたNETテレビの番組「23時ショー」で京&宮本組対パティ・オハラ&テキサス・レッド組戦が放送されて、勝利した京&宮本組の初代王者認定式が行われたが試合に対する不満を理由に返上。7月1日、京&宮本組対オハラ&レッド組による第2代王座決定戦が行われてオハラ&レッド組が第2代王者になった。

創設当初は毎興行のようにタイトルマッチが行われる「お飾り」の要素が強いものだったが、後に価値の向上が図られてビューティ・ペアが登場して以降の女子プロレスブームの際には「最高峰のタッグ王座」と呼ばれていた。

ほとんどのタイトルマッチが60分3本勝負で行われていた。ただし、王座決定戦は60分1本勝負で行われる場合もあった。

2005年4月17日全日本女子プロレスの解散により封印。

歴代王者

編集
歴代 タッグチーム 戴冠回数 獲得日付 獲得場所
(対戦相手・その他)
初代 京愛子&ジャンボ宮本 1 1971年6月30日 NETスタジオ
WWWAが王者に認定
1971年6月30日のパティ・オハラ&テキサス・レッド戦で試合に対する不満を理由に返上
第2代 パティ・オハラ&テキサス・レッド 1 1971年7月1日 大田区体育館
京愛子&ジャンボ宮本
第3代 ジャンボ宮本&マキシ村田 1 1971年7月6日 福山市体育館
第4代 マリー・バグノン&ジェーン・シャーレル 1 1971年9月30日 川崎市体育館
第5代 京愛子&ジャンボ宮本 2 1971年10月5日 千葉県体育館
第6代 マリー・バグノン&ジェーン・シャーレル 2 1971年10月6日 新潟市体育館
第7代 ジャンボ宮本&星野美代子 1 1971年10月30日 岡山武道館
第8代 マスクド・リー&シャロン・リー 1 1972年3月15日 愛知県体育館
第9代 ジャンボ宮本&星野美代子 2 1972年3月21日 長崎市体育館
第10代 マスクド・リー&フラワー・パワー 1 1972年4月25日 広島県立体育館
第11代 ジャンボ宮本&星野美代子 3 1972年4月26日 大阪府立体育館
第12代 マスクド・リー&オパール・アンストン 1 1972年7月22日 入間市青果市場
第13代 京愛子&ジャンボ宮本 3 1972年7月26日 春日部駅前広場
第14代 マスクド・リー&シルビア・ハックニー 1 1972年9月18日 室蘭市新日鐵体育館
第15代 ジャンボ宮本&赤城マリ子 1 1972年10月11日 熊本市体育館
第16代 マスクド・リー&パナマ・フランコ 1 1972年11月7日 豊田市体育館
第17代 ジャンボ宮本&赤城マリ子 1 1972年11月17日 川崎市体育館
第18代 マスクド・リー&プリンセス・ウォー・スター 1 1973年1月24日 四日市市体育館
第19代 ジャンボ宮本&赤城マリ子 2 1973年2月2日 岡山武道館
第20代 マスクド・リー&ジャッキー・ウエスト 1 1973年3月17日 和歌山県立体育館
第21代 ジャンボ宮本&赤城マリ子 3 1973年3月22日 広島県立体育館
第22代 マスクド・リー&サンディ・パーカー 1 1973年6月11日 佐世保市体育館
第23代 ジャンボ宮本&赤城マリ子 4 1973年6月25日 大船渡青果市場
第24代 マスクド・リー&サンディ・パーカー 2 1973年7月17日 横浜文化体育館
第25代 ジャンボ宮本&赤城マリ子 5 1973年7月24日 愛知県体育館
第26代 マスクド・リー&リタ・マレス 1 1973年9月7日 長崎国際体育館
第27代 星野美代子&ペギー黒田 1 1973年9月30日 姫路厚生会館
第28代 マスクド・リー&ワニタ・デ・ホヨス 1 1973年10月8日 都城市体育館
第29代 赤城マリ子&ペギー黒田 2 1973年10月12日 熊本市体育館
第30代 サラ・リー&シルビア・ハックニー 1 1973年11月16日 福島県体育館
第31代 赤城マリ子&ペギー黒田 3 1973年12月4日 大阪府立体育館
第32代 シャロン・リー&ジャッキー・ウエスト 1 1974年1月7日 新潟県体育館
第33代 赤城マリ子&ペギー黒田 4 1974年1月17日 鹿児島県体育館
第34代 シャロン・リー&ジャッキー・ウエスト 2 1974年2月15日 広島県立体育館
第35代 赤城マリ子&佐々木順子 1 1974年2月16日 尾道市体育館
第36代 パーラ・ニエト&ジャッキー・ウエスト 1 1974年3月21日 東大阪市立中央体育館
第37代 赤城マリ子&佐々木順子 2 1974年3月22日 和歌山県体育館
第38代 パーラ・ニエト&ジャッキー・ウエスト 2 1974年4月6日 富山市体育館
第39代 ペギー黒田&佐々木順子 1 1974年4月24日 熊本市体育館
第40代 ジーン・アントン&サンディ・パーカー 1 1974年5月16日 静岡駿府会館
第41代 ペギー黒田&佐々木順子 2 1974年5月21日 高知県民体育館
第42代 ベティ・ニコライ&サンディ・パーカー 1 1974年6月3日 岐阜市民センター
1974年6月返上
第43代 赤城マリ子&佐々木順子 3 1974年6月5日 愛知県体育館
ジーン・アントン&サンディ・パーカー
第44代 ベティ・ニコライ&サンディ・パーカー 2 1974年6月14日 盛岡体育館
第45代 ジャンボ宮本&佐々木順子 1 1974年6月28日 秩父宮記念体育館
第46代 ベティ・ニコライ&サンディ・パーカー 3 1974年6月29日 伊勢原市青果市場
第47代 赤城マリ子&佐々木順子 4 1974年7月9日 大阪府立体育館
第48代 ベティ・ニコライ&サンディ・パーカー 4 1974年7月21日 滝川市青少年体育センター
第49代 柳みゆき&赤城マリ子 1 1974年7月28日 室蘭市新日鐵体育館
第50代 ジーン・アントン&サンディ・パーカー 1 1974年7月30日 水沢市体育館
第51代 ジャンボ宮本&赤城マリ子 6 1974年8月5日 大田区体育館
第52代 パナマ・フランコ&ジャッキー・ウエスト 1 1974年8月24日 九電記念体育館
第53代 ジャンボ宮本&赤城マリ子 7 1974年9月3日 広島県立体育館
第54代 ジェーン・シャーレル&ジャッキー・ウエスト 1 1974年9月29日 御坊市体育館
第55代 ジャンボ宮本&佐々木順子 2 1974年10月2日 高松市体育館
第56代 ミスZ&ジェーン・シャーレル 1 1974年10月31日 徳山市体育館
第57代 赤城マリ子&佐々木順子 5 1974年11月20日 松本市体育館
第58代 ミスZ&シルビア・ハックニー 1 1975年1月9日 千葉公園体育館
1975年2月にシルビア・ハックニーがWWWA世界シングル王座に挑戦するため返上
第59代 ジャンボ宮本&赤城マリ子 8 1975年3月1日 足立区体育館
シャロン・リー&シルビア・ハックニー
第60代 リーナ・マニャーニ&ローラ・ガルシア 1 1975年4月3日 福井市体育館
第61代 赤城マリ子&マッハ文朱 1 1975年4月15日 愛知県体育館
1975年7月31日にマッハ文朱が負傷のため返上
第62代 赤城マリ子&マッハ文朱 2 1975年9月18日 熊本市体育館
1976年2月にマッハ文朱が引退のため返上
第63代 ビューティ・ペア
ジャッキー佐藤&マキ上田
1 1976年2月24日 後楽園ホール
ソニア・オリアーナ&シルビア・ハックニー
第64代 ユカリ・レンチ&ジャッキー・ウエスト 1 1976年5月27日 川崎市体育館
1976年6月にユカリ・レンチが異種格闘技戦に専念するため返上
第65代 ビューティ・ペア
(ジャッキー佐藤&マキ上田)
2 1976年7月17日 田園コロシアム
1977年3月18日の池下ユミ&阿蘇しのぶ戦後に王座預かり
第66代 ブラック・ペア
池下ユミ&阿蘇しのぶ
1 1977年4月11日 広島県立体育館
ジャッキー佐藤&マキ上田
第67代 ジャッキー佐藤&ナンシー久美 1 1977年7月29日 田園コロシアム
1977年11月1日にジャッキー佐藤がWWWA世界シングル王座を獲得したため返上
第68代 ゴールデン・ペア
(ナンシー久美&ビクトリア富士美
1 1978年2月6日 大阪府立体育館
第69代 クイーンエンジェルス
トミー青山&ルーシー加山
1 1978年8月9日 日本武道館
第70代 ブラック・ペア
(池下ユミ&マミ熊野
2 1979年4月6日 後楽園ホール
第71代 ナンシー久美&ルーシー加山 1 1980年2月5日 大阪府立体育館
第72代 横田利美&堀あゆみ 1 1980年12月17日 愛知県体育館
1981年1月4日に横田利美がWWWA世界シングル王座に挑戦するため返上
第73代 ナンシー久美&堀あゆみ 1 1981年2月25日 横浜文化体育館
デビル雅美&マミ熊野
第74代 ミミ萩原&大森ゆかり 1 1981年11月9日 沖縄県立奥武山公園体育館
第75代 デビル雅美&タランチェラ 1 1982年8月10日 福山市体育館
1983年空位
第76代 ダイナマイト・ギャルズ
(ジャンボ堀&大森ゆかり)
1 1983年6月17日 旭川市総合体育館常磐分館
デビル雅美&タランチェラ
第77代 クラッシュ・ギャルズ
ライオネス飛鳥&長与千種
1 1984年8月25日 後楽園ホール
第78代 ダンプ松本&クレーン・ユウ 1 1985年2月25日 大田区体育館
1985年4月にクレーン・ユウが引退のため返上
第79代 クラッシュ・ギャルズ
(ライオネス飛鳥&長与千種)
2 1985年5月16日 大宮スケートセンター
ダンプ松本&ブル中野
1985年12月に長与千種が負傷のため返上
第80代 ジャンピング・ボム・エンジェルス
山崎五紀&立野記代
1 1986年1月5日 後楽園ホール
ブル中野&コンドル斉藤
第81代 クラッシュ・ギャルズ
(ライオネス飛鳥&長与千種)
3 1986年3月20日 大阪城ホール
第82代 ダンプ松本&ブル中野 1 1986年8月23日 川崎市体育館
1987年空位
第83代 宇野久子&堀田祐美子 1 1987年4月15日 大田区体育館
レイラニ・カイ&ジュディ・マーティン
第84代 レッドタイフーンズ
小倉由美&永堀一恵
1 1987年4月27日 大阪府立体育会館
第85代 ブル中野&コンドル斉藤 1 1987年10月20日 大田区体育館
1988年1月5日の堀田祐美子&西脇充子戦後に空位
第86代 ブル中野&グリズリー岩本 1 1988年2月25日 川崎市体育館
堀田祐美子&西脇充子
第87代 ファイヤージェッツ
(堀田祐美子&西脇充子
1 1988年7月19日 大田区体育館
第88代 カルガリータイフーンズ
(小倉由美&小松美加
1 1988年8月25日 川崎市体育館
第89代 クラッシュ・ギャルズ
(ライオネス飛鳥&長与千種)
4 1989年3月4日 後楽園ホール
1989年5月6日に長与千種が引退のため返上
第90代 マリンウルフ
(北斗晶&みなみ鈴香
1 1989年6月18日 後楽園ホール
グリズリー岩本&バイソン木村
第91代 ファイヤージェッツ
(堀田祐美子&西脇充子)
2 1989年7月19日 大田区体育館
第92代 アジャコング&グリズリー岩本 1 1989年12月9日 後楽園ホール
第93代 マリンウルフ
(北斗晶&みなみ鈴香)
2 1990年2月9日 大阪府立体育会館
第94代 アジャコング&バイソン木村 1 1990年12月9日 後楽園ホール
1991年1月11日のブル中野&井上京子戦後に返上
第95代 アジャコング&バイソン木村 2 1992年1月5日 後楽園ホール
堀田祐美子&北斗晶
第96代 豊田真奈美&山田敏代 4 1992年3月20日 後楽園ホール
第97代 ダイナマイト関西&尾崎魔弓 1 1993年4月11日 大阪府立体育会館
第98代 豊田真奈美&山田敏代 3 1993年12月6日 両国国技館
第99代 W井上
井上京子&井上貴子
1 1994年10月9日 川崎市体育館
1995年1月3日に第100代王座決定トーナメントを推奨して返上
第100代 W井上
(井上京子&井上貴子)
2 1995年3月21日 大阪城ホール
豊田真奈美&長谷川咲恵
第101代 北斗晶&下田美馬 1 1995年9月24日 川崎市体育館
第102代 W井上
(井上京子&井上貴子)
3 1996年1月22日 大田区体育館
第103代 スイートハーツ
(豊田真奈美&下田美馬)
1 1996年6月22日 札幌中島スポーツセンター
第104代 渡辺智子&前川久美子 1 1997年1月20日 大田区体育館
第105代 三田英津子&下田美馬 1 1997年6月18日 札幌中島スポーツセンター
1998年1月9日返上
第106代 ZAP-I&ZAP-T 1 1998年4月12日 後楽園ホール
井上貴子&前川久美子
第107代 三田英津子&下田美馬 2 1999年7月10日 フジテレビ屋上庭園
第108代 渡辺智子&前川久美子 2 1999年12月8日 国立代々木競技場第二体育館
2000年5月20日返上
第109代 ナナモモ
高橋奈苗&中西百重
1 2000年7月16日 フジテレビ屋上庭園
下田美馬&三田英津子
第110代 三田英津子&下田美馬 3 2001年1月4日 後楽園ホール
第111代 渡辺智子&高橋奈苗 1 2001年7月27日 国立代々木競技場第二体育館
第112代 井上貴子&風間ルミ 1 2002年1月4日 後楽園ホール
第113代 ナナモモ
(高橋奈苗&中西百重)
2 2002年7月6日 大田区体育館
第114代 三田英津子&下田美馬 4 2002年11月29日 東京武道館
2002年12月23日に「タッグリーグ・ザ・ベスト」の優勝を逃したのを理由に返上
第115代 下田美馬&井上貴子 1 2003年1月3日 後楽園ホール
中西百重&納見佳容
第116代 三田英津子&高橋奈苗 1 2003年4月20日 後楽園ホール
第117代 渡辺智子&前川久美子 2 2003年6月1日 札幌テイセンホール
第118代 W井上
(井上京子&井上貴子)
4 2003年9月15日 後楽園ホール
第119代 高橋奈苗&浜田文子 1 2004年1月3日 後楽園ホール
2004年6月6日の前川久美子&堀田祐美子戦で仲間割れが起きたため王座預かり
第120代 Wコング
(アジャコング&アメージング・コング
1 2004年10月6日 後楽園ホール
高橋奈苗&Hikaru
2005年4月17日封印